ものすごーく良く晴れたいいお天気。
せっかくだからこのお日さまをフル活用して、レジンの工作。
やって来てくれたあいちゃんと一緒に、そっと型にレジンを入れ、
あいちゃんがお気に入りのビーズを沈める。
それをカンカン照りの境内に置いて、待つこと15分くらいで固まる仕組みだ。
待つ間、あいちゃんと鬼ごっこをして「もういいかーい」と言っていたら、
はるちゃんが来て、一緒に工作に参加。
さすがお姉さんらしい手際で、いくつもチャレンジしていた。
出来上がったものにはストラップを付け、可愛いお土産。
ついでに型に押し込んで作った粘土も、そうっと持って帰ってもらう。
あいちゃんのお迎えが来てから、はるちゃんとお話をしていたら、
好きな本を教えてくれた。
一番好きなのは、長谷川摂子作の『めっきらもっきらどおんどん』で、
二番目はセンダックの『かいじゅうたちのいるところ』だとの事。
いいなあ、どっちも面白いよ。
文庫にもあるよと言ったら、さっそくはるちゃんは
『めっきらもっきらどおんどん』を見つけて読み始めた。
間にレジンの固まり具合を見に行ったり、サイダーを飲んだりしながら
本の話をしていて、はるちゃんがふと思いついたらしい質問を。
「ビールのおうかん、って何?」
おたからまんちんが、カンタにお宝の交換を持ちかけ、
カンタがビールの王冠を出すと、
「なに、ビール王様の冠とな」と言って喜ぶヤツだ。
なるほど!!今はビール瓶が家庭には無いか。確かに缶ビールじゃ分からないよ。
「ビールの瓶の上に、金のふたが付いててね、栓抜きで…」と説明しても
はるちゃんは「?」
待てよ、あなたがさっき飲んでいたのは、
確かビンに入った花祭りサイダーじゃないか。
栓抜きでふたを開けたでしょ。
あれよ、あれ、と言ったらやっと通じた。良かった良かった。
次の文庫の日は、6月30日です。
(芝 直子)