夏休みになって、ますます暑さがひどくなる。
おまけにこの頃いきなり雨が降ってきて、びっくりさせられる。
今日も、文庫で遊んでいたら、いきなり激しい雨。
なのに帰宅したら、「雨?降れへんぞ」と言われてしまった。
今日遊びに来てくれたのは、はるかちゃんとあきらくん姉弟。
おばあちゃんが連れてきてくださった。
二人は夏休みを利用して、神戸から帰省中で、
はじめて二人だけでお泊りしているらしい。
何でも、夏休み中に東京へ引っ越すことになっていて、
お母さんはその準備で大忙しだとか。
遊びに来てくれた二人と、さっそく工作。
たまたま文庫にあった万華鏡のキットで、自分だけの万華鏡を作る。
ビーズやスパンコールを入れて、それから周りを飾りつけ。
肝心のボンドやテープが無かったので、ちょっと面倒だったけれど、
二人とも可愛いのができた。
写真を撮り忘れたのが残念だ。
後は、いつものようにお話の押し売り。
ジャマイカの昔話で、「アナンシと五」を聞いてもらった。
はるかちゃんの反応が豊かで、語っていても楽しかった。
あきらくんも数は10まで数えられるとか。
意味も分かってくれたらしい。
何しろ、五と言ったら魔女の呪いに掛かって死んでしまうというお話。
悪いアナンシが、それを利用してアヒルやウサギの奥さんをだまし、
食べてしまうのだが、最後に、だまそうとしたハトの奥さんは…。
機会があったら、またお話も聞いてね。
この間おじいちゃんが返しに来てくれた、恐竜トリケラトプスの本を
また何冊も借りてくれたあきらくん。
いいなあ。
さて今日は渡辺茂男作、加藤チャコ絵の『まんいんでんしゃ』のご紹介。
はるかちゃんたちは電車じゃなくて、ママの車で来たそうだが、
その方が良かった!
夏休みの日曜日、電車で遊びに出かける動物たちが、
次々乗り込んで満員になった電車。
イノシシの家族はバラバラに押し込まれるし、
ゴリラのおっさんは膝を広げて座席を占領する。
足元には小さいカメがいるし、ハリネズミさんまで乗っているのだ。
「これだったら僕の方が上手に描ける」と、読んだ子が言ったという
迫力満点の奔放な絵がすごい。
小さい子が描いたかと思ってしまう絵と、絵の中の間違いだらけの字。
ハードカバーじゃないけれど、今度持っていくので、ぜひ誰かに見てほしい。
同じシリーズの、『ぶつかる!ぶつかる!』もあるよ。
次の文庫の日は、8月6日です。
(芝 直子)