お盆も終わり、夏休みも残りわずか。
暑い中を、今日もはるかちゃんとあきらくんが来てくれた。
土曜日でリモートワークもお休みらしい、ママも一緒。
もうすぐ東京に帰るので、今年は今日でお別れらしい。
そうか、カレンダーを調べたら、今度の冬休みは文庫の日が無いわ。
じゃあ次に会えるのは、春休み!
きっとすごく大きくなっているに違いない。
まゆーら文庫を覚えてくれているといいなあ。
貴重な機会なので、やってみたいという工作にチャレンジするが、
最近はすごく小さいお客さんばかりだったので、
工作の材料もあんまりなくて、申し訳なかった。
その中で、バネを作りたいと言ってはるかちゃんが仕上げたのが、
写真の、何かの押しボタン。
実は前回のブログで紹介した、ビル・コッター作の
『ぜったいにおしちゃダメ?』 の表紙のボタンだった。
私が今日、家から持ってくるはずだったのに、すっかり忘れたのだ。
そしたらはるかちゃんが、せっせと厚紙を丸めて、切って、作ってくれた。
ううむ、絵本の押しボタンにそっくりだ。
押したら、バネでフヨフヨと沈んで、ボタンの感覚。
すごい。
佐武さんが新しいシャボン玉液を作ってきてくださったので、
境内で飛ばしてみたり、お約束通り、あきら君が液の容器を蹴っ飛ばしたり。
その後は文庫でお話タイム。
今日は熊本県のお話で、『腰折れすずめ』。
聞いてもらってから、ママから「昔話の多い地域ってある?」との質問で、
やっぱり東北かなあ、雪の多い冬に、手仕事をしながら子どもたちに
聞かせるらしいので、とお返事する。
でも和歌山にもたくさん昔話はあるよ、と言ったら、
あきら君が聞きたい聞きたいとリクエストしてくれた。
そんならぜひ聞いてもらおう。
とっさに出たのは、『扇之芝のたぬき』と、『円明はんの三宝柑』
円明はんは、しばらく語ってなかったから、途中で言葉を間違えてしまった。
それに、コテコテの古い和歌山弁だから、あきら君に伝わったかしら。
里帰り中の、おばあちゃんの言葉に慣れていたら、分かったかも。
さあ、また来年会いたいね。
次の文庫の日は、8月30日です。
(芝 直子)