「妖怪の森」 2024年9月21日 

今日のまゆーら 2024/09/22



前回に続いて、あお君は「おばけの本!」のリクエスト。

先月おばけの本ばかり10冊借りて帰ったからなあ。

更に10冊…、はい、探します。

 

なんでも、家族旅行で水木しげる記念館に行って、

更におばけと妖怪にハマったらしい。

あ、『こんとあき』に出てくる、さきゅうまちとそっくりな

鳥取砂丘も見たそうだ。 いいなあ。

 

「おばけはいないけど、妖怪はいてるんやで」と、あお君が言う。

「そうかぁ、幽霊は?」

「…知らん。」

うん、おばちゃんにも違いが分からんわ。

 

 

とにかく絵本の書架を探し回って、なんとかおばけの本を発掘する。

水木しげるにハマってるのなら、『妖怪の森』はおススメだ。

なにしろ水木しげるさんの描く妖怪たちが、

3メートル以上もつながって、びっしりとちりばめられた絵巻絵本だ。

しずくちゃんが寝ているときじゃないと、広げられないかも。

妖怪の森

 

 

 

 

 

 

 

 

そのあお君、貸し出し200冊になったので、

今日のお習字の会場を借りて、表彰状を渡すことにした。

お習字に来てくださっている大勢のお客様の前で、

皆さんに拍手をしていただいて、ちょっぴり恥ずかしそう。

良かったね。

 

 

 

 

 

 

 

その後で皆さんに一つおはなしを聞いてもらったのだけれど、

『かみなりこぞうがおっこちた』は、私の選択ミスで、

イマイチうまくいかなかった。 反省。

大人の方が多いからと、欲を出したのが悪かったと思う。

またの機会がもしもあったら、お話の楽しさが伝わるものを選ぼう。

 

文庫に帰ってから、またまたあお君のおばけの本探しに付き合い、

最後にヘビのカードゲームをして、お終い。

あお君のマイブームが続くのなら、おばけの本、調べておきます。

 

次の文庫の日は、10月5日です。

(芝 直子)

「ぼくパトカーにのったんだ」 2024年9月7日 

今日のまゆーら 2024/09/08



今日もすごい猛暑。

これは残暑なんて言えないぞ・

 

駐車場から、本をいっばい詰めた袋を下げて来たら、大汗になった。

そもそも文庫の前まで車で行って荷物を降ろそうと思っていたのに、

忘れて駐車場まで行ってしまった私がバカだ。

明日はきっと筋肉痛。

 

袋の中身は、以前借りて行った絵本の数々。

渡辺茂男さんの絵本や、レイの『ひとまねこざる』シリーズなどだ。

あ、『ミス・ビアンカ・シリーズ』なんかもあるから重かったんだ。

ぼくパトカーにのったんだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それぞれを書架に戻しながら、またパラパラめくってしまうわ。

『くまたくん』はいいなあ。

なんでも、作者の渡辺茂男さんの息子さんがモデルだそうで、

おじいちゃんちに行ったこと、自転車に乗れたこと、

迷子になってホントにパトカーで帰宅した事とか。

 

古い本で、置き場所も目立たないけど、とても楽しい本なので、

今度あお君にも、面白いよとすすめてみよう。

 

ところで、まゆーら文庫も会員になっている紀北子どもの本連絡会が、

11月末に県立図書館で、学校図書館に関する講演会を開くことになった。

あれよあれよと企画が決まって、現在準備中だ。

学校図書館の可能性

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会員になっている和子さんに、そのことをお話したら、

「行かれへんけど、場所は使ってね」と言ってくださったので、

次回の紀北子どもの本連絡会例会は、正教寺で開かせていただくことになった。

 

お堂の脇のお部屋か、もしお寺でお堂を使う用事が出来たら、

客間でどうぞとのこと。

お言葉に甘えて、お邪魔します。

その日はきっと、当日の役割決めやら何やら、大変だと思う。

 

出来たばかりのチラシも載せますので、興味のある方はぜひご参加ください。

 

チラシには電話申し込みの番号として、私の携帯が載っている。

本当はQRコードからの申し込みだけの予定だったけれど、

私みたいなデジタル音痴のために、と無理に入れてもらったものだ。

和子さんと、わかれへんよねーとうなずき合ってしまったわ。

 

次回の文庫の日には、あお君の200冊の表彰でーす。

 

次の文庫の日は、9月21日です。

(芝 直子)

「おまたせクッキー」 2024年8月31日 

今日のまゆーら 2024/09/03



絶対に今日の文庫はお休みだろうと思っていた、台風接近の日。

迷走と超スローペースが幸いして、普段通りに文庫を開けた。

 

でもやっぱりお客さんは無くて、和子さんとおしゃべりの日になった。

和子さんがお客になって、お話を聞きたいと言ってくれたので、

ろうそくを点けてお話を聞いてもらう。

 

「やっぱりあのお話が好きなんよ」とのことで、

語ったのはこれで多分4回目の、『だんまりくらべ』。

最後に残った一つのお餅を、だんまりくらべで勝った方が食べようと、

おじいさんとおばあさんが泥棒にもめげずに、黙っているお話。

「おじいさんとおばあさん、どっちもかわいい」

和子さんが気に入ってくれて良かったわ。

 

もっとも、台風で誰もいらっしゃらなくても、

私は探したい本があったから、来るつもりだった。

今度、友だちがブックトークで『お菓子』をテーマにすることになったので、

お菓子の絵本や物語の本を探そうと思ったのだ。

 

そこで見つけたのが、ハッチンスの名作、『おまたせクッキー』。

さあクッキーを食べようとする子どもたちの所に、

次々にお客が増えて、一人当たりのクッキーの数が…。

おまたせクッキー

 

 

 

 

 

 

 

 

とうとうひとり1枚だな…となった時、また、ピンポーン。

計算ができるようになった低学年の子どもにぴったりの絵本だ。

他にもいくつか借りて、いつの間にか日が差してきた道を、

日傘をさして帰ることにします。

 

次の文庫の日は、9月7日です。

(芝 直子)