連日の猛暑で、元気なのはゴーヤ位。
文庫の前のゴーヤも、小さい実が鈴なりになっていた。
数日後には収穫だろうに、接近中の台風8号はどうだろう。
きれいになった文庫だけれど、今日もお客は無し。
藤浪さんとおしゃべりしながら、
並んだ本棚の本を台帳と照合する作業を始めた。
高学年用の分厚い読み物の本棚を、数段分やっつけただけで時間切れ。
やれやれ思いの外時間がかかりそうだ。
藤浪さんと、きれいにしたのにこのままお客がなかったらどうする、と
しゃべっていたら、「ええやん、芝さんとお茶飲みの時間にするわ」との事。
私は良いけど、勿体なくないか?
さて、リニューアルした文庫がとてもきれいに見える、と藤浪さんが言う。
本棚が新しくなったのもあるけれど、
この際だからと本のカバーをはがして、中のきれいな背表紙を出し、
ラベルも貼り替えたから、並べてみると、くすみが取れて鮮やかになったのだ。
そこまではいいが、いざ台帳と照合を始めると、
同じ本があったりしてチェックを間違えそうになる。
『小公女』…、あった、と台帳にチェックのハンコを押すと、
何行か後にまた『小公女』が載っているという具合。
出版社やシリーズ名も確認した方が良いらしい。
なぜだか次々に出てくるのはボーム作の『オズの魔法使い』。
台帳のあちこちに3冊も記載があり、今のところ実物は1冊だ。
きっと他の棚にあるのかも。
映画で有名になった作品で、メロディもすぐ浮かぶお話だが、
原作も読みごたえがあって、とても楽しいんだけどな。
私は好き。
アメリカって、家を飛ばすような竜巻があるんだと、
子ども心にびっくりしたのを覚えている。
ところで新しくなった文庫の前に、入りやすいように縁台みたいなのがついた。
ただ、この猛暑のせいか、材料のせいか、木からすごくヤニが出ていた。
靴下に着いたらひどいことになるから、あそこは靴のまま上がって、
靴脱ぎにしましょう。
次の文庫の日は8月17日で、大人の書道教室もあるそうですが、
私は文庫に来られません。
でも開いているので、おついでにでもどうぞ覗いてください!
次の文庫の日は、8月17日です。
(芝 直子)