今日は文庫の花祭り。
本当は4月8日だけれど、毎年、文庫の日に合わせて開いている。
でも今年は桜の満開時期と重なったせいか、おいでてくださった方は少し。
そりゃあ、お花見には負けるわなあ。
いつものあお君兄妹と、大人の方が数人で、お勤めをして、
誕生仏様にお花を供えて、甘茶を掛ける。
その後、飛び切り甘いお茶をいただくのも、恒例だ。
毎年、花御堂にお花を飾っていただくのは、毛呂さんにお世話になっている。
毎年毎年、ご自宅のお花の他、ご近所のお花もあって、すごくきれい。
お花の少ない時期にあたることもあるから、とても大変な作業だと思う。
本当にありがとうございます。
今年の花御堂の屋根には、桜がいっぱい混じっていてビックリした。
私は写真を撮り忘れたけれど、どなたか撮ってくださってたらいいな。
甘茶をいただいた後は、私のお話を聞いてもらう。
ジャマイカの昔話で、『アナンシと五』。
魔女の呪いに便乗して、ごちそうにありつこうとしたアナンシが、
最後にハトの奥さんをだまそうとして…
数字に強いあお君にも分かってもらえると思って選んだお話だ。
でも本当を言うと、4月の学童でのお話会の時は、
毎年『アナンシと五』を語りたくて、今年も練習したもの。
なのに残念ながら、そっちが中止になってしまった。
でも花祭りで聞いてもらえて良かったわ。
佐武さんが花祭りの後で、誕生仏様のポーズについて質問されていたので、
文庫に戻ってから、絵本『おしゃかさまのたんじょうび』をお見せした。
片手を上げておられる理由、甘茶を掛ける理由などがよくわかる絵本だ。
佐武さんが読んだ後、あお君が借りて帰ってくれた。
そういえばあお君は、もうすぐ200冊になるらしい。
ビックリ仰天だわ。賞状を準備しなくては。
次の文庫の日は、4月20日です。
(芝 直子)