「ぴょーん」 2025年9月20日  

今日のまゆーら 2025/09/23



今日は彼岸の入り。

あの猛暑の夏だったのに、田んぼの畔では彼岸花が咲き出した。

お彼岸が来ると、ちゃんと咲くんだなあと感心してしまう。

ドールハウスにも、彼岸花のミニチュアを出した。

 

でもまだまだ日中は照り付けるような日差しで、

その中を来てくださったのは、佐武さんお一人。

世界情勢から始まって、戦後間もない頃の和歌山の事など。

植物やら暮らしやら、話し込んでいたら、時間があっという間に過ぎる。

 

和子さんも一緒になって、今日のお話はアイルランドの昔話。

『一つだけのお願い』。 アイルランドらしい、妖精の出てくるお話だ。

妖精に、一つだけ望みをかなえてやろうと言われた男が、

家に帰って相談すると…

 

妻は子どもが欲しいと言い、父親は金持ちになることを願えと言う。

目の見えない母親は、金銀は要らない、視力が戻ってほしいと言うのだ。

そのたびに、「そうしよう」と答えた男は、さて、妖精に何を望むのか?

 

佐武さんは考え込んでしまい、和子さんは「お母さんの目」との、

和子さんらしい答え。

さあ、お話の結末は…?

「なるほど」と、うなってしまう結末は、また今度聞いてください。

ぴょーん

 

 

 

 

 

 

 

 

さて今日の絵本は、前に紹介した、まつおかたつひで作の、『ぴょーん』

先週、保育施設でこの本を読んでみたのだが、

超満員だったので、後ろまで見えなかったかと反省。

 

縦長に開いて、まずいきなりカエルが、ぴょーんと跳ぶ。

ネコ、イヌ、バッタなどが、みんなぴょーんと跳んだり、

いろんな動物が跳ぶ絵本。

 

見えないかと思って、私が本を持ってぴょーんと跳んだ…。

そのうち、カタツムリ? 魚? 跳ぶかなあ。

魚は飛ぶのよね、トビウオ。

最後はもちろん、女の子がぴょーんと跳んで、おしまい。

小さい赤ちゃんでも楽しめる絵本。やっぱりいいなあ。

 

次の文庫の日は、10月4日です。

この日は美山町で、夜のお月見お話会があるので、

4時20分くらいには失礼します。

早めに来てね。

 

(芝 直子)

「ロージーのおさんぽ」 2025年9月6日  

今日のまゆーら



今日もうだるほど暑くて、子どものお客は無し。

代わりに珍しい大人のお客様が、次々に来てくれた。

 

和子さんの長女のたえちゃんが、お知り合いの方と来てくれて、

その方がなんと市民図書館の司書さんだった。

図書館の話、本の話を色々お聞きして、すごく楽しい方だった。

 

和子さんも混じって、さっそくお話の押し売りをする。

宮城県の昔話で、『話ずきな殿さま』

昔話が好きで、いくら聞いても「もっと別な話を聞かせろ」という殿さまに、

「もうたくさんじゃ、昔話はあきた」と言わせた娘の話。

そう、いわゆるきりなし話というやつだ。

 

実は私が子どもの頃(大昔だわ)、父親に「お話して」とせがんでは、

お話を聞かせてもらっていたのだが、ラジオでプロ野球の中継を

聞いている時に限って、お話は「天からふんどし降ってきて・・・」だった。

「天からなーがいふんどし降って来て…」「まだ降ってる」「まだ降ってる」

南海ホークスの試合が終わるまで、ふんどしが降り続けるのだった。

 

そこへひょっこり私の友だちがやって来た。

元の同僚で、やっぱり以前は図書館司書だった彼は、

プレゼント用に絵本を探しているという人で、現物を見たいと、

まゆーらに遊びに来るのだ。

 

現役の市民図書館司書の方と、彼が揃ったから、私も一緒になって、

本棚から次々に取りだした絵本で、あれこれ話が尽きない。

すごーく楽しい、いい時間だった。

 

彼は前回来た時、友人の赤ちゃんに贈る本を探していたのだが、

今日も色々絵本を見て、候補を絞ったらしい。

たくさんリストアップしておかないと、

これぞというヤツが絶版だったりするものね。

ロージーのおさんぽ

 

 

 

 

 

 

 

 

リストには入らなかったようだが、話題になった中で、

私が好きなのは、ハッチンスの『ロージーのおさんぽ』。

言葉を読むだけでは、後をつけてくるキツネの事が分からないので、

しっかり絵を見るようになった子どもさんに、おススメだ。

じっくり見ると、さんざんな目にあうキツネがおかしくて、絵もきれい。

 

お二方とも、ぜひまた文庫に遊びに来てください。

でも子どもたちがワチャワチャしてる時だと、

ゆっくりおしゃべりできないかもね。

それも文庫らしくていいので、子どもたち、来てくれないかなあ。

 

次の文庫の日は、9月20日です。

(芝 直子)

クビアカツヤカミキリの侵入防止及び防除対策  

雲城山正教寺 お知らせ



和歌山県から外来カミキリムシ類に対する注意喚起のお知らせが届きました。

下記のサイトに詳しく掲載されています。

クビアカツヤカミキリの侵入防止及び防除対策

皆様のご自宅や管理地で外来カミキリムシ類の対策を実施いただくとともに、発見された場合は速やかに県へ通報をお願いします。

「どんぐりノート」 2025年8月31日  

今日のまゆーら 2025/09/02



さあ、いよいよ8月もお終い。

なのに猛暑日って・・・

 

第5土曜日だし、この怖ろしいような暑さで、子どもさんのお客は無し。

来て下さった佐武さんと、今日はお元気そうな和子さんと3人で、

まゆーらの歴史などについて、あれこれおしゃべりした。

 

どうやら来年で、多分50周年になるらしい。

とは言っても、そもそも起点があいまいなので、

数年前に伊藤忠財団の表彰を受けた時に提出した記録によるのだが。

 

和子さんによると、そのもっと前からなんやかんや、

子どもに関する活動はしているらしい。

でも『まゆーら文庫』としての活動が始まったのが、

多分このあたり、ということで、伊藤忠に資料を提出したのだわ。

 

私がその2、3年後からお手伝いに参加した時、

既にまゆーらの蔵書印はあったものねぇ。

ゴムが朽ちてしまって、今の蔵書印は2代目だ。

孔雀の返却印は、私が作りに行って、それも今は2代目。

 

50年かあ。

ずっと以前、私も和子さんも若かったころ、

「芝さん、50年経ったら、お堂の縁側で文庫のアルバム見て、

二人でおしゃべりしたいねえ」と、和子さんが言っていた。

 

昨日、和子さんが「覚えてる?」というので、

うん、覚えてるよ。

既に今、そういうことをしてるわね。

 

佐武さんに文庫の歴史のおしゃべりをしてから、

ドングリの話。

 

佐武さんがとても詳しい方なので、色々教えてもらった。

実は秋になったら、紀三井寺の遊歩道にドングリ拾いに行きたい。

あそこにはいろんなドングリが落ちているけれど、

私の狙いは1センチほどの小さいやつで、お手玉に入れたい。

去年、バケツで拾えるほど落ちているのを見たので、狙っているのだ。

どんぐりノート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

佐武さんにもらった、いわさゆうこ作の『どんぐりノート』によると、

スダジイとかいう椎の実らしい。

 

『どんぐりノート』はとてもきれいで詳しい図鑑なのだけれど、

ハンディサイズで、持ち歩けるし、遊び方や食べ方も載っている優れもの。

和子さんが「食べたいけど、固いかなあ」というが、

椎の実の豆腐も載っているよ。ただし上級コースらしい。

 

さあ、今日のお話は『大工と鬼六』。

今日びの子どもは「大工」を知らんとか、話が弾む。

聞いてもらって、今日も楽しかった。

 

次の文庫の日は、9月6日です。

(芝 直子)