第205回「如月会」例会

如月会 2009/07/31

予告

第205回「如月会」例会
〈7月〉

・13:00~13:50  ・7月のことば

               ―今日で17周年!―

              ・時事問題ワンポイント

              ・表紙(詩)鑑賞 

               ―金子みすず・中原中也― 
・13:50~14:40  ・古典文学シリーズ
「源氏物語」―澪標(みおつくし)の巻― 
・14:40~15:30  ・明治文学シリーズ
「樋口一葉作品集」―にごりえ・十三夜―
・15:30~16:00  ・楽しみながら学ぶ暮らしの法律― 「相続」―

☆ 次回は、7月31日(第5金曜日)13:00~16:00(正教寺)です。

如月会がスタートして今月で17周年です。
新しい歴史をつくるため、ぜひ御入会下さい。

ビロードのうさぎ

今日のまゆーら 2009/07/18

私の勤務先の学童保育教室が、耐震工事のために夏休み中だけ隣の幼稚園で開くことになり、昨日は引っ越しだった。それで、今日になっても筋肉痛のへろへろ…。

「今日の工作は何?」
と、みきちゃんに聞かれたけど、今日の芝さんは電池切れ。

「今日は折り紙にしよう。
あっ、それとも、ずっと絵本の日。」

えー、という顔をしたみきちゃんだったが、自分で面白い絵本を探し出して読み始めた。

最初に読んだのは、いわいとしおの『100かいだてのいえ』。
自分でも細かいところをチェックしながら夢中で読み、それから「芝さん読んで。」

コウモリの家のトイレは天井に逆さまについている、とか、二人で楽しんでから、次に私が「これ、聞いてくれる?」と、出したのが、マージェリー・W・ビアンコの『ビロードのうさぎ』。

坊やに愛されたぬいぐるみのウサギが、子ども部屋の魔法で、最後に本物のウサギになるお話で、ちょっぴり胸が詰まる。

結構長いお話だが、みきちゃんも真剣に見入っていた。

この本いいなぁ、と思える本に出会った時は、よし、今日の文庫はこれだけでO・Kと思えてしまう。
そんな一冊だ。

その後、昔作った紙芝居の数々を引っ張り出す機会があった。
ゴミだらけの袋から出てきた、懐かしい手製の紙芝居。

1ねん1くみ○○、と書かれた名前は、今では34歳になっているハズの女の子。

そう言えば最近、紙芝居を文庫でやったことはないなぁ。
ひとつをやってみたら、みきちゃんが「私もやる」と、上演。

「こんなの作りたい」とのリクエストもされてしまった。
一回や二回で出来るものじゃないから、じっくりそのうち、作ってみようね。

傍らでは、座布団に寝かされたさやちゃんが、ころりころりと寝返りをしている!

最近、寝返りを始めて目離しがならないとのこと。
何しろ、うつ伏せになるものの、元へは戻れないのだ。

苦しくなってウアウア言い出すので、あわてて仰向けに直すのだけど、すぐまたコロリ…。
起き上がりこぼしの逆バージョンだ。

ところで、前回のこのページに書いた、紀北子どもの本連絡会の工作の会は盛況で、申し込みの方を途中でお断りしたものの、結局定員の倍ほどになったとか。

どなたか、このブログを見て行かれた方も参加できなかったとか。ごめんなさい。
次回9月12日は隣の広い部屋に変更したとのことです。
誰の結婚式の予定もないので、私が講師に行きます(笑)

次の文庫の日は、8月1日です。
お母さん方が流しソーメンをするので、来てね、とご招待された。
「芝さん、下流は危ないから、上流ですくってね」とたえちゃんに言われたが、そんな、コワい。
  (芝 直子)

トリケラトプスと巨大ワニ

今日のまゆーら 2009/07/04

今日のお客はいっと君兄妹と、みきちゃん。

前回の文庫の時に、「回るかざぐるま、作りたい」と言っていたけんたろう君は、残念ながらお休みで、その分みきちゃんがせっせとかざぐるまにチャレンジ。

折り紙で作る簡単でよく回るきれいなかざぐるまと、牛乳パックで作る少し上級向きの、逆回転する二連のかざぐるまの二種類だ。

なんとみきちゃんは、両方とも二つずつ完成させた。
文庫が貸し切り状態だったとはいえ、その根気には脱帽。

ところでさやちゃんは、毎晩添い寝したママのたえちゃんが絵本をかざして読むと、手足をバタバタして喜ぶそうだ。

しばらく次のページをめくらずにいると、イッチョマエに文句も言う、とたえちゃん。

それを聞いて、グズグズ言い始めたさやちゃんに、みきちゃんが横に寝転んで絵本を読んであげてくれた。

そしたらおとなしくなって、絵本を見るさやちゃん。
なんだか二人ともかわいくて、感動。
山ほど写真を撮ってしまった。

ところで、いっと君に「芝さん、読んで」とリクエストされたのは、黒川みつひろ作の『トリケラトプスと巨大ワニ』。

トリケラトプスのリーダー、ビッグホーンと息子のリトルホーンが、仲間とともに旅をする連作で、いっと君の小さいころからのお気に入りだとか。

文庫でもずっと人気の絵本だ。

他にも『絵巻えほん 恐竜たち』が、同じ作者。
なのに、トリケラトプスの絵が違う、と言うのはいっと君の発見だ。

ちなみに、まゆーら文庫も加入している、紀北子どもの本連絡会では、今年は『簡単で面白い工作の会』を連続企画している。

いつも文庫でしているような工作を、私が皆さんに教えます、という会で、二回目が今度の土曜日、7月11日。

ミニチュアのケーキやプレゼント、ミニ絵本など、まゆーらではおなじみの作品作りを予定していたが、なんとその日は私の長男の結婚式の日だった。

忘れていた!
って、普通忘れるか・・・・。

仕方なく、代わりに学童保育の同僚の先生に行ってもらう羽目になった。みなさん、ごめんね。

和歌山市立東部コミュニティーセンターで、2時からです。

次の文庫の日は、7月18日です。
  (芝 直子)