今日のまゆーら

  なっとうさんがね・・

2010年06月05日

今日の文庫は、妙ちゃんとさやちゃんの他は
お客はあいかちゃん一人だけ。

珍しく貸し切りになった文庫で、あいかちゃんと
せっせと折り紙に励む。

忍者手裏剣や、星の箱などを作るそばから、
さやちゃんが口に入れるので大変だ。

さやちゃんは、机兼用になっている本棚の中を
くぐり抜けるのを覚えたので、何度もトンネルくぐりを
しているが、通るたびに頭をコツコツ…

大丈夫かぁ、と言いながら見ていると、
ぶつけたことを忘れるのか、懲りずに何度でも
やる所はうちのネコそっくり。

「ネコの脳みそは一日一粒、使い切りタイプ。」
と言ったら、妙ちゃんが大笑い。

ネコと一緒にしては失礼だった!

今日持って行った新しい本は25冊ほど。
ほとんどは先週、こどものとも社で
妙ちゃんと選んだものだ。

とよたかずひこ作の『なっとうさんがね・・』、
『とうふさんがね・・』、『たまごさんがね・・』のシリーズは、
出色の幼児絵本だと思う。

納豆がテーブルからこぼれかけても、
卵が落っこちてグシャッと割れても、
なにがあっても、「しんぱいごむよう!」

いいなぁ、こんな風にドンと構えて言ってみたい。
「心配ご無用!」

他に、今日の新しい絵本の中の目玉は、
くすくきしげのり作の『おこだでませんように』だ。

やる事なす事、怒られてばかりの一年生の男の子。
必死で覚えたばかりの平仮名で、七夕の短冊に
「おこだでませんように」と、書く。

それを読んだ先生とお母さんは…。

ちょっとこんなにきれいにまとめないでよ、と
私が言うと、妙ちゃんは
「いやぁ、せめて本の中でくらいは、こんなに
なってほしい。」

そうかぁ。なるほど。

次はあいかちゃんに読んでもらえるように、
ファンタジー系の童話をたくさん持って行こう。

次の文庫の日は、6月19日です。
  (芝 直子)