「だじゃれ日本一周」 2025年7月19日 

今日のまゆーら 2025/07/22



いよいよ夏休み。

とは言っても、ずうっと暑いので、今さら夏休み感が無いんだけれど。

今日のお客様は、前回に続いて登場の前田ファミリー。

 

可愛いすずかちゃんを囲んで、ママの他、あいか姉ちゃん(おばさん!)や、

みりちゃん(おばあさん)。

 

前田家の初孫とのことで、そりゃあ可愛いに違いない。

すずかちゃんの一挙手一投足に大騒ぎになる様子が、見ていても楽しくて、

(うん、孫もネコも、このくらい小さいうちが花だよね)と、

失礼なことを思ってしまったわ。

 

今日はお習字の日で、本堂にも連れて行って、

上田センセに「前田家の顔やなあ」とも言われたらしい。

上田センセは、前田三きょうだいのお習字の先生でもあったものね。

 

 

 

 

 

 

 

文庫でいっぱい遊んで、積み木の入っていた箱で電車ごっこをしたり、

赤ちゃん用のフワフワ野菜の入っていた入れ物を帽子に被ったり。

確かに帽子サイズなんだけど、中に埃が入ってないか、私はそっちが心配。

だじゃれ日本一周

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その間にあいかちゃんが棚から出して見ていたのが、

長谷川義史作の絵本、『だじゃれ日本一周』だ。

長谷川さんらしい、とっても面白い本。

都道府県の名前をだじゃれで書いてるだけなんだけれど、

あまりのだじゃれのひどさにひっくり返ったり、それでいて

ご当地の特産なども描きこんでたりして、見ていて飽きない。

 

和歌山県は?とあいかちゃんが探したら、

『わかやまゆうぞう』となっていた。わ・加山雄三ね。

そこでみりちゃんから、加山雄三さんの出身地は和歌山県じゃないと突っ込み。

まあいいのよ、きっと。

 

それから、短いネコのお話を一つ聞いてもらう。

『ねことかにのかけくらべ』で、カニは自力で走らず、

ネコのしっぽにハサミでつかまっていく話。

牛の背中にネズミが載って、神様の御殿まで行って十二支に入る、

「干支の始まり」を思い出してしまうわ。

 

「ネコは尻尾が痛くなかったのか」と、みりちゃん。

うん、私もそう思います。

 

お盆にはパパが迎えに来るという、里帰り中のすずかちゃん。

また会えるといいね。

 

次の文庫の日は、8月2日です。

(芝 直子)

「ぴょーん」 2025年7月5日 

今日のまゆーら 2025/07/07



さあ、今日は文庫が超満員。

早くも梅雨明けして、日中に小さい子を連れて外出なんて

とても危険そうだから、お客様は無いかなと思っていたんだけれど。

 

いつものようにお土産を持って遊びに来てくれた佐武さんと

おしゃべりを始めたら、外で子どもさんの声。

久しぶりにいつき君母子が来てくれ、その後しおりちゃん母子、

続いて、初めて見る可愛い小さな女の子。すずかちゃん。

 

パパはかつて文庫の常連さんだった、前田さんちの男の子で、

えっ、あの子のお嫁さんと赤ちゃん…。

赤ちゃんのおばさん(ニヒヒ…)になってしまった、あいか姉ちゃんと

赤ちゃんの若いおばあさん、みりちゃんも一緒だった。

おー、久しぶりに前田ファミリー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ごった返す文庫の中で、絵本を読んだり、積み木をしたり、

さんざん遊んだ後、ちょっと境内の日陰も伸びてきたので、

外に出て、シャボン玉で遊ぶ。

佐武さんがみんなに教えてくれたけれど、小さい子には難しい。

 

そこでママやあいか姉ちゃんなど、大人の出番で、しっかり飛ばせた。

子どもたちは飛んでくるシャボン玉をつついて割るのに夢中。

うん、そんな遊び方もアリだけど、みんなシャボン玉だらけになってしまった。

きっとお風呂に入ったら、石鹸は要らないかもよ。

 

さすがに暑いので、シャボン玉を片付けて、また文庫に戻って遊ぶ。

1歳2か月の前田すずかちゃんに、赤ちゃん絵本をいくつか紹介して、

まつおかたつひで作の『ぴょーん」を読んでみる。

いきなりカエルがぴょーんと跳んだり、ネコがぴょーんと跳んだり、

いろんな動物が跳ぶ絵本。

ぴょーん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カエルのページを見せたところで、「カエル、知ってる?」と聞いたら、

ママが「見たことないです」。 そうか、さすが東京の都会の子だな。

冬野の田舎では、もうすぐ田んぼの畔にいっぱいいるからね。

 

さて、田んぼと言えば、田植えとネコのお話を2題、きいてもらう。

『手伝い猫』と『さなぶりの猫』。 どっちも田植えとネコが出てくるの。

うん、今日のお話はネコの押し売りだわ。

 

さあ皆さん、熱中症に気を付けて、また文庫にも遊びに来てね。

 

次の文庫の日は、7月19日です。

(芝 直子)

「アメリカのマドレーヌ」 2025年6月21日 

今日のまゆーら 2025/07/01



久しぶりにお客様ゼロの日。

小さい子でも遊びやすい、シャボン玉の道具を作ってみたり、

和子さんとおしゃべり。

 

後は久しぶりに絵本を色々読んで、楽しかった。

ずっと前に読んだきりの絵本って、知ってるつもりでも忘れてる。

ルドウィッヒ・ベーメルマンスの『マドレーヌちゃんシリーズ』も、

文庫にあるだけを全部引っ張り出してみたら、結構新鮮だった。

 

中でも『アメリカのマドレーヌ』って、そんなお話だっけ?

ひいおじいさんが亡くなって、莫大な遺産を受け継ぐことになった

マドレーヌが、いつもの仲間や先生と一緒にアメリカまで行く話。

アメリカのマドレーヌ

 

 

 

 

 

 

 

受け継いだのは金鉱や油田、広大な農場や店舗って、どんな話だ。

何でもこの本は、ベーメルマンスの没後、残された下絵を元に、

孫が完成させたとのこと。

マドレーヌちゃんが出てこない、クリスマスのお話も二つ載っている。

色んな意味で、意外な絵本だった。

 

さて、和子さんがお話のリクエストをしてくれてので、

前回とは別の、田植えと猫のお話を一つ。

『さなぶりの猫』

鯉を盗ったと濡れ衣をきせられた飼い猫が、二本足で立って、

主人の布団の周りを「俺ではねえぞ」と歌い踊る話。

怪談ではないので、楽しいお話だ。

 

冬野の田植えも、まだ代かきをしているところもあるが、そろそろ終わり。

今年のお米の出来に期待しよう。

わらべうたに、頭にお手玉を乗せて、「今年もお米がいっぱいとれますように」と

手のひらに受けるのがあるわ。

 

次の文庫の日は、7月5日です。

(芝 直子)