さあて、いよいよ年内最終の文庫の日。
ストーブで暖かい文庫で、お客を待ちながら藤浪さんとおしゃべり。
昔話に花を咲かせ、ふと気が付いたら手元の毛糸がどんどん編み進み、
結構長いマフラーになっていた。
これは去年もこの時期にやった、割り箸の手製編み器だ。
筒型にしたものに割り箸を立てて、リリアンの要領で毛糸を掛けて行くだけ。
おしゃべりしながらでもできるし、一年生の子でもスイスイ編める。
今年は少し大きな海苔の筒に割り箸を11本立ててみたが、
大きくなった分、毛糸が一巻きでは足りなくなってしまった。
さてどうしようかと思案していたら、4時前になってりこちゃん登場。
最後の日だからって、忙しいのに顔を出してくれたようだ。
頭にはクリスマスっぽい素敵な髪飾りが揺れている。
文庫に来る前にあった、子ども会のクリスマス用におしゃれしたらしい。
可愛いのでぜひにと頼んで、写真を撮らせてもらう。
そのりこちゃん、本棚からやっぱりクリスマスの絵本を選んでいた。
たんのゆきこ作の『サンタさんからきたでがみ』。
いい本を選んだね。
この季節、世界中の子どもたちから、北欧のサンタクロース宛てに
たくさん手紙が届くと聞くけれど、これは反対。
サンタさんが自分で書いてくれた手紙だ。
なのに雪で宛名がにじんで読めなくなり、ネズミの郵便屋さんが大慌て。
誰に宛てた手紙か、みんなで推理するけれど、分からない。
さあ一体、サンタさんは誰に手紙を出したのか。
そして手紙は無事に宛先に届いたのか。
とってもワクワクして、素敵な結末です。
クリスマスが終わっても、ぜひ読んでみてね。
ところでこの後、大ハプニング。
駐車場の前に、上から電線(?)がぶら下がってきて、車が出せない!
電気?電話? 何の線かわからないのがアブナイ。
結局りこちゃんママが、毛糸の編み器を使って線を持ち上げて
私の車を通してくれた。
ありがとうございました。
次回は大みそかで、さすがに文庫はありません。
皆様今年も文庫に来てくださってありがとうございました。
来年も楽しい本にいっぱい出会えますように。
次の文庫の日は、1月7日です。
(芝 直子)