晴れの予報のはずが、何やら雲行きがおかしくなって、雨雲アラームが届く。
風も吹いて、いっぺんに肌寒くなってきた。
お習字の日で、皆さん熱心に励んでいらっしゃる。
来月のまゆーら作品展についてお伺いしていたら、
出展する方々に「文庫で思い出に残っている本」を聞いているとのこと。
なんと! それはしっかり文庫の思い出も展示するわけだ。
それなら、その該当する本も実物を出してもらわなければ。
というわけで、思い出に残っていると言ってもらった本を
急いで本棚から抜き出して集めた。
その中の1冊が、エルジュ作の『タンタンの冒険・燃える水の国』だった。
一見絵本に見えるけれど、中身はしっかり外国のコミックス。
小さいコマ割りの中に、びっしり吹き出しのセリフが詰まっていて、
おばさんには、正直ちょっと読みにくい。
お話は面白いんだけどなあ。
文庫には10冊くらいあるので、ぜひお若い方、読んでみてください…
と言っておこう。
他にも、『精霊の守り人』や、『なんでも魔女商会』、『わすれられないおくりもの』、
『スパイダーウイックの謎』、『ウォーリーをさがせ』などなど。
定番絵本や、人気の本が並んだ。
思い出に残るほど読んでくれたんだ。嬉しいなあ。
文庫出身の皆さん方の、芸術作品を見せてもらうのを、楽しみにしています。
さて、私の年代物のドールハウスも、持って帰って修理することにしよう。
次の文庫の日は、11月4日です。
(芝 直子)