急に朝晩涼しくなった日、やってきたらお寺の駐車場がいっぱい。
さすが彼岸の入りだわと思ったら、
「おとなの書道教室」の日だった。
本堂では上田大愚先生の指導を受けて、皆さん真剣にお習字中。
文庫でせっせと台帳の照合に励んでいたら、
なんとゆきや君が来てくれた。
それも中学生の制服で!!
お母さんと一緒に、リニューアルした文庫を見に来てくれたそうだ。
壁も床も天井もすっかり変わって、まるっきり違う部屋。
おまけに本棚も新しくなって配置も変わっているのを見て、驚いている。
そりゃあビックリするわなあ。
実は昨日、ニュース和歌山の編集者の方が取材に見えた時、
夏休み中の大学生・あいか姉ちゃんがお母さんと一緒に顔を出してくれて、
やっぱり別物になった文庫に驚いていた。
昨日の取材は、お母さんのお腹にいる時から文庫に来ていたあいか姉ちゃんの
お話も取材してもらったし、4人で変な写真も撮って頂いて、無事に済んだ。
そのうちに紙面に載るそうだ。
さて、きれいになった文庫で本棚を見ていたゆきや君が
高畠邦生作の『でっこりぼっこり』を取りだした。
この本はゆきや君の小さい頃からのお気に入りの絵本だ。
覚えていてくれたらしい! うれしいなあ。
変な本だよねー、と言いつつ、足跡が地球の裏側に出っ張ったならば
当然反対のシルエットになるはず、とこの本を見るたびに
疑問に思う点をゆきや君に話してみる。
もともと、巨大人の足跡が、地球の裏側の地面を盛り上げると
いうところからして、あらゆる物理の法則を無視してる訳だし。
頭の中がぐちゃぐちゃになりそうなナンセンス絵本に
突っ込むというのも、変な話だったかも。
うん、これぞ、正しいナンセンス絵本です。
ところで、10月5日の文庫の日は、聞くところによると
まゆーら文庫リニューアルオープンの日だそうだ。
もうオープンしてるものと思っていた。
だれか面白い本を見に来てくれる子がいたら良いなあ。
でもその日は小学校の運動会。
写真はリニューアル記念に作ったチラシを持ったゆきや君。
「令和おじさんみたい」とは、ママの感想だ。
次の文庫の日は、10月5日です。
(芝 直子)