「でっこりぼっこり」 2019年9月21日 

今日のまゆーら 2019/09/25

 

 

急に朝晩涼しくなった日、やってきたらお寺の駐車場がいっぱい。

さすが彼岸の入りだわと思ったら、

「おとなの書道教室」の日だった。

本堂では上田大愚先生の指導を受けて、皆さん真剣にお習字中。

 

文庫でせっせと台帳の照合に励んでいたら、

なんとゆきや君が来てくれた。

それも中学生の制服で!!

 

お母さんと一緒に、リニューアルした文庫を見に来てくれたそうだ。

壁も床も天井もすっかり変わって、まるっきり違う部屋。

おまけに本棚も新しくなって配置も変わっているのを見て、驚いている。

 

そりゃあビックリするわなあ。

実は昨日、ニュース和歌山の編集者の方が取材に見えた時、

夏休み中の大学生・あいか姉ちゃんがお母さんと一緒に顔を出してくれて、

やっぱり別物になった文庫に驚いていた。

 

昨日の取材は、お母さんのお腹にいる時から文庫に来ていたあいか姉ちゃんの

お話も取材してもらったし、4人で変な写真も撮って頂いて、無事に済んだ。

そのうちに紙面に載るそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

さて、きれいになった文庫で本棚を見ていたゆきや君が

高畠邦生作の『でっこりぼっこり』を取りだした。

この本はゆきや君の小さい頃からのお気に入りの絵本だ。

覚えていてくれたらしい! うれしいなあ。

 

変な本だよねー、と言いつつ、足跡が地球の裏側に出っ張ったならば

当然反対のシルエットになるはず、とこの本を見るたびに

疑問に思う点をゆきや君に話してみる。

 

もともと、巨大人の足跡が、地球の裏側の地面を盛り上げると

いうところからして、あらゆる物理の法則を無視してる訳だし。

頭の中がぐちゃぐちゃになりそうなナンセンス絵本に

突っ込むというのも、変な話だったかも。

うん、これぞ、正しいナンセンス絵本です。

 

ところで、10月5日の文庫の日は、聞くところによると

まゆーら文庫リニューアルオープンの日だそうだ。

もうオープンしてるものと思っていた。

 

だれか面白い本を見に来てくれる子がいたら良いなあ。

でもその日は小学校の運動会。

 

写真はリニューアル記念に作ったチラシを持ったゆきや君。

「令和おじさんみたい」とは、ママの感想だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の文庫の日は、10月5日です。

(芝 直子)

■第327回如月会のご案内■

如月会 2019/09/16

村田溥積先生の楽しい身近な古典・法律の勉強会です。 お気軽にご参加ください。

〈9月時間表〉

・13:00~13:40  ・9月の言葉
              ・表紙(詩)鑑賞
              -金子みすず・日本唱歌集ー

 

・13:40~14:30  ・古典文学シリーズ
              「源氏物語」

 

・14:30~14:50  ・明治文学シリーズ
              ・「みだれ髪秀歌」(与謝野晶子)

 

・14:50~15:30  ・「くらしの法律シリーズ」

 

☆日時:2019年9月27日(金)
  13:00~15:30 例会

 

☆場所:正教寺
☆例会会費:1500円
☆初めての方もお気軽にご参加下さい。

「おとなの書道講座」第二回ご報告

雲城山正教寺 行事記録 2019/09/11

8/17に第二回の「おとなの書道講座」が

開催されました。

おかげ様で10人ものご参加いただきありがとうございます。

今回のテーマはご祝儀袋の書き方でした。

ただ、上手に書く方法だけではなく、

祝儀袋の種類やいわれ、地方での違いなど

とても奥が深く、幅の広い講座でした。

 

「祝儀袋学」といっても過言ではないほど。

資料もたくさんいただき、

手間ひまかけて講座内容を作っていただいていることを感じ、

有り難いやら申し訳ないやらですが、ほんとに勉強になりました。

 

ご祝儀のマナーや縁起担ぎどこまですればよいのか迷うところですが

「もらう相手の立場に立って」という考え方がすっと心に入ってきました。

祝儀袋への新たな知識を活用して、素敵なお付き合いの達人になりたいものです。

 

上田大愚先生ありがとうございました。また、ご参加のみなさんありがとうございました。

 

次回は9月21日(土)14時~

テーマは「美文字の基本 ひらがな①」

参加費は上田先生のご厚意で本堂へのお供えとして500円です。

 

お楽しみに!

08061791871 藤浪まで

おとなの書道講座 第二回

 

 

「スーパーネコ大作戦」 2019年9月7日

今日のまゆーら

 

 

今日は不思議な本のお話。

 

今日も文庫のお客はゼロだったので、本の整理の続き。

前回に続いて読み物の書架の照合作業をする。

 

ずっと書架に並んでいた本なので、見なれた本ばかりだ。

なのにその中の瀬川昌男作の『スーパーネコ大作戦』、

台帳と照合しても載っていないではないか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この前からも、たまに読み物の台帳に載っていない本があって、

それはたいてい間違って絵本の台帳に載せていたり、

知識の本の台帳だったり、要するに記載場所のミス。

 

まあ幼年童話などでは、読み物か絵本かの線引きが難しかったりして

記載する台帳の種別に悩むことは多々あるけれど。

 

『スーパーネコ大作戦』、どこにも載っていないって、なぜ??

と思って手に取ったら、蔵書印がない。

なんと文庫の本じゃなかったらしい。

 

どこから来たのか、いつからあるのか、全く分からない。

記憶する限り、もうずうっと、文庫の本棚で背表紙を見なれているし、

中味も知っている。

 

多分宇宙から来た(?)人間の言葉が分かるネコの種族かなにかの

結構面白いお話で、文庫の蔵書としても違和感はない。

 

へえ、キミはずっと文庫になじんで本棚にいたけれど、実は違ったんだな。

すっかり文庫の本の顔をして、何十年もそこにいたのか。

 

とっくに絶版になっている本で、この際だから改めて記帳した。

さあ、次はどんなビックリに出会うかしら。

 

次の文庫の日は、9月21日です。

(芝 直子)

「ズッコケ三人組」 2019年8月31日

今日のまゆーら 2019/09/01

今日もお客ゼロで、せっせと原簿と本の照合作業。
面積的に捗って見える、「読み物」の原簿からやっているので、
けっこうサクサクと棚数が進む。
「絵本」に手を付ける時が怖かったりして。

間に、新しくなった文庫がいいねぇと、
和子さんが覗きに来られて、いつものおしゃべり。
確かにきれいで明るくなった。
後は読みに来てくれる子どもたちの姿を待つだけかしら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きれいになった文庫に掛かる上田大愚氏の看板を写してみた。
もう一枚は、ホワイトボードに貼った「100冊のおともだち」など。
最初、ホワイトボードじゃなくて壁に貼ったら、
後ろを向いた途端に落っこちて来て、笑ってしまったものだ。

 

 

 

 

 

 

 

さて、今日チェックしていた中で、懐かしい!と思ったのは
那須正幹作の『ズッコケ三人組』のシリーズ。
そう言えば、昔(!?)、文庫が近所の子どもたちで溢れていた時代に、
子どもたちにせがまれて買った本だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの頃は子どもたちに大人気で、全巻なんて無理だからと
十数冊を買って、引っぱりだこで読んだシリーズ。

今回カバーを取ってラベルも新しくしたので、そこそこきれいだ。
今も残っているのは7、8冊。クイズの本まであった。

あの頃、那須さんの講演会があって、聞きに行ったことを思い出した。
確かご本人としては、ズッコケシリーズばかりが持て囃されることに
複雑な思いを持っておられるようなお話だった。

そう言えば最近は『ズッコケ中年三人組』と言う、
主人公たちのその後を描いてシリーズ化したものも出ていると聞いた。
おっさんになったハチベエを誰が見たいかしら、と思った記憶がある。
怖いもの見たさで、読んでみようか。

次の文庫の日は、9月7日です。