今年もあと数日。
やり残したこと、大掃除、年賀状と
忙しい年の瀬を
送っておられることでしょう。
一年の感謝と反省を込めて
残り数日の仕事に当たりたいですね。
そして、身も心もスッキリと
新年を迎え、志を立て
また一年頑張ってゆきましょう。
正教寺でも
お正月の準備を進めています。
昨夜は
元旦にお参りに来てくれた子どもに
貰ってもらうお供えを用意しました。
お寺で手を合わすことに親しんでもらえたら嬉しいですね。
12月16日土曜日
正教寺で成道会の法要がありました。
お釈迦様が悟りを開かれたことに
感謝してお祝いする法要です。
仏教に触れて
安らかで幸せな人生を
送ることができるよう願います。
毎年まゆーら文庫に来てくれている
お母さんや子どもたちを中心に
たくさんお参りに来てくれます。
塾などの調整をして
お参りしてくれるお気持ちが
大変尊くありがたいです。
重誓偈と恩徳讃をみんなでお唱えして
子供向けに少し法話をさせてもらいました。
お寺から
おしるこを振る舞いお菓子のプレゼント
百人一首を持ってきてくれた
お母さんがいて
盛り上がりました
事前に準備を手伝いに来てくれる人がいたり
お参りしたくない気分の子どもを
なだめて連れてきてくれたり
成道会を盛り上げてやろうという
みなさんの気持ちで今年も無事お勤めさせていただきました。
子どもたちが大きくなって苦しいときに
元気になってもらえるような
ご縁になれば嬉しいです
さて、今年はまゆーら文庫の皆さんと
成道会をお祝いするようになって
40回目なんだそうです。
近いうちに
古い写真を通して
思い出を掘り起こす企画をしてみます。
今日はいよいよ成道会。
子どもたち10人ほどと、お母さん方もたくさん来てくださって、
久しぶりのお顔もあってうれしい。
なんだかんだ言ってるうちに、うちの孫の姿も。
新しいランドセルを見せに我が家に来たけれど、
私がいなかったので、家族で成道会に飛び入り参加になったのだ。
何しろうちの長男は、生後半年くらいから文庫の座布団の上で
文庫デビューをしているから、集まったお母さん方には
「えーっ、たけし君?! たけし君の子ども?」と驚かれてしまった。
お勤めをし、みいちゃんリクエストで(ありがたーいお話)も聞き、
お振舞いのお菓子も頂く。
絵本の読み聞かせは2冊で、1冊は虫の顔を見て、正体を当てる科学絵本、
『だれだかわかるかい? むしのかお』。
見開きに答えと次の写真が載っているので、読み聞かせには不向きで、
いいのかなあと思いながら、コピーをして使わせてもらった。
もう1冊は、アウグスト・コービッシュ作の『ケルンのこびと』。
表紙と言わず、全ページにびっしり描かれた小人たちが、青い服に赤い帽子。
クリスマスカラーだわと、選んだ本だ。
中味はクリスマスには関係ないけれど、ケルンの町に毎晩大挙してやって来て、
みんなが寝静まっている間に、色んな仕事を代わりにやってくれる小人たちの話。
ソーセージを作ったり、家を建てたり、洋服を作ったり、大活躍だが、
だーれもその姿を見た事がない。
どうしても正体を見たくてたまらない洋服屋のおかみさんが…。
一斉に町から飛び出して、二度とやって来なくなった小人たちは
どこに行ったのかしら。
うちに来てほしいなあ。
絶対に姿を見ようなんて、しませんから。
写真はその後でお汁粉を頂いている様子。
お代わりにはお団子だけもOKと言って、たくさん食べてもらった。
あっさりして、和子さんのお汁粉はいつもおいしい。
それから本堂では百人一首大会が始まる。
普通に取らずに、札を飛ばして取るのだとか、スタイル重視の百人一首だ。
一番はりこちゃんかゆきや君か。
さて、お堂でおしゃべりに夢中のお母さん方を置いて、
子どもたちは文庫に移ってカードゲームをして遊ぶ。
その後、寒いのに風船をついて、境内を走り回っていた。
今年の文庫は今日でお終い。
皆さま、よいお年を!
次の文庫の日は、1月6日です。
(芝 直子)
今日持って行ったのは、林明子さんのクリスマスシリーズ。
手のひらに乗る、とっても小さい絵本3冊だ。
正教寺の中の文庫だけれど、毎年クリスマスツリーの工作などを
快くやらせて下さる懐の深―いお寺なので、
文庫にもクリスマスの絵本はどっさりある。
その中でもきっと最少サイズの絵本だわ。
おじいちゃんちのクリスマスパーティーに行く時間なのに、
遊んでいてちっとも支度をしない男の子。
ズボンをはかず、パンツで遊んでいるうちに、家族のみんなは
待ちきれなくて出かけてしまう。
あわてて追いかけて家を飛び出したのは、
なんと、もっくんではなくて、ズボンだった!
パンツ姿でズボンを追いかけるもっくんがおかしくて、
いるなあ、こんなヤツ…と、職場の学童保育の男の子の顔が浮かぶ。
ホントに、いくら言っても片付けないランドセルが、いきなり宙を飛んで
外に飛び出してくれたら面白いのに、などと埒もないことを思ってしまった。
この小さい絵本、本棚に入れたら埋もれてしまいそうなので、
とりあえず返却用の場所に置いてある。
今日はお客がなかったので、一人でぬくぬくとストーブの前で
本を読んで過ごしてしまった。
読んだのは月刊『歌劇』12月号、宝塚歌劇団の定期雑誌で、
隅々まで読むと今の宝塚がよくわかる…って、読まなくても知ってるが。
さて次回は成道会。
誰か来てくれるといいなあ。
次の文庫の日は、12月16日です。
(芝 直子)
村田溥積先生の楽しい身近な古典・法律の勉強会です。 お気軽にご参加ください。
〈12月時間表〉