〈10月時間表〉
〈10月時間表〉
前回のお知らせの続き!
日本公衆電話会様からの寄贈本14冊の贈呈式がありました。
目録は文庫に展示!
贈呈式の時に聞いたのだけれど、日本公衆電話会からの寄贈本は
その原資となるお金を『ブックチェンジ・プロジェクト』という方法で集めて、
そのお金で買ってくださるのだとか。
家庭で不要になった本やゲームソフトなどを集めて、
古書買い取りを専門とする事業者に売り、その代金を原資とするとのこと。
そのために、会の役員さんが古紙回収の中から売れそうな本を選んだり、
引越しする家庭から不要な本を貰い受けに行ったりしておられるとか。
文庫も今まで、ユネスコや伊藤忠財団からの寄贈本をいただいたけれど、
それは大きい予算の中から割り当てて、分配してくださったものだったと思う。
どうも今回のはちょっと違うかも。
それに、そのお話を聞いていて思ったのは、
それなら私にだって協力できるわ、ということ。
何しろ家じゅうの本棚が一杯で、さらにその上に積み上げたりして
あちこちに溢れていて、新しく買った本の置き場に困っている。
ネットの古書店に売っても、段ボール一杯で千円ちょっとだし、
お金よりも処分がおっくうでたまってしまうのだ。
買ったもののハズしたなあと思った本や、趣味じゃないと思った本、
生きてるうちにはもう読み返す気にはならへんと思う本など、
それがお金に替わって、しかも寄贈時には相手の希望を聞いてくれるので、
誰かがどこかで本当に必要とする本に替わる!
いいじゃん。
と言う訳で、私にしては珍しく気合を入れて本棚の一つに手をつけ、
80冊程の本を日本公衆電話会に寄付することにした。
まだまだあるので何度か寄付できそうだ。
さて写真は10月9日の贈呈式の後で写した、寄贈本。
今日の文庫では、子どもたちがさっそく手にとって読みふけっていた。
お母さん方が読むかも…と思ったファンタジーの大作も、
さやちゃんママが借りてってくれた。
ところで今日のおススメは、いただいた本の中の
ダニエル・カーク作『としょかんねずみ』だ。
図書館の調べ物コーナーの壁の中に住んでいるネズミのサム。
夜になると出てきて、手当たり次第に本を読みふけって、読書の楽しさを堪能。
なんて素敵な環境だ!!
この環境をうらやましがらない本好き人間はいないだろう。
私だってそんな所に住みたい。
まぁ、私の理想の住まいは(宝塚市の図書館の隣のマンション)なんだけど。
このサムが、読むだけでは飽き足らず、自分で書いたお話を図書館に
置いておくようになって、子どもたちがそれを読んで交流が…。
とりあえずシリーズのうち2冊を寄贈していただいたので、ぜひ読んでください。
もう一枚の写真は、本を読むゆきや君。
ブログのゆっくんの写真は、遊んでるシーンばかりだという話になって、
写してみた「思いっきりヤラセ写真」(お母さん談)ですが。
さて、次回の文庫は10月31日でハロウィン当日。
お寺にはあるまじき企画ながら、仮装して集まってハロウィンをします。
お菓子も用意するからね。
しかしいいのなかあ。子どもたちが楽しんでくれるなら、
お釈迦さまも許してくださるだろうか。
みなさん、お母さん方も、仮装してきてね。
次の文庫の日は、10月31日です。
(芝 直子)
秋晴れの土曜日。
しつこく飛び回る蚊に閉口しつつ、境内でスノードーム作り。
たいてい夏休みを狙ってする工作だけど、この時期でもやっぱり蚊がいるか!
瓶のふたの内側に、百均で売ってる消しゴムを取りつけてメインの飾りにし、
あとはスパンコールやらビーズを泳がせる。
作り方は簡単で、液体の割合は洗濯用の水のりが三分の一、水が三分の二。
ネイル用のラメなどを入れるときれいだ。
くまさんやドーナツ、イチゴ、恐竜などが入ったスノードームが完成して、
せーの、と振り回して素早く机に置いて記念撮影。
ご協力ありがとう!
さて一段落してから、蚊にもめげずに境内で遊ぶみんなに、
藤浪さんからあけびとお茶の差し入れがあった。
たいていの子は、いや、お母さん方もあけびを見るのは初めてで、
食べられるのかどうかさえ、知らなくて当然だ。
甘いお菓子がなかった昔は、山であけびを取って食べたぞ、と
以前うちのお父さんが言っていたけれど、いつの時代やねん。
なにしろねっとりと甘い部分は少しで、9割方は黒い大量の種だ。
口に含んで汁を吸って、ほぼそのまま吐き出すしかないのよね。
食べにくさではザクロと張るわ。
写真はお母さんにあけびを口に入れてもらっているゆいちゃん。
なんでも体験!
体験と言えば、藤浪さんがもう一品差し入れてくださったのはお茶。
そちらは皇室御用達(?)の上等の献上茶だとかで。
誰かが一杯一万円位になるのではと言っていたけれど、
それを聞いて、じゃあ飲んでみようかと思った子もいたそうな。
お茶はほんとに後口が甘くて、とてもおいしいお味だった。
でも根っから庶民の舌には、ひょっとして能書きで
おいしさが際立って感じられた可能性も否定はできないが。
そう言えば味わってから『おーいお茶』や、と言っていたのは誰だ?!
藤浪さんはお鍋に作って、お玉ですくってふるまってくれたしなあ。
でもみんなでありがたくお代わりしました。
これぞまゆーら、かな。
あけびの載った本がないかと思ったけれど、今日のおススメ絵本
平山和子作の『くだもの』には載ってません。
むかごもないわ。
リンゴやサクランボなど、身近な果物が元の姿と共に
きれいに皮をむいて食べられる状態にして「さあどうぞ」と差し出される絵本。
切り身の魚がどんな姿で泳いでいるのか、とまではいかないけれど、
食卓に乗る前の果物が身近になる絵本だ。
あけびが無いのは惜しいけれど、「さあどうぞ」とは言えないモノなあ。
それから、大ニュース。
以前リストを送った、日本公衆電話会様から、本が届きました。
絵本から読み物まで、14冊。ありがとうございました。
貸出できるよう事務処理をしたら、文庫に持って行きます。
でもそのうち贈呈式をするらしいから、
それまでは置いといた方がいいのかしらん。
次の文庫の日は、10月17日です。
(芝 直子)