今日はものすごい土砂降り。
時々雷も鳴って、にぎやかでいい雨(?)だった。
その中をやって来てくれたみんなと、今日もプラバンで遊ぶ。
妙ちゃんがオーブントースターで焼いてくれるのを、真剣に監督する子どもたち。
そろそろ縮んでまた広がってきたよ。もうすぐ出来上がるよ!と。
他にも今日は嬉しいことがあった。
前回紹介した『西遊後記』を、ゆきや君が借りてくれた。
ただ、西遊記を知らないらしいのがちょっと不安なんだけど。
で、ハッと気がついたのね。
ホントにゆきや君もりこちゃんも、いつのまにかこんなに字が多くて分厚い本を
スラスラ読めるようになっていたんだ。
ひょっとしたら、この二人なら『ふしぎをのせたアリエル号』、
読んでくれるのじゃないかしら。
本棚の一番上にある、ハリーポッターよりも分厚い本。
作者はリチャード・ケネディ。訳したのは中川千尋さんで、
中川さんが素敵な挿絵も描いている。
少女エイミイに本をずっと読んでもらったおかげで、
ある日奇跡が起きて、人間になった船長の人形キャプテンが、
反対に辛いことが続いて人形になってしまったエイミイを連れて、
海賊の宝を探して航海するお話。
振り仮名付きで読みやすいけれど、何しろ分厚過ぎて
誰かが読んでくれたらいいなと思って買ったものの、諦めていた。
いつか読んでくれる子がいたら、それこそ奇跡かも…と。
その奇跡が本当に起きるかも知れない予感を感じた今日でした。
児童文学としては多分40年くらい前に出た名作で、
男の子にも女の子にも楽しめると思う。
まあ慌てずに気長に奇跡が起きるのを待つことにしよう。
そう言えば、よくあるおもちゃで、黄色いゴムのアヒル、
ぷかぷか浮いて、押すとピーと鳴るあいつを見るたびに
私はこの『ふしぎをのせたアリエル号』を思い出す。
このお話の中では重要な役を担っていて、
「ふうん、お前はアレだな」と、色メガネで斜に見てしまうのだ。
さてもう1枚の写真はカレーパンマン。
ご存じアンパンマンのお友だち。
絵を描いたのはりこちゃんで、ボタンで顔を作ったのはゆきや君。
側でさやちゃんが、ボタンを返してと怒っていたけど。
次の文庫の日は、3月5日です。
(芝 直子)