「エルマーのぼうけん」 2024年6月15日 

今日のまゆーら 2024/06/18



まだ梅雨に入らないらしいが、なんだか今日はうっとうしい空模様。

文庫のお客は、りぜちゃん一人。

ドールハウスにビーズを詰めて遊んだり、カードゲームをしたり、

やりたいことが山盛りで、一緒に遊ぶ。

 

トランプのババ抜きをしたかったのに、小さいかわいい手から

手札があふれて、うまく持てなかったのは仕方ないよね。

 

文庫にあった風車を見つけて、外へ出るが、

りぜちゃんが見つけたポイントは、本堂のエアコンの室外機の前。

走り回らなくても、すごい勢いで風車が回る回る。

扇風機じゃないから、指を突っ込む心配もないし、冷たい風でいい具合だ。

 

そのあと文庫で、風車作りの工作をしてみる。

上手に材料を切って、クリアファイルの風車ができた。

もちろん室外機の前で試運転。 大成功だった。

 

さて、和子さんが来てくれたので、お話の時間。

和歌山弁の『だんまりくらべ』を聞いてもらい、

「もう一回」というりぜちゃんに、『世界で一番きれいな声』を語る。

 

これは、子ガモがネコやイヌなど他の動物の声をうらやましがって、

自分も鳴いてみようとするかわいいお話だ。

りぜちゃんも「次は何かな」と、ワクワクして聞いてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドールハウスには、親ガモと子ガモが数羽いるので、

お話の後は、カモさん親子と一緒に、ドールハウスで遊ぶ。

トントン、と親ガモがドアを叩いて、「お出かけするから、

子どもたちを預かってください」と言う、斬新なパターンだった。

面白かったね。

エルマーのぼうけん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

因みにタイトルの『エルマーのぼうけん』は、新聞で作者のガネットさんが

100歳で亡くなられたとの記事を見たから。

ガネットさんって、ご存命だったんだと、そっちに驚いてしまった。

 

お習字の上田先生も、その訃報を知って、

おうちでエルマーについて話題になったとか。

ご家族で話していたら、『エルマーのぼうけん』と、

『ニールスのふしぎな旅』と、『ヒックとドラゴン』のストーリーが

入り混じって、困ったとのこと。

 

それは大変。それで、お帰りにはその3冊を借りて帰ってもらった。

ぜひ疑問が解消されますように。

 

次の文庫の日は、6月29日です。

(芝 直子)

「すいっちょねこ」 2024年6月1日 

今日のまゆーら 2024/06/04



今日から6月。

その割にはこの何日かは変に涼しい。

せっかく飛び始めた蛍も、涼しい日にはあまり飛ばないと、佐武さんのお話だ。

毎晩どこかの蛍スポットで、集まってくる親子さんたちに

蛍を手のひらに乗せてあげているそうで、それはうらやましい。

 

蛍スポットの場所はあまり大っぴらにはしないらしいが、

毎年続けているので、お母さんにも「昔、手に乗せてもらった」と言われたとか。

なかなかすごい。

 

今日の文庫は大人ばかり。

佐武さんに、栄田さんも来てくださって、

体調がいいという和子さんと4人でおしゃべりして過ごす。

 

とはいえ、大人でも好奇心いっぱいで、和子さん以外の3人で、

栄田さんが自転車置き場の石垣で見つけたという何かの抜け殻を見に出る。

結局去年のセミの抜け殻が、石垣の隙間からのぞいていたと判明。

ついでにセミの種類や、それが雌だと教えてもらい、面白かった。

 

栄田さんが『ねこにすず』を、私が『腰折れすずめ』を語って、聞いてもらう。

今日の文庫はお話の日だわ。

すいっちょねこ

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにタイトルにした『すいっちょねこ』の絵本は、

私が来た時からテーブルにあって、おしゃべりしながらずっと気になっていた。

かの文豪、大佛次郎作の絵本で、かれこれ50年の前の本。

 

スイッチョ、つまりキリギリスに似たウマオイの事で、いい声で鳴く虫だ。

それを飲み込んでしまった子ねこのおなかから、虫の声がするという、

不思議なお話…、昔話の『鳥呑爺』を思い出してしまうわ。

絵のネコもなんだかちょっと時代を感じさせるかわいらしさで、大好きな絵本。

 

どうやら和子さんが本棚から出して、見たとのこと。

久しぶりに本棚から出てきたのを見て、うれしくなった。

 

次の文庫の日は、6月15日です。

(芝 直子)