「おばけでんしゃ」 2024年8月17日 

今日のまゆーら 2024/08/18



お盆休みもそろそろ終わりで、とにかく今日も暑い…

お墓に参ったら、蛇口から出る水がまるで熱湯だ。

幸い井戸水なので、出しっぱなしているうちに冷たくなる。

そうじゃないとお花も供えられない。

 

そんな中を文庫には満員のお客様が来てくださった。

何しろお母さんが3人と、子どもさんが5人。

前回から来てくれている、東京からのはるかちゃん姉弟に、

常連のあお君兄妹。

それにあお君のいとこ、ゆうま君だ。

ゆうま君のお母さんは、あお君のママの妹さんで、尼崎からのお里帰りとのこと。

 

なんと、お母さん方3人は、みーんな昔文庫に通っていた人ばかり。

忘れずにお子さん連れで文庫に来てくださった。

うれしいなあ。

壁に貼った『100冊になったおともだち』『200冊になったおともだち』に、

お母さん方3人の名前があるのよね。

そこに、今日で200冊になったあお君の名前も、書かなくては!!

 

初対面の子もいるとは思えないほど、ゲームやカルタで大盛り上がり。

驚いたのは、全員のおうちに『ぐりとぐらかるた』があるとのこと。

カルタを広げる前から、読み札の言葉が次々に

子どもたちやお母さんの口から飛び出して、びっくりだ。

いやあ、楽しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他にスポットイットや、マンカラカラハ、坊主めくり、ヘビのカードゲーム。

すし詰めの文庫で、みんなで目いっぱい遊んだ。

私のお話も、押し売りで二つ聞いてもらった。

『おいしいおかゆ』と『魔法のビール』。

 

はるかちゃん姉弟が次に来るチャンスは冬休みだし、

このメンバーで遊ぶのはもうないかもしれない。

でも全員、明日の観音寺の人形劇にも申し込みしていて、

「また明日ね」と言って、文庫はお終い。

 

あお君は、今日はお化けの本を借りるのだと言って、

一緒にお化けの出てくる絵本を探し回り、10冊も発見。

うん、お化けの絵本は結構あるのだ。

おばけでんしゃ

 

 

 

 

 

 

 

おススメは『おばけでんしゃ』かな。

内田麟太郎作、西村繁男絵の、いくら見ても見飽きない本だ。

わらわら出てくるお化けたちを乗せて走る電車が、

さあ終点についたら・・・

 

来月のお習字の日には、上田先生に時間を取っていただいたので、

あお君の200冊の表彰をします。

賞状は上田先生直筆だよ。

 

次の文庫の日は、8月31日です。

(芝 直子)

「11ぴきのねことぶた」 2024年8月3日 

今日のまゆーら 2024/08/13



前回の文庫の予定日が、お寺の都合でお休みになって、

今日は一月ぶりの文庫の日。

 

外出はなるべく控えましょう、と言われるほどの猛暑の中、

東京から里帰りしてきた、はるかちゃんとあきら君姉弟が来てくれた。

送ってきてくださったおばあちゃんも、暑い中、ありがとうございます。

 

実は数日前の早朝に散歩した時、はるかちゃんたちのご実家の庭に、

ろう石か何かで、一杯お絵描きしているのを見て、

あ、はるかちゃんたちが帰省してるんだと気がついていた。

そう言ったら、「見つかってたか」とはるかちゃん。

 

1年生になったあきら君は、また背が伸びて、

次々に引っ張り出した絵本を、「読んでほしい」と言う。

そんな願いされたら、頑張って読むしかないわ。

11ぴきのねことぶた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それで久しぶりに『11ぴきのねことぶたのいえ』を読んだ。

ご存じ、馬場のぼるさんの絵本で、ちょっぴり自分勝手なねこたちが、

ぶたの家を建てるのを手伝っているうちに、出来上がりが気に入って、

自分たちの家にしてしまうお話。 でも台風が来て…

11ぴきのねこ、好きだなあ。

 

 

聞いてくれているあきら君の反応がとても素直で、楽しくなって、

長いのも入れて4冊、読んだ。

お姉ちゃんはその間、せっせと色んな工作で手を動かしながら聞いて、

ビーズやタオルハンカチの人形などを仕上げていた。

 

せっかくだからお話も二つ。

パッと電灯を消してくれた中で、グリムの『おいしいおかゆ』と

和歌山の印南の昔話、『ばあさんとどろぼう』だ。

こてこての和歌山弁なのに、二人とも大笑いしながら聞いてくれた。

君たちは神戸の言葉も東京の言葉も、和歌山の昔の言葉も分かるんだ。

きっと将来はバイリンガルになるかしらん。

 

目いっぱい散らかして遊んでいるところへ、

おばあちゃんが迎えに来てくれて、大慌てでお片づけ。

それでうっかり写真を撮り忘れた。

東京に帰っちゃうまでに、もしまた来られたら来てね。

 

次の文庫の日は、8月17日です。

(芝 直子)

第72回和歌山市美術展覧会(市展)のご案内

雲城山正教寺 お知らせ 2024/07/19

おとなの書道講座の上田大愚先生から和歌山市で解散される展覧会をご案内いただいています。

◇第72回和歌山市美術展覧会(市展)

第2期:書道

2024年7月31日(水)~8月5日(月)和歌山城ホール

8月4日13時30分~15時 ギャラリートーク

担当審査員 小澤清湖線先生・戸村舟里先生

『和歌の聖地・和歌の浦千三百年

(続日本紀・万葉集より)』

(半懐紙3段/額/小字)

上田大愚先生は招待作家として下記作品を出品されます。

 

 

 

 

NPO法人心のSOSサポートネット 2024年度の予定ご案内

心のSOSサポートネット お知らせ

当山に事務局を置いて活動しているNPO法人心のSOSサポートネットが
令和6年度いっぱいの行事予定を発表したのでご案内します。
 
8月開催分まで申込受付を開始しています。ご興味がある方はどうぞお申込みください。いずれの行事も参加費は無料です。
 
■ ご案内イベント詳細情報■
 
■フォローアップ研修会

2024年7月21日(日)13時30分~15時00分
ZOOMによるオンライン
申込フォーム:
 https://forms.gle/5BiuQ4kpZ719aP3A9

■第41回心の安全パトロール隊員養成講座ベーシックコース
2024年8月25日(日)9時30分~11時30分
ZOOMによるオンライン講座
申込フォーム:https://forms.gle/HQadpFKwkqoHbbJC8

 
■第19回心の安全パトロール隊員養成講座アドバンスコース
2024年8月25日(日)13時30分~16時30分
ZOOMによるオンライン講座
申込フォーム:https://forms.gle/gFKeajNEDgzxRgoVA
 
9月以降のイベント予定です。
 
9月
■第14回いのち大切キャンペーン
2024年9月14日(日)13時00分~15時00分
海南nobinosにて公開収録予定 後日YouTubeにアップします。
 
10月
■若者ゲートキーパー養成講座
■心の安全パトロール隊員養成講座特別編お金といのち
 
11月
■心の安全パトロール隊員養成講座特別編職場のメンタルヘルス
■心の安全パトロール隊員養成講座特別編災害メンタルヘルス
■フォローアップ研修会
 
12月
■第42回心の安全パトロール隊員養成講座特ベーシックコース
■第20回心の安全パトロール隊員養成講座特アドバンスコース
 
2月
■いのち大切シンポジウム2025
 
3月
■講師養成研修会

上田大愚先生のおとなの書道講座7月講座お休みのご案内

雲城山正教寺 お知らせ

上田大愚先生のおとなの書道講座

7月のおとなの書道講座は7月20日(土)14時からの予定でしたが

当山所用のためお休みとさせていただきます。

ご準備いただいていた上田先生、楽しみにしてくださっていた参加者の皆様には

誠に申し訳ありませんがご了承をお願い申し上げます。

次回は8月17日(土)14時からの予定です。

7月の講座内容は8月に繰り下げとなり、以後一か月ずつ繰り下げます。

変更後の予定表は以下の通りです。

 

 

 

 

 

 

 

 

鍼灸師による姿勢を整えるけんこう体操教室 7月教室お休みのお知らせ

雲城山正教寺 お知らせ

鍼灸師の熊井利將 先生による

姿勢を整えるけんこう体操教室 7月教室のお休みをご連絡します。

7月開催日時は7月21日(日)の開催予定でしたが当山の所用のためお休みとさせていただきます。

ご準備いただいていた熊井先生、楽しみにしてくださっていた参加者の皆様には

誠に申し訳ありませんがご了承をお願い申し上げます。

次回は8月18日(日)の予定です。

 

開催概要

日 時:毎月第3日曜日  10:00~11:00 (予定)
場  所: 雲城山 正教寺
参加費: 500円以内でお寺にお供えお願いします
※要申込み
都合により実施できない場合もあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「たなばたものがたり」 2024年7月6日 

今日のまゆーら 2024/07/08



体温並みの猛暑の中、あお君としずくちゃんを連れて、お母さんが来てくださった。
でっかい図鑑2冊を含めて、返す本も一杯だし、
ベビーカーのしずくちゃんごと、下の駐車場から
階段を登っておいでになったのは、どんなに大変か。
来てくれてありがとう。

しばらくぶりのしずくちゃんは、また大きくなって、
今日はなんと初めてのお絵描きをしていた。
鉛筆が気に入ったらしくて、いっぱい描いている。
何の絵かな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お兄ちゃんはかくれんぼ人形でしずくちゃんをあやしたり、
借りる本を選んだりと、忙しい。
「キャラクターの本がいい」と言われたけど、
それはなかなか難しそうだ。
パムとケロのシリーズは、どうやらキャラクターの範疇らしい。

その他にあお君が見つけたのは、『たなばたものがたり』
舟橋克彦作、二俣英五郎絵の、きれいでズバリ今の絵本。
きっと保育園でも七夕飾りを作ったんだろうな。

織姫と彦星が、仕事をしないで遊んで、天帝に叱られる話だよ、と
あお君が教えてくれた。
うんうん、その通りです。
七夕の絵本は他にもあるんだけれど、これだけでいいとのこと。
この絵本の絵が、親しみやすかったようだ。

実は今日、個人的に探したい本がいっぱいあって、
文庫にあったはず…と思ったのに、無いのが結構あって、がっかりした。
10年以上前に、古い本をかなり除籍した時に、廃棄したらしい。
見る目がないなあ。
文庫の書架も限りがあるから…と、自分に言い訳する。

前回持って来た、新しいドールハウスの写真も撮ってみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の文庫の日は、7月20日です。
(芝 直子)

「紀州の民話」 2024年6月29日 

今日のまゆーら



ようやく先週梅雨入りしたと思ったら、

そんなに律義に毎日降らなくても…と思うほどの雨続き。

今日は幸い薄日が差したので、大きな風呂敷包みを持って来た。

 

一月ほど前に、和子さんにリクエストされた、寝室のドールハウス。

寝室の様子は写真に撮らせてもらったので、それをモデルに

手持ちの材料で頑張って作ってみたのだ。

 

元は和室だったところをフローリングにして、ベッドを二つ置いてある。

境内に面したテラスからは、お庭が見える。

天袋も含めて、襖を三か所。

もう片面は、アルミサッシの建具になっていて、

アルミの建具は初めての挑戦だった。

何とかそれらしくできて、やれやれ。

 

テラスは開閉できるようにしたが、材料不足で、

テラスのみ、そうめんの木箱で作ったものだから、

元々巻いていたビニールのベルトの跡がどうしてもくっきりと…。

 

うちでチマチマ作ったのはいいけれど、油断すると、

すぐに猫たちが来て、植木鉢やカットした木をくわえて行ったりするので、

出来立てを慌てて持って来たのだ。

 

そしたら写真を撮り忘れた。

また今度撮ってみよう。

和子さんがとても喜んでくださったので、良かった。

 

文庫は誰もお客様が無くて、和子さんとドールハウスの話をしたり、

お茶をいただいて、おしゃべり。

「もう一回あの話を聞きたい」と言ってくれた、和歌山弁の

『だんまりくらべ』を聞いてもらって、今日はお終い。

 

 

 

 

 

 

紀州の方言で語るお話、色々あって、語るのも大好き。

文庫にも『紀州の民話』があるけれど、

あれは読んで楽しむ本かなあ。

 

語るためには、もう少し自分で手直ししなければならないかも。

でないと、隔靴搔痒の感じがして気持ちが悪かったりするのは、

私自身が小さい頃に、父母の語る和歌山弁の昔話を聞いたせいだろう。

 

『だんまりくらべ』は、語るためのテキスト『子どもに聞かせる日本の昔話』から

採った話だが、やっぱり自分で和歌山弁に直している。

また、和歌山の他のお話も和子さんに聞いてもらおう!

 

次の文庫の日は、7月6日です。

(芝 直子)

「エルマーのぼうけん」 2024年6月15日 

今日のまゆーら 2024/06/18



まだ梅雨に入らないらしいが、なんだか今日はうっとうしい空模様。

文庫のお客は、りぜちゃん一人。

ドールハウスにビーズを詰めて遊んだり、カードゲームをしたり、

やりたいことが山盛りで、一緒に遊ぶ。

 

トランプのババ抜きをしたかったのに、小さいかわいい手から

手札があふれて、うまく持てなかったのは仕方ないよね。

 

文庫にあった風車を見つけて、外へ出るが、

りぜちゃんが見つけたポイントは、本堂のエアコンの室外機の前。

走り回らなくても、すごい勢いで風車が回る回る。

扇風機じゃないから、指を突っ込む心配もないし、冷たい風でいい具合だ。

 

そのあと文庫で、風車作りの工作をしてみる。

上手に材料を切って、クリアファイルの風車ができた。

もちろん室外機の前で試運転。 大成功だった。

 

さて、和子さんが来てくれたので、お話の時間。

和歌山弁の『だんまりくらべ』を聞いてもらい、

「もう一回」というりぜちゃんに、『世界で一番きれいな声』を語る。

 

これは、子ガモがネコやイヌなど他の動物の声をうらやましがって、

自分も鳴いてみようとするかわいいお話だ。

りぜちゃんも「次は何かな」と、ワクワクして聞いてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドールハウスには、親ガモと子ガモが数羽いるので、

お話の後は、カモさん親子と一緒に、ドールハウスで遊ぶ。

トントン、と親ガモがドアを叩いて、「お出かけするから、

子どもたちを預かってください」と言う、斬新なパターンだった。

面白かったね。

エルマーのぼうけん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

因みにタイトルの『エルマーのぼうけん』は、新聞で作者のガネットさんが

100歳で亡くなられたとの記事を見たから。

ガネットさんって、ご存命だったんだと、そっちに驚いてしまった。

 

お習字の上田先生も、その訃報を知って、

おうちでエルマーについて話題になったとか。

ご家族で話していたら、『エルマーのぼうけん』と、

『ニールスのふしぎな旅』と、『ヒックとドラゴン』のストーリーが

入り混じって、困ったとのこと。

 

それは大変。それで、お帰りにはその3冊を借りて帰ってもらった。

ぜひ疑問が解消されますように。

 

次の文庫の日は、6月29日です。

(芝 直子)

「すいっちょねこ」 2024年6月1日 

今日のまゆーら 2024/06/04



今日から6月。

その割にはこの何日かは変に涼しい。

せっかく飛び始めた蛍も、涼しい日にはあまり飛ばないと、佐武さんのお話だ。

毎晩どこかの蛍スポットで、集まってくる親子さんたちに

蛍を手のひらに乗せてあげているそうで、それはうらやましい。

 

蛍スポットの場所はあまり大っぴらにはしないらしいが、

毎年続けているので、お母さんにも「昔、手に乗せてもらった」と言われたとか。

なかなかすごい。

 

今日の文庫は大人ばかり。

佐武さんに、栄田さんも来てくださって、

体調がいいという和子さんと4人でおしゃべりして過ごす。

 

とはいえ、大人でも好奇心いっぱいで、和子さん以外の3人で、

栄田さんが自転車置き場の石垣で見つけたという何かの抜け殻を見に出る。

結局去年のセミの抜け殻が、石垣の隙間からのぞいていたと判明。

ついでにセミの種類や、それが雌だと教えてもらい、面白かった。

 

栄田さんが『ねこにすず』を、私が『腰折れすずめ』を語って、聞いてもらう。

今日の文庫はお話の日だわ。

すいっちょねこ

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにタイトルにした『すいっちょねこ』の絵本は、

私が来た時からテーブルにあって、おしゃべりしながらずっと気になっていた。

かの文豪、大佛次郎作の絵本で、かれこれ50年の前の本。

 

スイッチョ、つまりキリギリスに似たウマオイの事で、いい声で鳴く虫だ。

それを飲み込んでしまった子ねこのおなかから、虫の声がするという、

不思議なお話…、昔話の『鳥呑爺』を思い出してしまうわ。

絵のネコもなんだかちょっと時代を感じさせるかわいらしさで、大好きな絵本。

 

どうやら和子さんが本棚から出して、見たとのこと。

久しぶりに本棚から出てきたのを見て、うれしくなった。

 

次の文庫の日は、6月15日です。

(芝 直子)