だんまりこおろぎ

今日のまゆーら 2008/11/29

今日のお客は、そうたアニキとみきちゃん、樹人君。

樹人君が何か変わった工作をしようと言ったので、紙コップから紙吹雪が飛び出すという、はた迷惑な作品を作ってみた。

当然、お寺の庭に降った紙吹雪を拾う羽目になり、拾った紙吹雪を、懲りずにコップに戻して、文庫の中でやってみたら、今度は土混じりの紙吹雪…。

庭の土も拾ったのは誰だ。

あきらめて、その紙コップをハサミで切り、2個を合体させて色を塗り、ブーメランに変身させた。

縦に投げたり、斜め下に投げたり、いろんな飛ばし方で、いろんな面白い飛び方をする。
宙返り、急上昇、どこへ行くか予測不能だ。

ドラム缶を的にして、的当てもやってみたが、それはちょっと無茶…。

ところでそうた君は、ブーメランにひたすらこだわりの絵を描き続けて、なかなか完成しない。(写真)

そして、いざ出来たのを飛ばす段になると、ふんわりとチョウチョのように優しく飛ばしていた。いいなあ。

さんざん遊んだあと、借りて帰る本を探すみきちゃんが選んだのは、エリック・カールの『だんまりこおろぎ』など5冊。

うーん、昔は最後のページを開くと、音が出たものだが。
とっくに壊れて、鳴かないコオロギだ。

ところでその本を見て、樹人君のお母さん・妙ちゃんが教えてくれた。

何年か前、『だんまりこおろぎ』の人形劇を見に行って、そこで偶然そうた君のお母さんと再会し、それがきっかけで文庫に誘ったのだとか。

そうた君が文庫に来てくれるようになったきっかけは、『だんまりこおろぎ』だったのだ!!

次の文庫の日は、12月6日です。
  (芝 直子)

竹子会主催第1回一日内観研修会

内観研修所 行事記録 2008/11/23

ご参加頂いた皆様ありがとうございました。

11月23日(日) 9:00(集合)~16:00(解散)
定員:10人
費用:4000円(昼食込み)
場所:和歌山内観研修所

【詳細】

■竹子会主催第一回一日内観研修会 のご案内■
思索の秋、自分を愛でる安らぎの一日。

物思いに耽る秋、一日内観研修に参加されませんか。内観のプログラムに沿った過去の自分を掘り起こす作業の入り
口をご体験いただけるよう企画致しました。過大評価でも、過小評価でもないありのままの自分を再発見し、自分や周り
の人の命が愛おしく思える、そんな安らぎのある一日になればと思っています。
玄米、地域産の野菜を使ったヘルシーなランチをご用意してお待ちしています。

主催の竹子会は内観について語り合う集まりです。2ヶ月に一度第4日曜の午後に和歌山内観研修所で開催していま
す。会費は1回500円。入退会等ありませんので、興味がありましたら和歌山内観研修所へお問い合わせ下さい。

日時:2008年11月23日(日)9:00~16:00

場所:和歌山内観研修所  和歌山市冬野1047 073-479-1871

定員:10人

費用:4000円(ランチ含む)

内容:
9:00~10:00 オリエンテーション
10:00~15:30 内観実習
15:30~16:00 座談会(シェアリング)

お申し込み・お問い合わせ:
和歌山内観研修所(藤浪)和歌山市冬野1045
073-479-1871 info@syoukyouji.com
https://syoukyouji.com/syoukyouji

実物大恐竜図鑑

今日のまゆーら 2008/11/15

今日のお客は、内観に来ているお母さんについて来て、お寺に滞在中のたかふみ君と、いつも来てくれる樹人君。

幼稚園児のたかふみ君は、文庫の部屋で既に何日かを過ごしていたとのことで、「オレ、この本好き」と、この前買ったばかりのデヴィット・ベルゲンの『実物大恐竜図鑑』を教えてくれた。

まだ字が読めなくても、この迫力なら引き込まれるよね。

そう言えば、私が勤めている学童保育の教室でも、この本の恐竜の口のページを床に拡げて腹這いになり、「喰われた!」と叫ぶ子がいる…。

それから何か工作をしようと、絵変わりカードを作りかけたが、描く画材を探しているうちに、いろいろ興味が移って、なかなか捗らない。

ぜひとも仕上げなくてはいけない理由もないし、なんだかんだと遊んでいるところへ、思わぬお客が!

おばあちゃんの往診に来て下さった、歯医者さん!

文庫の隣の部屋が、にわかに歯医者さんの診察室になったものだから、さあ大変。

ビィ~ン…というあの音も、診察台にいるのが自分でなければOKさ!

と言うわけで、歯医者さんを取り囲んで、たかふみ君と樹人君がその手元を覗き込む。

きっと歯医者さんは、ここに往診に来るのは土曜日以外にしようと思ったに違いない。

ところで、「芝さんの単車、分からなかったので、文庫ないのかと思ったけど、看板が出てたので良かったわ」

と、樹人君のお母さんの妙ちゃんに言っていただいた文庫の看板を写してみた。

晴れの日用と、雨の日用です。

次の文庫の日は、11月29日です。
  (芝 直子)

報恩講(ほうおんこう)2008

雲城山正教寺 行事記録 2008/11/08

日 時:2008年11月8日 PM2:00~ 法話 蓮下義昭先生
講 師:蓮下義昭先生 
     浄土真宗本願寺派 西光寺住職 
     和歌山近鉄カルチャースクールにて「歎異抄に親しむ」講座開設
     こころの電話 3分法話など多方面でご活躍の先生です。
     暖かく、軽妙な語り口で分かりやすい法話を聞かせて下さいます。

ブルドーザのガンバ

今日のまゆーら 2008/11/01

今日の文庫は、途中までみきちゃんとみきちゃんのお母さんだけで、のんびり折り紙をする。

今日たくさん作ったのは、《鶴がついたお手紙》
一枚の紙で、手紙を書く部分と折り鶴がつながったまま折れるもの。

鶴の折り方を知らないというみきちゃんだったけれど、いくつもチャレンジしているうちに上手にできた!
両面折り紙を使ったら、とてもきれいだ。

出来たのを並べて記念撮影してから、幼稚園のお友だちに手紙を書くの、と言って、いっぱいカバンに詰め込んでいた。

そこへやって来たのが、そうたアニキ。
わき目もふらず、本棚から取り出した絵本に見入っている。
バージニア・リー・バートンの『せいめいのれきし』だ。

「ルネッサンスってさぁ…」などと言いながら読んでいるのを見ているうちに、何だか感動してきた。

そうた君、もう6年生だもんなぁ。
小さいころは乗り物の絵本が好きで、くまたくんのシリーズや、レンスキーのちいさいじどうしゃシリーズに夢中だったのに!

思わず本人にそう言ったら、ニヤッと笑って「うん。」
そして本棚から、つるみまさおの『ブルドーザのガンバ』を取り出した。

「これ、好きやったわ」 なるほど。
「これ、最後に壊れてしまうんや」

そうだっけ。私もずっと昔に読んだはずなのに覚えていなくて、あわてて見せてもらった。

ああ、そうだったね。
救急車を通らせるために最後の力を振り絞って…。

みきちゃんに「これ、読もうか?」と聞いたけど、チラッと見て無言で折り紙に戻る。ブルドーザーには興味ないらしい。

その側で、一人じっくり読み返した。
なんだか胸が熱くなった。

次の文庫の日は、11月15日です。
  (芝 直子)