『バーティミアス』というのは、ジョナサン・ストラウド作のファンタジー小説。
あのハリー・ポッターシリーズのような、と言うか、
それよりずっと面白くて引き込まれる本だと、私個人としては思う本だ。
全部で3巻、外伝も3巻あって、子どもから大人まで楽しめるが、とにかく分厚い。
ちょっとカバンに入れて持ち歩く、なんて無理。
寝っ転がって読むのも絶対に無理。
だけど読み始めると、どんどん引き込まれてあっという間に読み終わってしまう。
12歳の新米魔術師見習いの男の子が主人公なので、
本好きな子どもにも自信を持っておススメしたい本だ。
事実、こないだ学童保育の4年生の男の子に押し売りしてやったら、
数日後、「バーティミアス、読んでる!」と言ってくれた。
彼に押し売りしたのは第1巻の『サマルカンドの秘宝』だが、
ネット書店で1円で入手した本なので、返してくれなくていいと言ってある。
もし、まゆーらでも読んでみたいという子がいたら、
また買って持って行くのだけれど。
文庫に無い本の事をこのページに書くのは初めてかもしれない。
何を書こうかなあと思った時、今一番おススメしたい本がこれだったのだ。
文庫の子で、ファンタジーを読んでくれそうな子がいるといいな。
外伝も読みたいが、あいにくそっちはまだネットで安いのを見つけられなくて…。
やっぱり文庫のブログだから、本の事を書きたいのです!
さて、文庫で和子さんとさんざんおしゃべりしていたら、
和子さんが文庫の誕生祝いの会をやりたいねと言われた。
よくある、創立20周年とか、開設30年とかいうやつのこと。
まゆーらはあんまり古くて、いつが開設の年と言っていいのか
あいまいなのだけれど、多分今年で42年くらいじゃないかと、二人で一致。
「もうすぐ半世紀か?」
「いやぁ、半世紀までは生きてられへんかもしれへん。
45年でお祝いやろう」と和子さん。 それだと後3年くらい?
その辺ならまだ生きてるかなあと、二人で笑ってしまった。
来年の事を言うと鬼が笑うのに、3年後に文庫の創設45周年をするらしい。
いっぱい笑っておいてください、鬼さん。
文庫では、来てくれたはるちゃんと、庭仕事を切り上げたよっこちゃんが
ガムテープのバッグを作っていた。
写真ははるちゃんの作品。
はるちゃんは器用にバランスボールの座りながら本を読んでいた。
私なら絶対に乗り物酔いするわ。
次の文庫の日は、11月3日です。
(芝 直子)