「源氏物語」 2018年7月21日 

今日のまゆーら 2018/07/27

 

 

日本列島が二重のお布団に覆われているとかいないとか。

とにかく猛暑が続く夏休み初日。

 

月末に市長選がある関係で、市内の小学校の夏祭りは今日に集中したらしい。

午前中に急な仕事が出来て出勤した小学校でも、

校庭に色んなテントが設営されていた。

うーむ、かき氷の担当はいいけど、焼きそばの担当はお気の毒かも。

 

涼しい文庫の中で、今日はせっせと和本作りの準備をする。

この前見本帳から外しておいた紙を拡げて、

表紙に使える物と、その裏表紙に合う物をセットするのだが、

きんきらのふすま紙の金粉が舞い散って、なにやら成り金のお部屋のようだ。

 

藤浪さんとおしゃべりしながら作業していたら、

はるちゃんが来て、お手伝いをしてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はるちゃんって、スッとした都会的な女の子のイメージがあったけど、

案外古風な優しい花柄などが好き、って分かった。

良かったらまた一緒に作ろうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真は、和本のサンプル。こんなのが出来ます。

サイズはB4を二つに折るので、B5。

半紙だともう少し小さくなる。

 

読む本も、自分が書くノートも、昔の本はみんなこんな形だったと、

はるちゃんに和本の説明をした。

ホッチキスも使わず、麻糸で仮綴じしてから色糸でかがるのだ。

 

そういえばさっき、藤浪さんが文庫に並んでいた『源氏物語』を

3冊借りてくれたけれど、源氏物語って、それこそ昔は和綴じだったに違いない。

 

 

 

 

 

 

文庫にあったのは、半分マンガになった読みやすい古典シリーズで、

『コミグラフィック日本の古典』という物だ。

このシリーズ、以前から文庫に来るお母さん達がよく読んでくれていた。

 

さて、次回は2時から和本作りをします。

針を使うので、小さい子どもさんはお母さんと一緒にどうぞ。

 

次の文庫の日は、8月4日です。

(芝 直子)

■第313回如月会26周年記念会のご案内■

如月会 2018/07/16

村田溥積先生の楽しい身近な古典・法律の勉強会です。 お気軽にご参加ください。

〈7月時間表〉

・12:00~13:15   ・「如月会」26周年記念会
              -おめでとうございます-

 

         …………… ☆☆☆……………

 

・13:15~14:00 ・7月のことば
             ・表紙(詩)鑑賞
              -金子みすず・日本唱歌集ー

 

・14:00~14:45  ・古典文学シリーズ
              「源氏物語」

 

・14:45~15:15  ・「みだれ髪秀歌」(与謝野晶子)

 

☆日時:2018年7月27日(金)
  12:00~13:15 お食事会
  13:15~15:15 例会

 

☆場所:正教寺
☆例会会費:1500円
  お食事会に参加の方は、お弁当代(実費)が必要となります
  初めての方は13:15からの例会にご参加下さい

「ぼくのおまいりがながーいわけ」2018年6月30日 

今日のまゆーら 2018/07/01

 

 

はじめにお知らせを一つ。

多分30年ぶり位に、お寺で和本作りの会をします。

8月4日の文庫の時間に。

費用・定員等は決まり次第発表するとのことです。

 

さあ大変だ。30年ぶりかあ。

確か最近では6年前に自分用に10冊ほど作って以来。

皆さんにちゃんとお教え出来るのか、不安だわ。

用紙サイズも材料も、昔とは色々条件が違っているし。

ま、がんばります。(軽い…)

 

さあ今日はそういう訳で(?)、和本に使う表紙の下準備。

もともとは襖紙の見本帳で、それを表紙に使う。

今回は和子さんがお知り合いの襖屋さんから、和本用にと

見本帳をたくさんいただいたことから始まった企画だ。

 

重たい見本帳を開いて、和本向きの物を選んでせっせと外していたら、

あいちゃんとおっちゃんが来てくれた。

檀家総代さんなのに、おっちゃん、なんて失礼ですが。

 

あいちゃんがまたレジンのキーホルダーを作りたいと言って、

じゃあ、おばちゃんはねぇねの分も作ってみようと、一緒に作る。

お姉ちゃんのくるみちゃんは、他にご用があって、来られないのだ。

 

幸い夕べの雷雨は通り過ぎて、境内に夏のお日さまが戻っている。

今日はレジンが固まる間、あいちゃんとシャボン玉をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

頂き物のモールがあったので、輪っかにして、シャボン玉液に浸けたら

すごくたくさん、大きいシャボン玉が出来る。

ぷうっと吹いているあいちゃん。

 

すっかり遊んでしまって、残りの見本帳ばらしは又今度。

文庫に置いてくださっていた新しい絵本も、あいちゃんと読みたかったなあ。

 

『ぼくのおまいりがながーいわけ』という、村田夕海子作の、

優しく仏教に触れてもらう絵本だそうで、

寄付していただいたのだとご住職が教えてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小さい男の子が、ずうっと仏壇に手を合わせてお参りしている。

なにをそんなに一生懸命お祈りしているのだろう。

それはね…。

キュンとするお話で、また今度、一緒に読みたいね。

 

次の文庫の日は、7月7日です。七夕さまの日。

(芝 直子)

みんなに訪れる「人生の仕舞い」を少し見せてくれる、映画『四万十~いのちの仕舞い~』のご案内

雲城山正教寺 お知らせ

今話題のドキュメンタリー映画『四万十~いのちの仕舞い~』

和歌山での先週末観客動員が3位!
この種の映画でこんな人気になるんですね

副住職も見てきましたがお勧めです

貴志川町で看取りに力を入れておられる内科医の坂口健太郎先生といのちの講演家岩崎順子さんのトークショーがあり
プロデューサーの藤原さんもいらっしゃったので
パンフレットにサインをもらえてラッキーでした

映画を見た後の挨拶やトークショーは
さらに理解を深めてくれるのでいいなぁと感じました

明日7月1日は映画が1100円で見れる日だそうです
舞台挨拶に溝渕監督が再び登場

「いのちの大切さ」って言葉でいうのは簡単ですが
実際、人がどんなふうに亡くなってゆくのか
身近に経験できない方は結構おられるのではないでしょうか

病気や老衰など原因はいろいろですが
人は時が来たら旅立つ準備を始めます
けれどプロセスを共有していなかったり受け入れられない身内は
その準備を無理やり止めてしまい
気の毒な苦しみを与えてしまうこともあるんだそうです

どこで決断するのかは難しい問題ですし
人それぞれです

この映画の小笠原先生のような方が
身近にいればいいでしょうが
そんなにうまくは行かないでしょう

愛情やまだまだ若いなど
やむを得ないこともあるでしょう

自分がその場面に出くわした時に冷静に対応できるなんて
ありえません
それでいいと思います

けれども
このような映画は
第三者の目線で客観的に
ご本人やご家族の苦悩や理解を見せてもらえるし
疑似体験もさせてもらえます
自然に亡くなるということについて考える機会になります

大事なおじいちゃんやおばあちゃん
可愛がっていたペット
いろんな機会が本当はあるはずなんだけど・・

出来ればみたくない、見せたくない、縁起が悪いなど
へんな気配りや潔癖さもあるし
家族葬の流行も手伝って
誰にでも訪れるそのプロセスに
立ち会わせてもらえる機会は少なくなりましたね

だからこそ、このようなドキュメンタリーが
これから大切になってゆくんだろうと思います

イオンシネマ和歌山では7/5まで上映です

https://www.inochi-shimanto.com/