今日は成道会。
お釈迦様が悟りを開かれた日のお祝いで、
文庫では4月の花祭りと並んで、2大イベントなのだが、
しばらく待っても子どものお客様の姿は無くて、残念だった。
佐武さんも次の予定があって、早々に帰られたし、
本堂で和子さんと並んで、副住職の宏典様のお経を聞く。
お忙しいのに、成道会のお勤めをしてくださって、申し訳ないです。
先日語りの会の仲間に、成道会の日だから、お話会には行けないと言ったら、
成道会って何? と聞かれた。
お誕生日の花祭りは分かるけど、お釈迦様が悟りを開かれたのを、
誰か側で見てたん? とのこと。
そんな難しいことを私に聞かないでくれ、と答えたが、
質問したら、宏典様が丁寧に教えてくれた。
お勤めの後は、文庫でお話を聞いてもらう。
フランスの昔話で『小さな白ネコ』。
「ここ掘れワンワンみたい」と言われたので、
ついでに和歌山のしょうもない笑い話、『はなさかじじい』もおまけにした。
花咲か爺ではなくて、はなさんかじじい、なんだけど。
和歌山には、案外おやじギャグみたいなお話が多いので…。
さて佐武さんがイチイガシの実を竈山神社で拾ってきてくださったので、
私も自作のお手玉を見せて、中身を当ててもらう。
中身はみんな木の実。あ、ジュズ玉は草の実か。

写真の左から、2個ずつ、ジュズ玉、ツブラジイ、シラカシ、茶の実、椿の実。
佐武さんが拾ってきてくださったのも、中身になっている。
見ないでお手玉の中身を見分ける方法。
ジュズ玉とシラカシのお手玉は、手触りは似ているが重さが違う。
比重が違うらしく、シラカシのドングリ入りのお手玉はとても軽いのだ。
一方、ジュズ玉とツブラシイは、重さも手触りも似ているのに、区別は簡単。
ツブラジイのお手玉は振っても音がしない!
中に仕込んだ鈴の音しか、しないから。
今年はお手玉にまで発展して、ずいぶんドングリでは遊ばせてもらった。

さてさて、今日のおススメ絵本は、五味太郎作の『まどからおくりもの』
「きょうはどうやらクリスマス」 で始まる、おなじみの仕掛け絵本だ。
窓からのぞいてプレゼントを配っていくサンタさん。
なぜか、的外れで不思議なプレゼントばかりになる理由は…
ぜひクリスマスシーズンにお子さんと楽しんでほしい本。
成道会と関係ない絵本でごめんね。
次の文庫の日は、12月20日です。
(芝 直子)





