「ぐりとぐらのおきゃくさま」2022年11月19日

今日のまゆーら 2022/11/21



今日の絵本は、中川李枝子作の「ぐりとぐらのおきゃくさま」。

ぐりとぐらが、森の中で見つけた、大きな長靴の足跡をたどって行くと、

なぜか自分たちの家に着いてしまう。

そこにいたのは意外なお客様。

ぐりとぐらのおきゃくさま

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリスマス絵本はたくさんあるけれど、私の中ではこれが好き。

自分たちの家に続く足跡って、 ドキドキしない?

あれ、ひょっとしてうちに来てくれたのは…。

そう、もちろんあの人。いや、サンタクロースは「人」じゃないのかな。

 

ぐりとぐらと、サンタクロースの組み合わせが楽しくて、

いつものケーキも出てきて、定番の安心感だ。

サンタクロース自身が作ってくれるクリスマスケーキ、いいなあ。

 

ところで浄土真宗のお寺の中の文庫には、なぜかクリスマスツリーやら、

天使の人形、キリスト生誕の場面の飾り物などがあるのだ。

もちろんお釈迦様の絵本や仏典童話もいっぱいあるから、多分いいのか。

 

さて、今日はまゆーら文庫45周年のお祝いをした。

和子さんと、うちのお父さんの3人で、密かに祝杯をあげた。

それからいつものように、文庫に座ってお客さんを待っていたのだけれど、

子どものお客は無し。

 

お習字の日だったので、あお君が来るかなあと待っていたんだけどな。

でも、私の友人の男性がふらりと遊びに来てくれた。

なんだかんだとおしゃべりをして、情報交換。

 

おいしそうに祝杯を重ねた和子さんがお部屋に引っ込んでしまわれたので、

今日はお話を聞いてもらわずに帰る。

今日来た友人にも、そのうちきっとお話の押し売りをしたいんだけど。

 

次の文庫の日は、12月3日です。

(芝 直子)

「エルマーのぼうけん」 2022年11月5日 

今日のまゆーら



今日は文庫のお客に、栄田さんが来てくださった。

元の『かいがら文庫』さんのメンバーだった方で、絵本にも詳しい方。

ありがたいことに、まゆーらに本を借りに来てくださるのだ。

児童書を借りてくれる、貴重なお客様だわ。

 

今日も何冊か借りてくださった。

面白い本を見つける嗅覚って、絶対あるな。

 

栄田さんと、本のことをおしゃべりして、おまけにお話を一つ聞いてもらう。

イギリスの昔話で、『かたやきパン』だ。

パン焼きかまどから逃げ出した、かたやきパンが、家の人たちや道で出会う人たち、動物たちからも逃げて、最後に…というお話。

 

世界中に類話があって、最後にパンを食べちゃうのは、

キツネだったり、ブタだったり、いろんなパターンがある。

この前、ある施設でこのお話を語ったら、車いすの2年生の男の子が、

話し終わったとたん、「楽しいお話だった」といってくれて感激した。

 

さて、一人になってから、自分のための絵本探し。

『エルマーのぼうけん』シリーズを、参考に使いたいことがあるのだ。

3部作で、全部あるかと思ったのに、『エルマーのぼうけん』と

『エルマーと16ぴきのりゅう』の2冊しか見つけられない。

 

この前探した『もりのへなそうる』みたいに、また行方不明かも。

まあいいや。

エルマーの冒険

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、改めて『エルマーのぼうけん』を読んでみる。

何しろずっと昔に読んだきりで、細かいことは忘れている。

でもなんて面白い本!

本当に前に読んだのかしらと、自分の記憶力を疑ってしまった。

 

エルマーが竜の子どもを助けに行く冒険なんだけど、

持っていくアイテムや、猛獣たちとのやり取りのおかしさ。

そして何よりハラハラしてしまう。

 

きっと同じように、昔読んだ本でも年齢を重ねたら、新鮮に感じて、

新しい発見や感動に出会えるに違いない。

文庫にある本、またちょっとずつ読み直したくなった。

 

次の文庫の日は、11月19日です。

(芝 直子)

「もりのへなそうる その後」 2022年10月29日 

今日のまゆーら 2022/11/06



第5土曜日で文庫の日。

お客様が無かったので、和子さんと文庫開設45周年になるという話。

よくまあ続いたものだ。

和子さんが自分たちだけで密かにお祝いをしようかと言われる。

そうねぇ、密かになら。

 

前回の文庫の時に、あお君が副住職さんに頼んで描いてもらっていた

シンカリオンの絵が、完成してボードに貼ってあったのでびっくり。

余りに細かい絵で、頼まれた副住職さんも途中でお仕事に戻られた物だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あお君に「持って帰って続きはおうちで描いてみたら?」と言ったら、

「置いといて、描いてもらう」とのお返事。

今日はお習字の日じゃないし、しばらくはあお君も来ないかもしれないけれど、

きっちり描いてくださって、感謝です。

ありがとうございました。

 

ところで去年の春、このブログで書いた、渡辺茂男作の『もりのへなそうる』が

長年の間にいつのまにか無くなっていた件。

やっぱり見たいので、中古品を手に入れた。

いつも参加している、絵本の勉強会で、次回の発表の担当が私で、

テーマが『もりのへなそうる』になっているのだ。

もりのへそうなる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手に入れて改めて読んでみると、やっぱりいいなあ。

幼い兄弟が、森の中で「ちじゅ」(地図)を頼りに冒険をして、

不思議な生き物へなそうるに会うお話。

もりのへそうなる

 

 

 

 

 

 

 

幼いみつや君のたどたどしい言い間違えも楽しいし、

お母さんのおおらかな様子も素敵だ。

ワクワクして、なんだかほっこりするお話。

だれか読んでくれる子がいたらいいな。

 

次の文庫の日は、11月5日です。

(芝 直子)