今日のまゆーら

  「ゆうたくんちのいばりいぬ」 2018年12月1日 

2018年12月13日

 

 

今日から12月。

何にもしないのに気ぜわしいのはなぜだろう。

 

文庫でそんな事を思いながら読みかけの本を読んでいたら、

思いがけないお客様たち。

私の行っている学童保育の教室に、時々応援に来て下さる畑先生と、

本渡にお住まいのそのお友だちの方。

 

以前から文庫のことをお話していたら、お友だちの所へ遊びに行くついでに

行ってみるわ、と言われていて、今日いきなり来てくれたという訳だ。

 

文庫には昔から冬野や本渡など地元の子どもたちが大勢来てくれたけれど、

そのお友だちの方は、まゆーら文庫のことを聞いたことが無かったらしい。

 

でも文庫の古ーいアルバムを見て、見知った顔があちこちにあって、

けっこう驚いておられた様子。

 

古いアルバムは文庫の歴史でもあるけれど、

地域の子どもたちの年代史でもあるらしい。

 

知らないおじさん二人が文庫にいて、びっくりしたのは、やってきたあいちゃん。

文庫に上がろうかどうしようか、ちょっとおっかなびっくりで入って来た。

やあ、見学の方が見えてる時に、あいちゃんが来てくれてよかった。

 

「本を読むの?」と聞かれて、お返事しないあいちゃんに代わって、

「本を読んだり、工作したり、外で遊んだりするんだよねー」と私。

「…じゃああっち(学童保育)とおんなじですやん」と畑先生に言われてしまった。

 

そう言われればおんなじだと、改めて思う。

おじさんたちと文庫についてお話しながら、あいちゃんと工作。

ピンクのタオルハンカチで、可愛いクマを作った。

首に掛けたビーズは、あいちゃんのブレスレットにもなる。

 

 

 

 

 

 

 

おじさんたちが帰ってから、境内でかくれんぼをして、

気持ちのいいお日さまの中で山の上にも登ってみた。

山がずいぶん紅葉していてきれいなのに、

黄色い花が咲く桜の木が、この前の台風で折れて無くなっていた。残念。

 

その後あいちゃんのリクエストでたくさん絵本を読む。

一番たくさん読んだのは、きたやまようこ作の

『ゆうたくんちのいばりいぬ』シリーズ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『こんにちは むし』や、『こんにちは ねこ』など。

ちょっとえらそうなこわもてのイヌじんぺいと、

飼い主の男の子ゆうたくんや家族、周りの生き物たちとの

イヌ目線の対比が楽しい。

 

あいちゃんがこの頃「本を読んで」と言ってくれるのが、とてもうれしいよ。

 

次の文庫の日は、12月15日です。

さすがに今月は第5土曜日(29日)は、お休みします。

 

(芝 直子)