さあ、いよいよ8月もお終い。
なのに猛暑日って・・・
第5土曜日だし、この怖ろしいような暑さで、子どもさんのお客は無し。
来て下さった佐武さんと、今日はお元気そうな和子さんと3人で、
まゆーらの歴史などについて、あれこれおしゃべりした。
どうやら来年で、多分50周年になるらしい。
とは言っても、そもそも起点があいまいなので、
数年前に伊藤忠財団の表彰を受けた時に提出した記録によるのだが。
和子さんによると、そのもっと前からなんやかんや、
子どもに関する活動はしているらしい。
でも『まゆーら文庫』としての活動が始まったのが、
多分このあたり、ということで、伊藤忠に資料を提出したのだわ。
私がその2、3年後からお手伝いに参加した時、
既にまゆーらの蔵書印はあったものねぇ。
ゴムが朽ちてしまって、今の蔵書印は2代目だ。
孔雀の返却印は、私が作りに行って、それも今は2代目。
50年かあ。
ずっと以前、私も和子さんも若かったころ、
「芝さん、50年経ったら、お堂の縁側で文庫のアルバム見て、
二人でおしゃべりしたいねえ」と、和子さんが言っていた。
昨日、和子さんが「覚えてる?」というので、
うん、覚えてるよ。
既に今、そういうことをしてるわね。
佐武さんに文庫の歴史のおしゃべりをしてから、
ドングリの話。
佐武さんがとても詳しい方なので、色々教えてもらった。
実は秋になったら、紀三井寺の遊歩道にドングリ拾いに行きたい。
あそこにはいろんなドングリが落ちているけれど、
私の狙いは1センチほどの小さいやつで、お手玉に入れたい。
去年、バケツで拾えるほど落ちているのを見たので、狙っているのだ。
佐武さんにもらった、いわさゆうこ作の『どんぐりノート』によると、
スダジイとかいう椎の実らしい。
『どんぐりノート』はとてもきれいで詳しい図鑑なのだけれど、
ハンディサイズで、持ち歩けるし、遊び方や食べ方も載っている優れもの。
和子さんが「食べたいけど、固いかなあ」というが、
椎の実の豆腐も載っているよ。ただし上級コースらしい。
さあ、今日のお話は『大工と鬼六』。
今日びの子どもは「大工」を知らんとか、話が弾む。
聞いてもらって、今日も楽しかった。
次の文庫の日は、9月6日です。
(芝 直子)