「わたしのおうち」 2019年12月21日 

今日のまゆーら 2019/12/22

今日は文庫に行ってみてびっくり。
この前来てくれた小さいお姉ちゃんと妹、
そのママとおじいちゃんおばあちゃんまでが、待っていてくれたのだ。

さっそくお姉ちゃんリクエストの絵本を読む。
神沢利子作・山脇百合子絵の、『わたしのおうち』。
いい本を見つけたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

段ボールで作ったおうちを野原に持って出たお姉ちゃん。
落書きしたりする弟には絶対に入らせてやらない…と言う訳だ。

で、ウサギやクマなど色んな動物が、いいおうちですね、と
遊びに来るという空想の翼を広げる。
その応対や言葉がお姉ちゃんらしくて、楽しい。

でも本当は誰も来ていなくて、外の足音に喜んだら、
お菓子を持って、そうっと様子を見に来た弟だったのだ。
もちろん弟を段ボールのおうちに入れてあげて、
一緒にお茶の時間。

お絵描きの色まで、お姉ちゃんのする通りになんでも真似したい妹さんと、
ちょっぴり複雑らしいお姉ちゃんにピッタリの絵本かも。

30年くらい前に出版された本で、しばらく見ていなかったので、
久しぶりにいい本を読んだ気分になったわ。
お姉ちゃんありがとう。

文庫がリニューアルされてから2,3ヶ月経つのに、
未だに工作材料などの場所が分からない。
きっと私の背丈では無理なのに違いない。

子どもたちがいるところで棚から大きい段ボールを抱えて降ろすのは
危ないし、もうちょっと考えなくては。

どこかにあるはずの、毛糸の編み器や粘土を探せなかった言い訳だ。
編み機がわからなかったので、指編みで四苦八苦してくれた
はるちゃん、ごめんね。
次までに新しいのを作ってみるわ。

お人形のマドレーヌちゃんのマフラーを作ってみたいのです。
さて、次回は一回お正月休みを頂いて、1月18日から
文庫を始めます。
皆様よいお年をお迎えください。

次の文庫の日は、1月18日です。
(芝 直子)

■第330回如月会のご案内■

如月会 2019/12/18

村田溥積先生の楽しい身近な古典・法律の勉強会です。 お気軽にご参加ください。

〈12月時間表〉

・13:00~13:40  ・12月の言葉
              -この1年-
              ・表紙(詩)鑑賞
              -金子みすず・日本唱歌集-

 

・13:40~14:40  ・古典文学シリ―ズ
              「源氏物語」

 

・14:40~15:30  ・明治文学シリーズ
              ・「みだれ髪秀歌」(与謝野晶子)

 
 

☆日時:2019年12月20日(金)
  13:00~15:30 例会

 

☆場所:正教寺
☆例会会費:1500円
☆初めての方もお気軽にご参加下さい。

「うどんのうーやん」 2019年12月7日 

今日のまゆーら

 

 

今日は成道会。

どなたも見えないかなあと案じていたら、

驚いたことに文庫の中が満員になった。

 

4月の花祭りにも来てくださった、冬野のお子さん連れの皆さんが、

賑やかにやってきてくださったのだ。

 

 

 

 

 

 

冬野ガ丘の方から来てくれるののかちゃんを合わせて

子どもさん7、8人と、お父さん・お母さん方。

 

ののかちゃん以外は就学前のお子さんたちで、

ののかちゃんがすごくお姉さんに見える!

 

ちなみに妹のなちちゃんが一緒じゃなかったのは、

成道会に付き物のお汁粉が苦手だから、との事。それは残念!

 

そう言えば学童保育のおやつでも、この頃あんの入ったものはダメ、

と言う子が増えてきた。おいしいのにね。

 

いつものようにお勤めをして、お汁粉を頂く。

小さいお子さんが多いので、熱々にするのをやめて、

ぬるめにしてくれた和子さん。ご馳走様でした。

 

さてそれから、用意した絵本3冊を読み聞かせしたけれど、

小さい子が多かったので、ちょっと選本を誤ったかも。

 

前日に学童保育で試し読みしたtupera tupera(つぺらつぺら)作の

『どんなおと?』はギャーギャーうるさいほど大受けしたのに、今日はイマイチ。

 

でも次に読んだ岡田よしたか作の『うどんのうーやん』は、

「家にある」と反応してくれた子がいた。

おうちの本棚にあるらしい。良いなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、コテコテの大阪弁のこの本、読むには少しコツがいるが、楽しい本だ。

何しろ人手不足で、出前の注文を受けて「うどん」自ら、走って届けに行く話。

 

途中で腹ペコのネコに半分食べさせてしまって、代わりにソーメンを入れたり、

入りたいというモノはみな拒まずに丼に入れていくものだから、

とうふ、梅干し、タコ焼き、エビフライ…、キツネうどんのはずだったのにね。

 

それともう一つ、今日び出前を知らないのでは、と思ったこと。

昔は片手にせいろを積んで、自転車で出前するお蕎麦屋さん、

なんてあったものだが、知らんよねー、きっと。

今はピザのデリバリーくらいか。

 

成道会の後は文庫に移動して、お絵描きしたり、本を読んだり。

『たんけんライト』は今日も人気だった。

 

さあ、次回は年内最後の文庫。

新しいノートを作った子が二人もいて、今日はたくさん本の貸し出しがあった。

うれしいなあ。

 

次の文庫の日は、12月21日です。

(芝 直子)

「やきざかなののろい」 2019年11月30日 

今日のまゆーら 2019/12/05

 

 

今日の文庫のお客様は3人。

はるちゃんと、前回初めて来てくれたののかちゃん、

それに初登場の、ののかちゃんの妹のなちちゃんだった。

お姉ちゃんと一緒に自転車で来てくれたとの事。

 

帰りは二人だけで帰るというので、おうちの場所を聞いてみたら、

「鉄棒しか無い公園知ってる?」

…知らないなあ。

 

とにかく交通量の多い県道を通らなくて良いらしいので、安心した。

何年か前に、和子さんが散歩の途中で文庫のチラシを

公園のフェンスか何かにぶら下げてきた、と聞いたから、

その種が実を結んだのだろうか。すごい事だ。

 

 

 

 

 

 

さて可愛い女の子3人で、今日はミサンガを作る。

リクエストしてくれたはるちゃんが作りかけていたのを見て、

ののかちゃんたちも「作りたい!」と言ってくれたのだ。

 

作り方は三つ編みができる子なら、いたって簡単。

5番の刺しゅう糸を三つ編みにしたのを3本作って、

それをまた三つ編みにするだけ。

多少編み目がきつかろうがゆるかろうが、それなりにきれいに見える。

 

 

 

 

 

 

 

 

写真は編み上がったミサンガ3本と、手首に巻いてみたところ。

ふっくら可愛い手は、1年生のなちちゃんだ。

 

その後カードゲームでしばらく遊び、4時半が近くなったので、

借りる本を選ぶ?と言ったら、ののかちゃんが「決めてる」と言って

絵本の本棚から出したのは、塚本やすし作の『やきざかなののろい』。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小骨が多くて食べにくい焼き魚は、「ぼく」にとって苦手な料理。

お箸でぐちゃぐちゃにほぐして、食べたふりをしていたら、

お風呂の中や寝る時まで、「食べてくれ」と言って

骨だけの焼き魚が追っかけてくる。

 

それでも絶対に食べないぞーと言っていると…。

呪いなんか怖くないけど、やっぱりちょっぴり怖くなってくるかも。

それとも焼き魚を食べたくなってくるかな。

 

ののかちゃんはミサンガを編みながら、本棚のこの本が気になって、

借りて帰ろうと思っていたそうだ。

すごいなあ、面白い絵本を見つける嗅覚もあると見た。

 

さて次回は成道会。

別名お汁粉パーティで、時間はいつもと同じ2時からです。

 

次の文庫の日は、12月7日です。

(芝 直子)