■第246回如月会のご案内■

如月会 お知らせ 2012/12/27

12月如月会例会(第246回)予告

〈12月時間表〉
・13:00~13:50   ・季節のことば
・時事問題(この一年)
・表紙(詩)鑑賞>
―金子みすず・日本唱歌集―

・13: 50~14:30  ・古典文学シリーズ
「源氏物語」

・14:30~15:00   ・明治文学シリーズ
与謝野晶子「みだれ髪」
・15:00~15:30   ・新シリーズ
「美しい日本語」(1)

☆日時:2012年12月21日(金)13:00~15:30
☆場所:正教寺
☆会費:1000円
☆初めての方もお気軽にご参加下さい。

「にゃんきっちゃん」2012年12月15日

今日のまゆーら 2012/12/15

『にゃんきっちゃん』は
写真家の岩合光昭さん夫婦共作の写真絵本。

岩合家の飼い猫であるにゃんきっちゃんの写真に、
日出子夫人が文章を書いている。

風格さえ漂う、ちょっとゲンキな面構えの
にゃんきっちゃんの写真を初めて見た時、
思わず「雪や!」と叫んだものだ。

うちの真っ白の飼い猫そっくりだったのだ。
息子に至っては、
「雪のくせにメジャーデビューしやがって!」

何たる言い草だ。
ケンカタレで他の猫をいじめるやつだけど、
うちの大事な家族には違いない。

この本も、にゃんきっちゃんを大事な家族だと思っている
岩合さんらの気持ちが伝わってくる素敵な絵本だ。

いいなあと、しみじみ見とれていたら、
みきちゃんとりこちゃんが来てくれた。

「クリスマスツリー作りたい!」

おっと。

そう言われれば、年内最後の文庫の日で
クリスマスツリーのラストチャンスではないか。

あわてて材料を取りに戻り、
お箸の端材のクリスマスツリーを作る。
もともとこの端材はみきちゃんちで頂いたもの。

瞬間に接着しないといけないので、
ホットボンドを使ってどんどん組み立てていく。

他にお客が無かったので、
二人で2個ずつ作りました。

写真のビンは、ホットボンドで模様とスパンコールを
くっつけてみたオマケ。

うん、かわいいのが出来ました。

もう1枚の写真は、手についたボンドを
無心にはがしているりこちゃん。

気になるらしい…。

さて、年末年始になりますので、文庫もお休み。
次の文庫の日は、1月19日になります。

皆様良いお年を。
(芝 直子)

「やまんばのにしき」 2012年12月1日

今日のまゆーら 2012/12/01

今日は成道会。
お釈迦さまが悟りを開かれたお祝いの日。

まゆーら文庫にとっては大事なイベントの日で、
お勤めの後、200冊になった人の表彰とお汁粉を頂く。

写真はお勤めの後で歌う恩徳讃の
ギター伴奏をするご住職だ。

なかなか! ギターに乗って歌う恩徳讃もイイ。
文庫の長い歴史の中でも、初めてだ。

200冊の表彰は、りこちゃんとゆきや君。
尚、今回から賞状の文面を改めました。

以前の印刷した賞状が無くなったこともあり、
ちょっと違和感のあった文章を直してみたものの…

よく考えたらりこちゃんのお姉ちゃん・みきちゃんには
前の文面の賞状が渡ってるんだわ。

一緒の方が良かったら、
どちらかを書き替えますのでご連絡を!

さてお汁粉を食べた子どもたちは、
頂いたお菓子を食べたり、境内で遊んだり。

ものすごく寒い風の中で、
頭から湯気を出しそうな勢いで走り回っていた。
後で汗が冷えてこないか心配だ。

ところで、今日は来られなかったきょうた君のために、
ママのみぃちゃんが和歌山の民話を探していた。

うーん、私が知ってるのは、
子どもの頃父親がよく話してくれた『扇の芝のタヌキ』。

扇の芝(今の県庁前あたり)の屋台のうどん屋に、
夜な夜な「うどん、ぬるうしてや」と言う客が来て、
朝になってみると銭箱には葉っぱが一枚混ざっている。

タヌキの仕業だと考えたうどん屋は、
ある夜、ぬるいうどんの代わりに熱々のうどんを出す。
そしたらその客は一口食べて、ギャッと言って
タヌキになって逃げて行った…と言うお話。

みぃちゃんは文庫にあった『やまんばのにしき』も
大好きな本だと言って、借りて行ってくれた。

私も大好き。
松谷みよ子作・瀬川康男絵のロングセラーで、
この絵本のやまんばはちっとも怖くない。

山姥が子どもを産んで、
ふもとの村に祝いの餅を要求して、
おっかなびっくりとどけに行ったあかざばんばが
産養いの間の手伝いをすると…

ばんばは食べられたに違いないと思っていた村人たちの
びっくりする所がおかしいし、何より絵の温かさが好き。
表紙を見ただけで楽しくなってくる。

『やまんばのにしき』は秋田県の民話だけど、
和歌山にも楽しい民話がたくさんあるよ、きょうた君。
本を渡してあげられなくてごめんね。

次の文庫の日は、12月15日です。年内最終日だ!
(芝 直子)