文庫に着いたら、テーブルの上にお手紙。
県立図書館から来た、会合のお知らせだった。
ご案内はいただくものの、毎年参加したことはない。
代わりに紀北子どもの本連絡会の代表の宮本さんが、
毎回出席してくださっているから、後でご報告をきく事が出来る。
そんな事を思いながらお手紙を見ていたら、
今回の講演は絵本作家の長野ヒデ子さんとの事。
プロフィールに載っている代表作はもちろん『せとうちたいこさん』シリーズ。
文庫には『デパートいきタイ』と『えんそくいきタイ』がある。
なんでも(したい)(みたい)、鯛のたいこさんが、デパートに行って
あれもしたい、これも見たい、あれも着たいと大はしゃぎ。
ちゃんとヒレの先に靴を履いて、帽子をかぶり、バッグを持って
ちょっとレトロな感じのデパートを闊歩する。
細かい絵が面白くて、鯛がデパートに?とびっくりする本だ。
色々仕掛けも隠れていて、見つける面白さもある。
長野さんの講演かぁ、ちょっとそそられてしまった。
因みに私は、子どもたちの遠足にそそられて自分も遠足に行きタイ、と
出かけてしまう『えんそくいきタイ』の方が好きかも。
さて文庫はあいちゃんが来てくれて、門に座ってシャボン玉遊び。
モールを輪っかにしてシャボン玉液を浸けたら、すごくいい感じになる。
写真はフウッと吹いてたくさんシャボン玉を飛ばすあいちゃん。
いい風に乗って、本堂の屋根まで飛んで行った。
まぶしいお日さまの光の中を、たくさんのシャボン玉がクルクル回って、
それはそれはきれいで、いっぱい飛ばして楽しんだ。
もう一枚の写真は、その後で作った風車。
いい風を受けて回る物を、と作ってみた。
でもドールハウスで遊んでいるうちにお迎えが来てくださって、
風車は帰り道で回すとのこと。
きっと良く回るよ。
次の文庫の日は、12月1日です。 ええっ、もう師走?!
(芝 直子)