「めっきらもっきらどおんどん」2018年6月16日 

今日のまゆーら 2018/06/17

 

 

ものすごーく良く晴れたいいお天気。

せっかくだからこのお日さまをフル活用して、レジンの工作。

 

やって来てくれたあいちゃんと一緒に、そっと型にレジンを入れ、

あいちゃんがお気に入りのビーズを沈める。

それをカンカン照りの境内に置いて、待つこと15分くらいで固まる仕組みだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

待つ間、あいちゃんと鬼ごっこをして「もういいかーい」と言っていたら、

はるちゃんが来て、一緒に工作に参加。

さすがお姉さんらしい手際で、いくつもチャレンジしていた。

 

 

 

 

 

 

 

出来上がったものにはストラップを付け、可愛いお土産。

ついでに型に押し込んで作った粘土も、そうっと持って帰ってもらう。

 

あいちゃんのお迎えが来てから、はるちゃんとお話をしていたら、

好きな本を教えてくれた。

 

一番好きなのは、長谷川摂子作の『めっきらもっきらどおんどん』で、

二番目はセンダックの『かいじゅうたちのいるところ』だとの事。

 

 

 

 

 

 

 

いいなあ、どっちも面白いよ。

文庫にもあるよと言ったら、さっそくはるちゃんは

『めっきらもっきらどおんどん』を見つけて読み始めた。

 

 

 

 

 

 

 

間にレジンの固まり具合を見に行ったり、サイダーを飲んだりしながら

本の話をしていて、はるちゃんがふと思いついたらしい質問を。

「ビールのおうかん、って何?」

 

おたからまんちんが、カンタにお宝の交換を持ちかけ、

カンタがビールの王冠を出すと、

「なに、ビール王様の冠とな」と言って喜ぶヤツだ。

 

なるほど!!今はビール瓶が家庭には無いか。確かに缶ビールじゃ分からないよ。

「ビールの瓶の上に、金のふたが付いててね、栓抜きで…」と説明しても

はるちゃんは「?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

待てよ、あなたがさっき飲んでいたのは、

確かビンに入った花祭りサイダーじゃないか。

栓抜きでふたを開けたでしょ。

あれよ、あれ、と言ったらやっと通じた。良かった良かった。

 

次の文庫の日は、6月30日です。

(芝 直子)

仏画とライブ書道奉納特別公開のご報告

雲城山正教寺 行事記録 2018/06/16


仏画とライブ書道奉納の行事

おかげ様で盛況のうちに終了しました。

関係者のみなさま、ご参加くださったみなさまありがとうございました。

お寺の行事で、参加者のみなさんがスマホで熱心に写真や動画を撮っているという情景はあまり経験がありません。

 

 

 

 

 

 

それほど、上平梅径さんのライブ書道はインパクトがありました。書道の伝統を大切にしながら、新しいことにもチャレンジしておられ、書道の可能性とすそ野を広げようとしておられるそうです。素晴らしい取り組みですね。

 

9月16日には国立文楽劇場にて豊田博臣監督の脚本により創作竹取物語『和書衣』と題した書道と音楽のコラボレーションが開催されるそうです。興味深い催しです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに、急きょ三線とのコラボということになり
それがまた何ともいい雰囲気を醸し出していました。

 

沖縄鳩間島出身の三線奏者大城孝夫さんが参加してくださっていたので、オープニングアクトをお願しようという話が、トントンと進み、ライブ書道とのコラボに発展しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

書いていただいた言葉は親鸞聖人の主著『教行信証』の一節
「心を弘誓の仏地に樹て、念を難思の法海に流す。」
一言で説明の難しい言葉なのですが、南無阿弥陀仏の教えに出会い覚悟と喜びを表現された言葉と味わっております。ご興味のある方は検索してみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

また、グループで仏画12枚と親鸞聖人のレリーフ、『正信偈』の掛け軸を奉納された画家田村茂さんは奉納活動のいままでの経緯をお話しになりました。

 

何ともパワフルな方で、お話を聞いていて力がみなぎってくるような感じがしました。いろいろな活動を支えてきたモチベーションの源泉を少し理解できたように思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、3分テレホン法話を約30年も続けておられる海南市西光寺の住職蓮下義昭先生から南無阿弥陀仏の教えについてミニ法話を頂きました。奉納された仏画をさらに理解していただけるようわかりやすく法話くださいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

司会を引き受けてくださったいわさきふきこさんは和歌山県を中心にその優しい声を使って活動をされているタレントさんです。ほのぼのとした和やかな雰囲気が流れていましたが、わかりやすく聞きやすい声と言葉で進行をしてくださいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

事前の掃除や朝からお手伝いくださったみなまさにも感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

約2時間の短い時間でしたが、いろんな方と出会い影響を頂いた濃密な時間でした。ご参加くださったみなさまの心の栄養になっていたら企画運営者として何よりの喜びです。

 

 

 

 

 

 

 

 

■第312回如月会例会のご案内■

如月会 2018/06/11

村田溥積先生の楽しい身近な古典・法律の勉強会です。 お気軽にご参加ください。

〈6月時間表〉

・13:00~13:40 ・6月の時事問題
             ・表紙鑑賞
             -金子みすず・日本歌唱集-

 

・13:40~14:30  ・古典文学シリーズ
              「源氏物語」

 

・14:30~14:50  ・明治文学シリーズ
              与謝野晶子「みだれ髪」

 

・14:50~15:30  ・「くらしの法律シリーズ」

 

☆日時:2018年6月18日(第3月曜日)
  13:00~15:30 例会

 

☆場所:正教寺
☆例会会費:1500円
  初めての方もお気軽にご参加下さい

「かえるくんにきをつけて。」2018年6月2日 

今日のまゆーら 2018/06/06

 

 

境内でしきりにカエルが鳴いている。

その中でよっこちゃんが庭仕事にご精を出しておられた。

 

さて今日は誰かお客があるかなあと思っていたら、

久しぶりにあいちゃんが遊びに来てくれた。

 

さっそくドールハウスを出し、ご機嫌。

でもお庭の花壇はすっかり壊れて、粘土で作っていたお花も無い。

 

もしかして今日、大きいお客があった時のために、

いい粘土を用意していたので、あいちゃんとおしゃべりしながら

小さいバラの花を作って、壊れた花壇に貼ってみた。

ヒマな時にもっと増やすべきだなあ。

 

後はトランプをしたり、お絵描きしたり、二人で遊ぶ。

お土産に万華鏡を作って、境内で空をのぞいたらとてもきれいだった。

 

あいちゃんが帰ってしまってから、境内で鳴くカエルの声を聞き、

本棚から引っ張り出したのは、五味太郎作の『かえるくんにきをつけて。』

 

 

 

 

 

 

 

表紙のタイトルが、いかにも子供が書いたようなたどたどしい手書き風で、

うんうん、こんな子がお友だちにいたら、つい「きをつけて」って

言いたくなるかも。

 

おれ、強いんだぞ、けんかするか。ハイハイ。

手品だぞ、拍手拍手しろ。ハイハイ。

言いたいことを言って、めちゃくちゃやって、パッパと帰っていくかえるくん。

 

絶対、おとなしい女の子の持てっている物を取り上げたりして

泣かしちゃうやんちゃ坊主。

面白いけど、他の子には「気をつけて」って言われるヤツだな。

心当たりがありすぎて困るわ。

 

次の文庫の日は、6月16日です。

(芝 直子)