うえきばちです

今日のまゆーら 2010/12/18

今日持って行った中のおススメ絵本は、
川端誠作『うえきばちです』。

植木鉢にのっぺらぼうを植えたら、
目が出てハが出て、ハナが咲いて…
というお話。

私はこのテのナンセンス絵本が好きだけど、
その中でもこれはキョーレツ!

そして予想通り、ゆきや君が大受けして
借りてくれた。
内心、シメシメ。

その側でせっせと折り紙にパンチで穴をあけたり
ハサミで切り刻んだりしていた りこちゃんが、
いつの間にか折り紙の裏に絵を描いている。

はて、このギョロ目のインパクトのある顔は・・・

今読んだばかりの、『うえきばちです』の顔だ。
すごいなぁ、さっき見たままの絵を
そっくりに描けるなんて。

他にも新しい本で、ミシェル・ヌードセンの
『としょかんライオン』もおススメ。
淡いきれいな絵と、ライオンが素敵。

そのあと、さやちゃんが本棚から出してきた
福音館書店発行の『おおきなかぶ』を読んだ。

「うんとこしょ どっこいしょ」でおなじみの、
教科書に出てくる本。

「ねずみがねこがひっぱって
ねこがいぬがひっぱって
いぬがまごがひっぱって
まごがおばあさんをひっぱって
おばあさんがおじいさんをひっぱって
おじいさんがかぶをひっぱって・・・」

でも教科書だと、言葉の並び方が違う。
「おじいさんがかぶをひっぱって
おじいさんをおばあさんがひっぱって、
おあさんをまごがひっぱって
まごをいぬがひっぱって
いぬをねこがひっぱって
ねこをねずみがひっぱって
とうとうかぶはぬけました」

まあ、抜けるからいいんだけど。

今日はとりわけ寒くて、かじかむほどの境内で
みんな元気に外遊びをしている。

ボールや、牛乳パックのブーメランなどの他、
階段を上がって上の山まで!
元気だなぁ。

私が帰ろうとしたら、山の上からふみちゃんが
「よいお年を!」と叫んでくれた。
感激。

皆様もよいお年を!

流石に元旦はお休みしますので、
次の文庫の日は、1月15日です。
 (芝 直子)

第222回如月会のご案内

如月会 2010/12/17

12月如月会例会(第222回)予告
〈12月時間表〉
・13:00~13:40  ・12月のことば
              ・時事問題ワンポイント
              ・表紙(詩)鑑賞
                ―金子みすず・日本唱歌集―

・13:40~14:30  ・古典文学シリーズ
               「源氏物語」

・14:30~15:00  ・与謝野晶子「みだれ髪」

・15:00~15:30  ・くらしの法律(相続)

☆日時:12月17日(金)13:00~15:30
☆場所:正教寺

たねのはなし

今日のまゆーら 2010/12/04

今日の文庫は、成道会(じょうどうえ)。
本来は12月8日で、お釈迦さまが
悟りを開かれた日のお祝いだ。

文庫では別名・お汁粉パーティー。
本堂でお勤めをした後、
みんなでお汁粉をいただくのが慣わし。

昔は十何杯もおかわりした子がいたものだが、
最近はさすがにそんな猛者はいない。

きょうた君のクラスメートたちや、その弟のふうま君、
それに5年生のあいりちゃんなど、
今日は初めて来てくれたお客がいっぱい。

久しぶりにたつや君やふみちゃんも来てくれ、
12人の子どもプラス大人で、甘―いお汁粉をいただいた。

「甘くておいしい」と私。
「甘くて甘くて甘い」と、たえちゃん。

お砂糖を奮発しすぎたそうです。

お汁粉の後は、松ぼっくりのクリスマスツリーの工作だ。

お釈迦様のお祝いの後、お寺でクリスマスツリーを
作るというのも、節操がない気がしないでもない…。

日本人のええ加減さか、はたまた懐の深さか。
まぁ、そこはお釈迦さまに大目に見ていただいて!

緑や金色、銀色に着色した松ぼっくりに、
ビーズやスパンコールで飾り付けをする。

写真は、子どもチームとお母さんチーム。

「出来栄えの違いを見せてやる」はずの
みぃちゃんの作品は、大雪警報下のツリーのようになり、
ゆきや君の作品に負けたらしい。

ツリー製作の後も、みんなで境内で大騒ぎで
ゆっくり本を読むひまがなかったのが残念。

今日持って行った新しい絵本は、
ダイアナ・アストンの『たねのはなし』だったのだけれど。

一番小さい、蘭の種から、
海を漂う大きなヤシの種(実)まで、
不思議ですごい種の事がいっぱいの科学絵本です。

今日持って行くのは、絶対にこの本!
と思ったきっかけは、昨日の嵐です。

車の屋根に、ガンガンと雹が降り、
強風と雷雨に驚かされた昨日の嵐の置き土産。

今日はあちこちに百合の種や、草の実、
どんぐりなどが落ちていた。

こうしてうんと離れた所まで飛んで行くんだね。
不思議で賢い、たねのはなし、また読んで下さい。

次の文庫の日は、12月18日、年内最終です。
  (芝 直子)