「おでんのゆ」 2018年12月15日 

今日のまゆーら 2018/12/18

今日は急きょ開催になった成道会。

毎年恒例の文庫行事だけれど、めっきり子どもが減ったので、

今年は中止かなあと思っていた。

 

でも和子さんがやっぱりやると決められたそうで、

お汁粉なしでお勤めの会。

 

最近唯一の常連・あいちゃんがよそのクリスマス会でお休みだったが、

はるちゃんと、それから成道会を知らずに偶然来てくれた りこちゃん親子。

 

久しぶりに会ったりこちやんは、お母さんよりも背が高くなっていた!!

みんなすっかりお姉さんだわ。

 

成道会と言うお釈迦様が悟りを開かれた日のお祝いをして、

今年もなぜか工作にクリスマスツリーを作る。

 

 

 

 

 

 

 

以前どなたかに頂いた超特大の松ぼっくりを使い、

グルーガンで飾りをつけていくスピード勝負の工作だ。

 

とりどりのビーズを付けて、グルーガンで金糸のような飾りを付け、

仕上げに綿をちぎって乗せる。

写真だと松ぼっくりの巨大さが分かりにくいかも…。

 

 

 

 

 

 

 

もしもあいちゃんが来ていたら、成道会の読み聞かせは

真珠まりこ作の『おでんのゆ』にしようと思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寒くなると、和子さんが昔、台所の灯油火鉢の上で、寸胴鍋に

いっぱいおでんを炊いておられたことを思い出すのだ。

あのくらいたくさん作ると、きっと味が染みておいしいに違いない。

 

『おでんのゆ』は、おなべのお風呂に大根さんが入って、

「ああ、いい湯だな」と言い、次々にちくわやジャガイモたちが入って来て、

いーち、にー、さーん、しー…と数えて、「もういいかーい」

おでんが出来上がる…という赤ちゃん絵本だ。

冬向きの絵本だな。

皆さんが帰られて、冷たい風の中を帰りながら、

よし、今夜はお鍋にしようと決めた。

おでんを煮込むには時間が足りないから、今日の所はレモン鍋。

 

ところで、ビッグニュースを一つ。

和子さんが、伊藤忠財団の『子ども文庫功労賞』に決まりました。

長年子ども文庫に携わって来た方が表彰されるもので、副賞付き!

 

42年前に和子さんが開設して、ずうっと開き続けてくださったから、

まゆーら文庫は今まで続いたのだと思います。

本当に良かった。

 

次の文庫の日は、1月5日です。

皆さま、良いお年を。

 

(芝 直子)

■第318回如月会例会のご案内■

如月会 2018/12/13

村田溥積先生の楽しい身近な古典・法律の勉強会です。 お気軽にご参加ください。

〈12月時間表〉

・13:00~13:40 ・12月のことば
              ― 平成さいごの12月 ―
             ・表紙(詩)鑑賞
              -金子みすず・日本唱歌集ー

 

・13:40~14:30  ・古典文学シリーズ
              「源氏物語」

 

・14:30~14:50  ・明治文学シリーズ
              ・「みだれ髪秀歌」(与謝野晶子)

 

・14:50~15:30  ・「くらしの法律シリーズ」

 

☆日時:2018年12月21日(金)
    13:00~15:30
☆場所:正教寺
☆例会会費:1500円

 

  初めての方もお気軽にご参加下さい

 

「ゆうたくんちのいばりいぬ」 2018年12月1日 

今日のまゆーら

 

 

今日から12月。

何にもしないのに気ぜわしいのはなぜだろう。

 

文庫でそんな事を思いながら読みかけの本を読んでいたら、

思いがけないお客様たち。

私の行っている学童保育の教室に、時々応援に来て下さる畑先生と、

本渡にお住まいのそのお友だちの方。

 

以前から文庫のことをお話していたら、お友だちの所へ遊びに行くついでに

行ってみるわ、と言われていて、今日いきなり来てくれたという訳だ。

 

文庫には昔から冬野や本渡など地元の子どもたちが大勢来てくれたけれど、

そのお友だちの方は、まゆーら文庫のことを聞いたことが無かったらしい。

 

でも文庫の古ーいアルバムを見て、見知った顔があちこちにあって、

けっこう驚いておられた様子。

 

古いアルバムは文庫の歴史でもあるけれど、

地域の子どもたちの年代史でもあるらしい。

 

知らないおじさん二人が文庫にいて、びっくりしたのは、やってきたあいちゃん。

文庫に上がろうかどうしようか、ちょっとおっかなびっくりで入って来た。

やあ、見学の方が見えてる時に、あいちゃんが来てくれてよかった。

 

「本を読むの?」と聞かれて、お返事しないあいちゃんに代わって、

「本を読んだり、工作したり、外で遊んだりするんだよねー」と私。

「…じゃああっち(学童保育)とおんなじですやん」と畑先生に言われてしまった。

 

そう言われればおんなじだと、改めて思う。

おじさんたちと文庫についてお話しながら、あいちゃんと工作。

ピンクのタオルハンカチで、可愛いクマを作った。

首に掛けたビーズは、あいちゃんのブレスレットにもなる。

 

 

 

 

 

 

 

おじさんたちが帰ってから、境内でかくれんぼをして、

気持ちのいいお日さまの中で山の上にも登ってみた。

山がずいぶん紅葉していてきれいなのに、

黄色い花が咲く桜の木が、この前の台風で折れて無くなっていた。残念。

 

その後あいちゃんのリクエストでたくさん絵本を読む。

一番たくさん読んだのは、きたやまようこ作の

『ゆうたくんちのいばりいぬ』シリーズ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『こんにちは むし』や、『こんにちは ねこ』など。

ちょっとえらそうなこわもてのイヌじんぺいと、

飼い主の男の子ゆうたくんや家族、周りの生き物たちとの

イヌ目線の対比が楽しい。

 

あいちゃんがこの頃「本を読んで」と言ってくれるのが、とてもうれしいよ。

 

次の文庫の日は、12月15日です。

さすがに今月は第5土曜日(29日)は、お休みします。

 

(芝 直子)