「ホビットの冒険」 2019年1月19日 

今日のまゆーら 2019/01/28

今日の文庫は、和本の修理の日。
古い大切な和本の表紙がボロボロになったのでと、
和子さんに頼まれていたものだ。

材料と道具をかついで行くついでに、もしやりたい方があったら
和本を作れます、とお知らせしてけれど、希望者はナシ。

もし子どもたちが来たら、和本用の表紙のはぎれで、
メモ帳を作ろうかと思ったのだけれど。

その代り、古い和綴じの部分を外していたら、私の知り合いがやって来た。
どうも、ここへ来たら居ると思われているらしい。 …当っているけど。

大学図書館の司書経験もある彼としゃべりながら、
和本の修理をして、和子さんのご注文・2冊の修理が出来た。
なかなかきれいになって、これからも使っていただけるのはうれしい。

さて、文庫の本を珍しそうに見ている彼に、お話したのは
トールキンの『ホビットの冒険』。
明日20日にうちで紀北子どもの本連絡会の読書会があり、そのテーマだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファンタジーの古典で、『指輪物語』の前段のお話になる。
ホビットというのは小人の種類。
ホビットのビルボが、魔法使いのガンダルフや、
ドワーフ小人(ホビットより少し大きい小人!)たちと
竜退治の冒険をする話だ。

『指輪物語』の映画版『ロード・オブ・ザ・リング』を観られた方なら
お馴染みの世界かもしれない。
『ホビットの冒険』上下2冊は文庫にあるが、
なかなか子どもたちにはとっつきにくい本なのが残念。
まゆーらには、貴重で、いい本がたくさんあるんだけどなあ。

次の文庫の日は、2月2日です。
(芝 直子)

■第319回如月会例会のご案内■

如月会 2019/01/16

村田溥積先生の楽しい身近な古典・法律の勉強会です。 お気軽にご参加ください。

〈1月時間表〉

・12:00~13:15 ・明けましておめでとうございます。
              ― 創立以来、27回目の新春です!―

 

   ……… * ……… * ……… * ………

 

・13:30~13:45 ・表紙(詩)鑑賞
              -金子みすず・日本唱歌集ー

 

・13:45~14:40  ・古典文学シリーズ
              「源氏物語」

 

・14:40~15:15  ・明治文学シリーズ
              ・「みだれ髪秀歌」(与謝野晶子)

 

☆日時:2019年1月25日(金)
    12:00~13:15 新年会
    13:30~15:15 例会

 

☆場所:正教寺
☆例会会費:1500円+昼食代

 

  初めての方は13:30からの参加でお願いします。

 

「ドリトル先生シリーズ」2019年1月5日 

今日のまゆーら 2019/01/10

 

 

新年あけましておめでとうございます。

今年も楽しい本にたくさん出会えますように。

 

年明けの文庫はお客ゼロ。

のんびりと本の片付けなどをしていたら、

紙袋にどっさり本が入っているのを見つけた。

 

どなたかが返却に来てくださった本らしいので、

もとあった場所に片づけをする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出てきたのはロフティング作の『ドリトル先生シリーズ』が数冊だった。

懐かしいなあ。読んでくださったのは誰だったかしら。

 

動物の言葉がわかるドリトル先生の物語で、児童文学の名作だ。

十数冊出版されていると思うが、文庫にも『ドリトル先生のキャラバン』など

井伏鱒二の翻訳で岩波少年文庫から出た本が7冊か8冊ある。

 

30年以上前に買った本で、どれもみんな茶色に変色していて、

表紙の絵もイマイチ鮮明ではなく、今回は最近出版の同じ本を表示してみた。

 

内容は同じはずなので、面白いんだけどな。

久しぶりに読み返してみようかしら。

 

帰り際に、よっこちゃんから、本はしばらくお顔を見ていないたえちゃんが

返してくださったのだと聞いた。

そうか、楽しく読んでくださったのならいいなあ。

 

さて、和子さんから長年使っている和綴じの本2冊を修理してほしいとの

依頼があったので、次回の文庫の日に材料と道具を持って行きます。

 

一冊は綴じ糸を替えるだけで大丈夫と思うが、

もう一冊の方は表紙ごと新しくした方がいいと思う。

それとも古い表紙に愛着があるなら、裏打ちしなくてはいけないか。

 

もしまた和本を作ってみようと思われる方がいたら、

材料と道具はありますので、次回の文庫の時にどうぞ。

 

次の文庫の日は、1月19日です。

(芝 直子)