前回は伊藤忠財団の文庫功労賞受賞の藤浪さんにくっついて、
推薦者の上田大愚さんと3人で上京していたので、
1ヶ月ぶりの文庫。
贈呈式に出席し、私はその後のオプションの図書館見学にも行き、
伝説のかつら文庫を見て、大満足で帰って来た。
東京子ども図書館では、松岡享子さんにお会いして、
直接絵本にサインをして頂いた。
松岡さんの絵本、『うれしいさん かなしいさん』で、
ちゃんと『まゆーら文庫様』と書いてくださった。
白クマ風のうれしいさんとかなしいさんが、ほんのちょっとしたきっかけで
かなしいさんになったり、うれしいさんに代わったり。
気持ちの持ちよう…ってことかも。
『まえからよんで うしろからよんで まんなかでであうおはなし』という
ちょっと変わった絵本だ。
次回に持って行くので、ぜひサインも一緒に見てください。
で、かつら文庫には壁に全国の地図があって、各地の文庫などの資料を
保管する『マップの部屋』があり、受賞記念にまゆーらの資料も持って行って、
たくさんお渡しすることが出来た。
贈呈式の写真や資料、かつら文庫に持って行ったまゆーらの写真などは
文庫の壁に貼って、アルバムにもまとめたので、お楽しみに見てください。
お楽しみ、と言えば、今年も花祭りの季節が近づいていて、
4月20日に開くそうです。
最近の子どもさんの数を考えて、今年はカレーをやめます、と和子さん。
だから来て下さる方は、仏様に差し上げるお花だけを持って来てください。
レンゲやタンポポなんかでもいいよ。
もう一枚の、何だかよくわからない写真は、まゆーらの天井の物。
今日もいきなり現れた私の知人に、和子さんがまゆーらの歴史の話をして、
そう言えばあの天井のもねぇ…と見上げた次第。
昔、表現遊び(?)の方が来てくださっていた時、境内に大きい紙を敷いて
その上で子どもたちが自由に描いたり手形を押したりしたものだ。
大きすぎて貼れないから、天井に貼って、そのまま○○年くらい。
(編集注:表現遊びの方→表現教育家の岩橋由莉さん)
贈呈式を機に、文庫の歴史を振り返る事が多かったので、
ずいぶん大勢の方のご協力があったのだと、改めて痛感した。
きっと今ではそれぞれの場所でご活躍のことだろう。
皆さま、その節は大変にお世話になりましてありがとうございました。
次の文庫の日は、3月30日です。
(芝 直子)