前回に続いて、あお君は「おばけの本!」のリクエスト。
先月おばけの本ばかり10冊借りて帰ったからなあ。
更に10冊…、はい、探します。
なんでも、家族旅行で水木しげる記念館に行って、
更におばけと妖怪にハマったらしい。
あ、『こんとあき』に出てくる、さきゅうまちとそっくりな
鳥取砂丘も見たそうだ。 いいなあ。
「おばけはいないけど、妖怪はいてるんやで」と、あお君が言う。
「そうかぁ、幽霊は?」
「…知らん。」
うん、おばちゃんにも違いが分からんわ。
とにかく絵本の書架を探し回って、なんとかおばけの本を発掘する。
水木しげるにハマってるのなら、『妖怪の森』はおススメだ。
なにしろ水木しげるさんの描く妖怪たちが、
3メートル以上もつながって、びっしりとちりばめられた絵巻絵本だ。
しずくちゃんが寝ているときじゃないと、広げられないかも。
そのあお君、貸し出し200冊になったので、
今日のお習字の会場を借りて、表彰状を渡すことにした。
お習字に来てくださっている大勢のお客様の前で、
皆さんに拍手をしていただいて、ちょっぴり恥ずかしそう。
良かったね。
その後で皆さんに一つおはなしを聞いてもらったのだけれど、
『かみなりこぞうがおっこちた』は、私の選択ミスで、
イマイチうまくいかなかった。 反省。
大人の方が多いからと、欲を出したのが悪かったと思う。
またの機会がもしもあったら、お話の楽しさが伝わるものを選ぼう。
文庫に帰ってから、またまたあお君のおばけの本探しに付き合い、
最後にヘビのカードゲームをして、お終い。
あお君のマイブームが続くのなら、おばけの本、調べておきます。
次の文庫の日は、10月5日です。
(芝 直子)