「おしゃかさまのたんじょう日」 2018年4月21日 

今日のまゆーら 2018/04/23

今日はまゆーら文庫の花祭り。

昔は大鍋いっぱい炊いた、藤浪さんのカレーを頂くのが恒例だったが、

最近は子どもさんも減って、お菓子のお振舞いになっている。

 

変わらないのが、花御堂の水盤の中の誕生仏様に

柄杓で掛ける甘茶だ。

 

 

 

 

 

 

 

最後にみんなでいただく甘茶は、毎年「甘い甘い」と

みんな微妙な反応の末に頂くことになる。

 

お砂糖も人工甘味料も一切無しの、アマチャヅルの葉っぱを煮出したものだ。

なのにこんなに甘いのなら、ダイエット用に料理に使ったらどうかしらと

真剣な意見がお母さんの間で飛び交っていた。

 

それはともかく、誕生仏様に甘茶を掛けるのは、

お釈迦様が誕生した時に天から甘い雨が降ったとの故事にちなんでいるそうだ。

 

そんな不思議なお釈迦様の誕生を、分かりやすく絵本にした

谷真介作の『おしゃかさまのたんじよう日』を読み聞かせの本に持って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

まじめな本なので、反応が心配だったけれど、

みんな真剣に聞いてくれた。

改めて知った不思議なお話もあって、興味を持ってくれたのかも。

 

ついでにもう一冊、仏様が一杯出てくる楽しい絵本を読んで、

花祭りの読み聞かせ会はお終い。

 

もう一冊の方はまた今度ご紹介することにして、

この2冊はハンコを押して受け入れ手続きをするために、うちに持って帰った。

次回に文庫に持って行くね。

 

今日は初めて来てくれた可愛いお客さんもいて、花祭りの後も

文庫で遊んだ。 ドールハウスが気に入ってくれたらしい。

また来てね。

 

 

 

 

 

 

 

 

写真は池の鯉を手なずけようとしているお姉さんがた二人。

はるちゃんもりこちゃんも大きくなった。

 

花御堂の方は、若葉団地の毛呂さんが毎年きれいに飾ってくださるもの。

今年は花の時期が何もかも早くて、飾る花を集めるのにご苦労されたそうで、

団地の渡辺さんがお手伝いくださったそうです。

本当にありがとうございました。

 

次回は5月5日の祝日のため、文庫はお休み、

次の文庫の日は、5月19日です。

(芝 直子)

♪花まつりのご案内-2018♪

雲城山正教寺 お知らせ 2018/04/17

花まつりはお釈迦さまの誕生日をお祝いする行事です。お花をお供えし、誕生仏に甘茶をかけて、仏教に触れながら幸せな人生を送ることを願って手を合わせます。

4月8日が花まつりですが、今年は4月21日に執り行います。

 

 

子どもの健やかな成長を願いお参りしませんか?

 

4月21日土曜日 2時から

正教寺本堂にて

お供えするお花を一輪お持ちください。

 

住職による法要と法話のあと、はなまつりサイダーとバウムクーヘンをプレゼント。また「まゆーら文庫」でお世話くださっている芝直子さんの絵本朗読があります。

 

 

 

 

 

はなまつりサイダーは佐賀県 正徳寺 副住職 浦霧慶哉さんが企画してくださったものです。『タモリクラブ』などいろんなテレビに取り上げられたそうですよ。

またバウムクーヘンは神戸スイーツ学会主催のバウムクーヘン博覧会で子供たちにバウムクーヘンと笑顔をプレゼントしよう!と募金してくださったものを「おてらおやつクラブ」を通じていただいたものです。

写真は昨年の様子です。

どうぞお気軽にお参りくださいね。

 

■第310回如月会例会のご案内■

如月会 2018/04/15

村田溥積先生の楽しい身近な古典・法律の勉強会です。 お気軽にご参加ください。

〈4月時間表〉

・13:00~13:40 ・4月の時事問題
             ・表紙鑑賞
             -金子みすず・日本歌唱集-

 

・13:40~14:30  ・古典文学シリーズ
              「源氏物語」

 

・14:30~15:10  ・「くらしの法律シリーズ」

 

・15:10~15:30  ・明治文学シリーズ
              与謝野晶子「みだれ髪」

 

☆日時:2018年4月27日(金)
  13:00~15:30 例会

 

☆場所:正教寺
☆例会会費:1500円
  初めての方もお気軽にご参加下さい

「ジャコのお菓子な学校」 2018年4月7日 

今日のまゆーら 2018/04/12

 

 

今日も残念ながらお客さんが無かったので、

読みかけの本をひたすら読んで過ごす。

 

あいにく子どもの本ではないけれど、

読んでいたのは宮部みゆきの『悲嘆の門』。

 

最初の巻に出てきた、病気のお母さんが息絶えようとしている部屋で、

誰の助けも受けられずに、飢えながら窓辺で嵐の街を見つめていた

5歳の女の子。

その子が最終巻で、主人公が人としての世界に戻って来るための

最後の楔になる。

 

ミステリーを越えたファンタジー小説だが、

本筋とは少し離れ、子どもを残して逝く母親の思いが、

その後もずっと子どもを護っている場面に、涙ぐんでしまった。

 

で、鼻をぐじゅぐじゅさせていたら、和子さんに「寒かった?!」と。

いえいえ、確かに今日は寒いけど、風邪じゃないから大丈夫です…。

 

気分を変えて、楽しい子どもの本を御紹介しよう。

ラッシェル・オスファテールの『ジャコのお菓子な学校』。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何よりも食べることが大好きな男の子のお話。

字を読むことも、数字を覚えることも苦手な2年生のジャコが、

偶然見つけたクッキーの作り方の本に夢中になり、

必死でレシピを読んで、生まれて初めて一人でクッキーを作るのだ。

 

めちゃくちゃな作り方でトラブル続出の末、おいしいクッキーが完成する。

そして次々に色んなお菓子を作れるようになるのだ。

おいしいお菓子を食べたくなること、請け合いの本!

 

紀北子どもの本連絡会のビブリオバトルのために見つけた本で、

とっても楽しかったので、文庫に入れました。

ぜひ読んでみてね。

 

さて次回の文庫の日は、花祭りです。

時間はいつもと同じ2時。

なんでもいいので、なにかお花を持って来てね。

 

次の文庫の日は、4月21日です。

(芝 直子)

永代経法要のご案内

雲城山正教寺 お知らせ 2018/04/04

4月8日日曜日 2時から
和歌山市冬野 雲城山正教寺にて
永代経法要があります。
檀家さん以外もお気軽にお参りください

今回のお話は
いのちの講演家として東大寺や永平寺などよお坊さんにも講演しておられる岩崎順子さん、
テレビ和歌山や和歌山放送で活躍中のフリーアナウンサーで絵本作家のいわさきふきこさん

母娘のコラボ講演をしてくださいます

読経で心身を整えて
温かいいのちのお話で
日々の心の疲れをほぐしませんか

今年はちょうど花まつりの日です
子どもたちにプレゼントする
花まつりサイダーも
もと子どもの皆さんにもプレゼントします

数に限りがありますので
なくなり次第終了します
ご了承くださいね

「トムは真夜中の庭で」 2018年3月31日 

今日のまゆーら 2018/04/03

 

 

今日も飛びきりのお花見日和。

境内にはソメイヨシノはないけれど、階段を上ると

周りの山で山桜が咲いて、山が白くなっている。

 

境内の上にある緑色の桜・御衣黄桜ももうすぐ咲くだろう。

下の境内から見上げても、周りの木々の葉っぱの緑色と交じって、

毎年咲いたのに気付かずに終わってしまうことがあるのが残念だ。

もしかしたら今年の花祭り、4月21日頃に咲いたらいいな。

 

と言うことで、ついでにお知らせ。

花祭りは第3土曜日、4月21日になっています。

去年からはカレーライスをやめて、お菓子のお振舞いになっています。

 

だから、皆さんお花を持っておいで下さい

いつもの文庫の時間からだったと思うけど、さてどうだったのか。

また和子さんに聞かねば。

 

さて文庫は静かで、本の探しもの。

アリスン・アトリーの『時の旅人』が読みたいと思ったが、どうも見当たらない。

 

昔ユネスコでもらったはずなんだけれどと、あちこち探していたら、

代わりにフィリパ・ピアスの、『トムは真夜中の庭で』を発見。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これも昔読んで、ゾクゾクした本だ。

弟がはしかになって、夏休み中親戚の家に預けられたトムが、

真夜中に13時を告げる大時計を聞き、そして…。

 

すっかり黄ばんだ本を夢中で読み返していたら、

和子さんが顔を出して、筍のおすそ分けを下さった。

 

すっかり春の気分になって、それからおしゃべり。

『トム…』の続きは借りて帰って家で読むことにした。

 

次の文庫の日は、4月7日です。

(芝 直子)