今日のまゆーら

  「スーパーネコ大作戦」 2019年9月7日

2019年09月11日

 

 

今日は不思議な本のお話。

 

今日も文庫のお客はゼロだったので、本の整理の続き。

前回に続いて読み物の書架の照合作業をする。

 

ずっと書架に並んでいた本なので、見なれた本ばかりだ。

なのにその中の瀬川昌男作の『スーパーネコ大作戦』、

台帳と照合しても載っていないではないか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この前からも、たまに読み物の台帳に載っていない本があって、

それはたいてい間違って絵本の台帳に載せていたり、

知識の本の台帳だったり、要するに記載場所のミス。

 

まあ幼年童話などでは、読み物か絵本かの線引きが難しかったりして

記載する台帳の種別に悩むことは多々あるけれど。

 

『スーパーネコ大作戦』、どこにも載っていないって、なぜ??

と思って手に取ったら、蔵書印がない。

なんと文庫の本じゃなかったらしい。

 

どこから来たのか、いつからあるのか、全く分からない。

記憶する限り、もうずうっと、文庫の本棚で背表紙を見なれているし、

中味も知っている。

 

多分宇宙から来た(?)人間の言葉が分かるネコの種族かなにかの

結構面白いお話で、文庫の蔵書としても違和感はない。

 

へえ、キミはずっと文庫になじんで本棚にいたけれど、実は違ったんだな。

すっかり文庫の本の顔をして、何十年もそこにいたのか。

 

とっくに絶版になっている本で、この際だから改めて記帳した。

さあ、次はどんなビックリに出会うかしら。

 

次の文庫の日は、9月21日です。

(芝 直子)