今日のお客は、そうたアニキとみきちゃん、樹人君。
樹人君が何か変わった工作をしようと言ったので、紙コップから紙吹雪が飛び出すという、はた迷惑な作品を作ってみた。
当然、お寺の庭に降った紙吹雪を拾う羽目になり、拾った紙吹雪を、懲りずにコップに戻して、文庫の中でやってみたら、今度は土混じりの紙吹雪…。
庭の土も拾ったのは誰だ。
あきらめて、その紙コップをハサミで切り、2個を合体させて色を塗り、ブーメランに変身させた。
縦に投げたり、斜め下に投げたり、いろんな飛ばし方で、いろんな面白い飛び方をする。
宙返り、急上昇、どこへ行くか予測不能だ。
ドラム缶を的にして、的当てもやってみたが、それはちょっと無茶…。
ところでそうた君は、ブーメランにひたすらこだわりの絵を描き続けて、なかなか完成しない。(写真)
そして、いざ出来たのを飛ばす段になると、ふんわりとチョウチョのように優しく飛ばしていた。いいなあ。
さんざん遊んだあと、借りて帰る本を探すみきちゃんが選んだのは、エリック・カールの『だんまりこおろぎ』など5冊。
うーん、昔は最後のページを開くと、音が出たものだが。
とっくに壊れて、鳴かないコオロギだ。
ところでその本を見て、樹人君のお母さん・妙ちゃんが教えてくれた。
何年か前、『だんまりこおろぎ』の人形劇を見に行って、そこで偶然そうた君のお母さんと再会し、それがきっかけで文庫に誘ったのだとか。
そうた君が文庫に来てくれるようになったきっかけは、『だんまりこおろぎ』だったのだ!!
次の文庫の日は、12月6日です。
(芝 直子)