雲城山正教寺 行事記録

  第38回日本内観学会大阪大会が開催されました。

2015年05月26日

 

 

5月15日~17日 追手門学院大学の追手門大阪城スクエアで開催されました。

大会長は溝部教授 今回関心が高く、200席の会場に補助席を100席追加し対応。

ほぼ満席となりました。

以下大会ホームページより転載

大会テーマは、「内観SAIKOU サイコセラピーとして修行としての内観を考える」です。「最高のサイコセラピーでもある内観を再考して、宗教性の彩光を取り戻し、内観再興に繋げられたら」と、素晴らしい先生方を招待講演、シンポジスト、司会にお招きすることができました。

招待講演の、北山修先生(精神分析家)には、「罪と恥~劇的な精神分析入門~」で日本の昔話を素材にした「恥」と「罪意識」を精神分析家の立場から述べていただきます。援助者としての有り様を考えさせられるお話になると思います。山折哲雄先生(宗教学者)と本山陽一先生の対談、「親鸞の世界と内観」では、内観の原点である親鸞の世界や宗教性についてお話しいただきます。東豊先生(臨床心理士)には、「心理臨床から学ぶ良い人間関係や環境の作り方」をリフレーミングと内観の類似性を踏まえた上で、名手ならではの問題解決法についてご教示いただきたいと考えています。大山真弘先生の「お母さんにしてもらったことは何ですか?(内観のご紹介)」では内観の基本について、市民の方にも分かりやすく解説していただき、そこから奥深い修行について話が展開する様です。

 

大会会場からは大阪城がよく見えました。

 

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大会スタッフによる準備風景

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5月15日金曜日 学会シンポジウム 「内観面接者は何をしているのか?」

全体写真 左から コメンテーター/巽信夫(いのちの森クリニック院長)

河本泰信(久里浜医療センター精神科医長/精神科医)
高橋美保(東京大学教育学研究科准教授/臨床心理士)
清水康弘(瞑想の森内観研修所所長/内観面接者)
遠藤香澄(米子内観研修所助手/内観面接者)
座長/本山陽一・溝部宏二

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メインシンポジウム

「サイコセラピーとして修行としての内観を考える」
井原彰一(聖マルチン病院前院長/キリスト教神父)
千石真理(心身めざめ内観センター主宰/浄土真宗僧侶)
胡桃澤伸(精神科医)
座長/竹元隆洋(指宿竹元病院会長)
コメンテーター/真栄城輝明(奈良女子大学教授)image

大会長講演(写真なし)

「ロクデナシの私の『底』に汝を観るコト~罪と恥の彼岸、『原恩』の自覚~」
溝部宏二(追手門学院大学心理学部教授/精神療法家)
座長/堀井茂男(日本内観学会理事長)

公開講座 「お母さんにしてもらったことは何ですか?」(内観のご紹介)(写真なし)
大山真弘(蓮華院誕生寺内観研修所所長/真言宗僧侶)
座長/三木善彦(大阪大学名誉教授)

公開講座 「心理臨床から学ぶ良い人間関係や環境の作り方」(写真なし)
東豊(龍谷大学文学部教授/臨床心理士)

公開講座 「親鸞の世界と内観」
山折哲雄(国際日本文化研究センター名誉教授/宗教学者)
本山陽一(白金台内観研修所所長/内観面接者)
座長/溝部宏二(追手門学院大学教授)

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懇親パーティーの様子 先生方の出し物や交流で和やかな時間でした。image

 

大会スタッフ 裏方の仕事

大会長の溝部先生の教え子のみなさんが多数参加しておられましたが、

その場、その場の仕事の目的を的確に認識され、主体的に動いておられたのが

印象的でした。20代の若い方がほとんどでしたが、素晴らし動きでした。

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公式・非公式の飲み会など・・・

内観を通じて人生を考えるという共通のリテラシーが存在するので、

偉い先生や研究者、一般の方など垣根なく、楽しく交流させてもらえます。

この飲み会が楽しくて昨年から参加しだしたという編集者の方もいらっしゃいました。

この交流が主目的ではありませんが、内観学会の大きな特徴の一つだと思います。image