前回の文庫の予定日が、お寺の都合でお休みになって、
今日は一月ぶりの文庫の日。
外出はなるべく控えましょう、と言われるほどの猛暑の中、
東京から里帰りしてきた、はるかちゃんとあきら君姉弟が来てくれた。
送ってきてくださったおばあちゃんも、暑い中、ありがとうございます。
実は数日前の早朝に散歩した時、はるかちゃんたちのご実家の庭に、
ろう石か何かで、一杯お絵描きしているのを見て、
あ、はるかちゃんたちが帰省してるんだと気がついていた。
そう言ったら、「見つかってたか」とはるかちゃん。
1年生になったあきら君は、また背が伸びて、
次々に引っ張り出した絵本を、「読んでほしい」と言う。
そんな願いされたら、頑張って読むしかないわ。

それで久しぶりに『11ぴきのねことぶたのいえ』を読んだ。
ご存じ、馬場のぼるさんの絵本で、ちょっぴり自分勝手なねこたちが、
ぶたの家を建てるのを手伝っているうちに、出来上がりが気に入って、
自分たちの家にしてしまうお話。 でも台風が来て…
11ぴきのねこ、好きだなあ。
聞いてくれているあきら君の反応がとても素直で、楽しくなって、
長いのも入れて4冊、読んだ。
お姉ちゃんはその間、せっせと色んな工作で手を動かしながら聞いて、
ビーズやタオルハンカチの人形などを仕上げていた。
せっかくだからお話も二つ。
パッと電灯を消してくれた中で、グリムの『おいしいおかゆ』と
和歌山の印南の昔話、『ばあさんとどろぼう』だ。
こてこての和歌山弁なのに、二人とも大笑いしながら聞いてくれた。
君たちは神戸の言葉も東京の言葉も、和歌山の昔の言葉も分かるんだ。
きっと将来はバイリンガルになるかしらん。
目いっぱい散らかして遊んでいるところへ、
おばあちゃんが迎えに来てくれて、大慌てでお片づけ。
それでうっかり写真を撮り忘れた。
東京に帰っちゃうまでに、もしまた来られたら来てね。
次の文庫の日は、8月17日です。
(芝 直子)

















