「妖怪アパートの優雅な日常」 2020年9月19日 

今日のまゆーら 2020/09/21




 

今日もお客のなかった文庫でお茶を引いていたら、

本堂で開かれていたお習字の会の後で

上田大愚センセイが覗いてくださった。

 

和室のドールハウスを見に来てくれたとか。

細かい屋根瓦や違い棚の絵皿などを見て、

「…何をしてくれるのや」とあきれて一言。

誉めてくれたのだと勝手に思っておこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そういえば、食卓を見て「栄養バランスが偏ってへん?」

そこか。 サンマと月見うどんとビールだからなあ。

次に見てもらうまでに、栄養バランスの取れた食卓を、頑張って作るわ。

 

そんなやり取りの後、また一人で本棚を見ていたら、

香月日輪作の『妖怪アパートの幽雅な日常』シリーズが目についた。

このシリーズって、おいしそうなお料理が山ほど出てくる。

ただし作っているアパートの賄いさんは、手首だけの幽霊なんだけれど。

ストーリーも面白くて人気なのはもちろんだが、

この賄いさんのお料理本までが別巻で出ているくらいだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文庫の本棚に、なぜか第1巻がなくて、2巻から後が並んでいた。

どなたかに貸し出し中らしい。 はて。

ちなみに作者の香月日輪さんという方は、田辺市出身の女流作家で、

妖怪や霊などが絡んだお話をたくさん出版していて、

残念なことに数年前に亡くなられた。

 

個人的には、どのシリーズにも共通している、ちょっぴり教訓めいたところが

たくさん読んでいると気になってくるのだが、お話は大好きだ。

未完になったシリーズがあるのは残念だけれど、

『妖怪アパートの優雅な日常』は外伝2冊ほどを含めて全部終了している。

 

第1巻から読んでみようという人がいらっしゃったら、

我が家の本棚にもあるので声をかけてください。

 

さて、文庫でひたすら本を読んで、和子さんとおしゃべりをして、今日もおしまい。

これでお茶をごちそうになって帰るのは、申し訳ないわ。

 

次の文庫の日は、10月3日です。

(芝 直子)

いきいき健康ヨーガ教室のご案内

雲城山正教寺 お知らせ 2020/09/20



こんにちは、正教寺です
いつもご覧くださってありがとうございます

 

 

 

 

 

 

 

心と体をすっきりさせるヨーガ
呼吸と体に無理のないポーズで
どうして、すっきりするのか不思議ですね仏教のおはなしで
こころがすっきりするのもいいですが
ヨーガもとってもおすすめです

当山ではヨーガ療法学会の認定ヨーガ療法士
藤原加津子先生のヨーガ指導を
気軽にお楽しみいただけます

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●動きやすい服装。バスタオル等の敷物をご持参下さい。
●逢いヨーガ教室主宰 藤原加津子先生
インド中央政府科学技術省科学産業局認定
スワミ・ヴィヴェーカナンダ・ヨーガ研究財団ヨーガ療法士
一般社団法人 日本ヨーガ療法学会認定ヨーガ療法士

駐車場は下記の場所です
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お彼岸のお知らせ おとなの書道講座報告

雲城山正教寺 お知らせ




今日はお彼岸の入でしたね

おとなの書道講座にご参加のみなさんと
お勤めさせていただきました

 

 

 

 

 

 

 

 

書道講座は小筆の使い方
それと24節気の解説や飾り用の書について教えていただきました

お彼岸の中日は秋分の日ですね
中日を挟んで前後3日、合計7日間がお彼岸です
そのあたりも、詳しく教えていただいて
みなさん「楽しかった~」と言って帰って行かれました

おひさまがちょうど真西に沈む日
春分の日と秋分の日
西方浄土に思いを馳せて
夕日を拝む風習があちこちに残っています

和歌山市では
雑賀崎でハナフリという現象が見られるとかで
夕日を見る会が毎年ひらかれています

当山では22日13時から本堂で
秋季彼岸会法要を執り行います
時節柄、読経、お取次のみとし
お茶とお茶菓子はお持ち帰り頂きます
マスク着用と手指消毒をお願いします

お彼岸の入の日
お墓参りもたくさん来られ
きれいなお花が入っていて
厳かな雰囲気になっています
お浄土を模していると言われていますが、
なるほどなあと感じます

皆さんお参りくださるので、
境内の掃除・本堂の掃除もしておきました。
ずいぶん涼しくなりましたが、
日中はまだまだ暑く1時間ほど掃除をすると
汗がいっぱい出てきます。気持ちのよい作業時間でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

書道講座
次回は10月17日です

まゆーら文庫
次回は10月3日はです

おとなの読書スペースサロン・ド・まゆーら
次回は10月3日です
ご希望の方がいらっしゃったら
人生のお悩みや愚痴など拝聴します
これは要予約(1枠30分)無料ですが
本堂にお参りしておかえりください

上田大愚先生のおとなの書道講座お知らせ 20.09.19

雲城山正教寺 お知らせ 2020/09/18

ご好評いただいている上田大愚先生のおとなの書道講座

今月は9月19日(土曜日)に開催されます。

テーマは「筆文字に挑戦①」

筆使いの基本を教えていただきます。

14時からです。お楽しみに!

 

持ち物は小筆・墨・硯 または筆ペンでもOKです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■第339回如月会のご案内■

如月会




村田溥積先生の楽しい身近な古典・法律の勉強会です。

 

 

 

 

 

 

 

お気軽にご参加ください。

如月会(第339回)予告

〈9月時間表〉

・13:00~13:40  ・9月の言葉
              ・表紙鑑賞
              -金子みすず・日本唱歌集-
・13:40~14:40  ・古典文学シリ―ズ
              「源氏物語」
・14:40~15:00  ・「新シリーズ」
・15:00~15:30  ・「くらしの法律」シリ―ズ
☆日時:2020年9月18日(金)
  13:00~15:30
☆場所:正教寺
☆例会会費:1500円
☆初めての方もお気軽にご参加ください。

 

 

「ものいうなべ」 2020年9月5日 

今日のまゆーら 2020/09/06




 

 

9月になって、大きい台風も接近しているニュース。

何の行事もない半年の間に、変なところで季節を感じてしまう。

 

残念ながら今日も文庫のお客はゼロ。

本棚から出した本をじっくり読んでいるうちに、閉める時間になってしまった。

私はそれでもいいんだけれど、文庫を開けるために

お部屋を片付けてきれいにしてくださっているのが申し訳ない。

 

そういえば、お盆で文庫を閉めた日に、ののかちゃんが

本の交換に来てくれたらしい。

お盆で塾がお休みになったから来られたのかも、と思ってしまった。

みんな色々忙しいのかな。

 

本棚から取り出して読んでいたのは、メリー・C・ハッチ作の

『ものいうなべ』。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「岩波おはなしの本」の1冊で、デンマークの楽しいお話を集めた本だ。

このシリーズは各国に伝わる昔話を、国ごとに集めたもので、

お国柄がしのばれてなかなか面白い。

 

デンマークは言うまでもなくアンデルセンの国。

アンデルセン自身も、小さいころにはこの本に集められたような

昔話を聞くのが大好きだったそうだ。

 

「ものいうなべ」は、貧乏なお百姓が唯一の財産だった牛を売りに行き、

なぜか3本足の鍋と交換してしまうお話。

ところがこの鍋、しゃべるわ歩くわ、お金持ちの家に出かけて行って、

いろんなものを持ち帰ってくる。

 

多分もう絶版になっているらしい数十年前のシリーズだけれど、

文庫には何冊か残っている。

地味―で古い本だから、探すのも大変だったりして。

 

もう一つの写真は、ドールハウスの庭に咲く彼岸花。

花瓶に活けて床の間に置く花ではないかもしれないので、

庭に勝手に生えた・・・という風情に作ってみた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうすぐ本物の彼岸花が田んぼの畔に咲くだろう。

季節が少し進むかな。

コロナ騒ぎが落ち着くまで、ドールハウスで季節を感じる小物を作ろう。

 

次の文庫の日は、9月19日です。

(芝 直子)