前回の文庫の日(8月6日)は、ブログの更新をしませんでした。
お客様が無かったし、和子さんも途中で出先から帰ってこられて
お疲れのようで、お話もしなかったので・・・。
ひたすら持って行った本を読んで、後は覚えかけのおはなしの練習。
そしたら今日は、はるかちゃんとあきら君の姉弟が来てくれた。
一緒に来てくれたお母さんによると、明後日東京にお引越しとのこと。
それはまた、ものすごく忙しいに違いないのに、遊びに来てくれてありがとう。
前回あきら君がリクエストしてくれた、うちわの工作をしてから、
「まだ何か作りたい」というので、バルーンアートに挑戦。
風船をひねって作るので、割と難しいのだけれど、
はるかちゃんがまずネズミを作り、それから二人ともキリンを完成させた。
ただし、あきら君のはキリンじゃなくて、ブラキオサウルスとのことだ。
さすか恐竜トリケラトプスシリーズが大好きなあきら君だ。
器用なお母さんが、刀や花も風船で作ってくれた。
風船を力任せに捩じっていくのは、なかなか怖いのに、あきら君も度胸がある!
長―い風船を両手でつかみ、「いーち、にぃ、さーん、しぃ、ごぉ!」と
大声で数えながら捩じっているうちに、前回の文庫の日に聞いてもらった
おはなし『アナンシと五』の一節がいやでも思い出されて…。
「五と言ったとたん、アナンシはばったり倒れて死んでしまいました」と私。
「それ、お話だから」と、はるかちゃん。
さんざん遊んだ後で、今日もお話を聞いてもらう。
「ネズミのすもう」と言ったら、「前に聞いた」。
えっ、去年の夏休みに? すごい記憶力だ。
急遽、『団子長者』に変更し、その後で前回おられなかったお母さんにも、
聞いてもらおうと、もう一度『アナンシと五』も語ってみる。
帰るぎりぎりまで、はるちゃんが絵本『まんいんでんしゃ』を読んでいたが、
さすがに引っ越し直前では借りて帰ってもらえない。
その続きみたいな『ぶつかる!ぶつかる!』は、冬休みに読んでね。
渡辺茂男作・加藤チャコ絵の、同じシリーズで、登場する動物たちも同じ。
自転車に乗れるようになった、イノシシのいのっぺちゃんが、
「ぶつかる!ぶつかる!」と叫びながら大暴走。
他の動物たちにぶつかっては叱られて、帰りにはちゃんと安全運転で帰るお話。
とにかく絵がダイナミックで、お行儀のいい「安全運転絵本」などではない。
加藤チャコさんは、締め切りと、自分のお産がぶつかって、大変だったとか。
いろんなものとぶつかっては乗り越えて、できた絵本らしい。
遊んでいる途中で、ひょっこり私の元の仕事仲間の男性がやって来たが、
一緒にはるかちゃんたちの工作を手伝って、帰って行った。
何のお構いもしませんで、失礼しました。 また来てね。
次の文庫の日は、9月3日です。
(芝 直子)