昨日の災害級の大雨が過ぎて、青空になった。
文庫や、我が家の下の県道も通行止めになっていたし、色々大変だった。
いつも通りに開いた文庫で、和子さんにお話を聞いてもらったり、
持って行った本を読んだりして過ごす。
もしかしてお見えになるかも、と聞いていたお客様は
おいでにならなかったのが、ちょっぴり残念。
さて、和子さんとおしゃべりしていたら、欲しい本があると言われた。
何でも、ご住職がどこかで聞いてきた絵本で、
「しゃべれない人が、バスに乗る話」とのこと。
いやいや、それはきっと目の不自由な人と、子どもたちの交流を描いた
『バスが来ましたよ』の事だと思う。
「小さい手のリレー、って言わなかった?」
「あっ、そんな感じ。文庫にある?」
テレビやネットなどで紹介された、実話をもとにして作られた絵本で、
由美村嬉々作、松本春野絵。
私も図書館で見たし、近くの旭学園にも置いてあった。
目の病気で失明した男性が、バス通勤の時に、
小学校の子どもたちが手助けをしてくれて、年度が替わっても引き継がれ、
ずうっと交流が続いたというお話だ。
「文庫には無いわ、買おうか?」
珍しく和子さんがリクエストしてくれたから、買おう!
次の文庫の時まで待ってね。
ところで来週は文庫の日じゃないけれど、
文庫を借りて、紀北子どもの本連絡会の総会兼例会をすることになった。
今年の紀北子どもの本連絡会の例会は、あちこちの文庫を訪ねて
これからの文庫の役割などを改めて考えようという、文庫ツアー。
その第1回がまゆーら文庫というわけです。
何を見ていただいたらいいのやら。
次の文庫の日は、6月17日です。
(芝 直子)