まだ梅雨に入らないらしいが、なんだか今日はうっとうしい空模様。
文庫のお客は、りぜちゃん一人。
ドールハウスにビーズを詰めて遊んだり、カードゲームをしたり、
やりたいことが山盛りで、一緒に遊ぶ。
トランプのババ抜きをしたかったのに、小さいかわいい手から
手札があふれて、うまく持てなかったのは仕方ないよね。
文庫にあった風車を見つけて、外へ出るが、
りぜちゃんが見つけたポイントは、本堂のエアコンの室外機の前。
走り回らなくても、すごい勢いで風車が回る回る。
扇風機じゃないから、指を突っ込む心配もないし、冷たい風でいい具合だ。
そのあと文庫で、風車作りの工作をしてみる。
上手に材料を切って、クリアファイルの風車ができた。
もちろん室外機の前で試運転。 大成功だった。
さて、和子さんが来てくれたので、お話の時間。
和歌山弁の『だんまりくらべ』を聞いてもらい、
「もう一回」というりぜちゃんに、『世界で一番きれいな声』を語る。
これは、子ガモがネコやイヌなど他の動物の声をうらやましがって、
自分も鳴いてみようとするかわいいお話だ。
りぜちゃんも「次は何かな」と、ワクワクして聞いてくれた。
ドールハウスには、親ガモと子ガモが数羽いるので、
お話の後は、カモさん親子と一緒に、ドールハウスで遊ぶ。
トントン、と親ガモがドアを叩いて、「お出かけするから、
子どもたちを預かってください」と言う、斬新なパターンだった。
面白かったね。
因みにタイトルの『エルマーのぼうけん』は、新聞で作者のガネットさんが
100歳で亡くなられたとの記事を見たから。
ガネットさんって、ご存命だったんだと、そっちに驚いてしまった。
お習字の上田先生も、その訃報を知って、
おうちでエルマーについて話題になったとか。
ご家族で話していたら、『エルマーのぼうけん』と、
『ニールスのふしぎな旅』と、『ヒックとドラゴン』のストーリーが
入り混じって、困ったとのこと。
それは大変。それで、お帰りにはその3冊を借りて帰ってもらった。
ぜひ疑問が解消されますように。
次の文庫の日は、6月29日です。
(芝 直子)