2014年初めの文庫の日。
みなさま今年もどうぞよろしくお願いします。
とは言え、今日も寒い事!!
この寒さの中、境内で元気に縄跳びをする子どもたちってスゴイ。
りこちゃんはまだ幼稚園児なのに、ぴょんぴょん跳んでいる。
それを暖かい文庫の中から見物していたのだけれど、
そのうちみきちゃんに誘われて、文庫周回マラソンにお付き合い。
あいか姉ちゃんがいた頃は、よく一緒に走ったなあ。
久しぶりにみんなについて走ったら、出だしこそ快調だったのに、
半分も行かないうちにヘロヘロになり、最後の坂は息も絶え絶えに登った…。
一方余裕で走ったみきちゃんは、「もう一周行く?」
いや、とても無理です。
それでお寺の入口の階段に座り込んでいたら、なにやら発見。
花壇に、まだ青い金柑がいくつも落ちている。
「これ、ころがそう!」とゆきや君が言いだして、
今年もまた階段脇の溝に金柑を転がして遊ぶ、金柑流しのスタートだ。
あとで聞いたら、藤浪さんが色のつかない実をまびいて置いていたのだとか。
すみません、勝手に流しました!
勢い余って道路まで転がって来るのを受け止めつつ、写真を写す。
むずかしいわあ。
その階段横の花壇に、でっかいミミズが這っているのを見つけたゆきや君。
みぞれ交じりの寒空に、土から這い出したら死ぬんじゃなかろうか。
あまりの巨大さに、捕まえて埋めてやるのもためらわれる。
大丈夫だったかしらん。
さて今日の絵本は、ご存知あんぱんまん。
去年亡くなられたやなせたかし氏が生んだスーパーヒーローだが、
本棚の『や』の所に、古い『あんぱんまんとごりらまん』という本がある。
「あの『あんぱんまん』?」とゆきや君が聞くのは、絵が微妙に違うせいらしい。
最近たくさん出版されたアニメ版のシリーズのような、
カラフルでのっぺりした絵ではない。
いかにも絵描きさんが描きました、という風な味わい深い絵だ。
アニメなどで人気が出る前の、ごく初期に出版された絵本だけれど、
困っている相手にあんぱんの顔を半分あげて、敵にも残りの半分を食べさせ、
全く頭の無いままでふらふら飛んで行くあんぱんまんの精神は不滅だ!
最近のでは、顔の一部分だけをあげてた気がするなあ。
やっぱり首なしではちょっと不気味だからかしらん。
ちなみに新しい本と見比べていて、あんぱんまんの目が違っているのを
子どもたちが発見した。
縦長の線だったのが、今ではくっきりした小判型の黒目になっている。
残念ながら『あんぱんまんとごりらまん』は、あんまり古すぎて、
調べても画像は無し。代わりに同じ頃の作品を見てください。
次の文庫の日は、2月1日です。
(芝 直子)