いよいよ来週からは学校が始まるそうだ。
しばらくは給食なしの分散登校とのことだけれど、良かったこと。
文庫も今日は女の子たちが4人も来てくれて、けっこうにぎやか。
前回来てくれたひなのちゃんが妹さんと来てくれたのを始めに、
ののかちゃん、それにはるちゃん。
プラバンを作り、スポットイットなどのカードゲームで盛り上がり、
本も借りてくれて、ホントに文庫らしい時間が過ぎる。
一緒になって騒いでいたら、ののかちゃんたちが帰ってから、
写真を撮らなかったのを思い出した。
仕方がないから、文庫の前の花壇にあったレタスを写してみる。
きれいに草引きもされて、手入れの跡が見える花壇の真ん中に、
なぜかレタスが二つ転がっていて、来た時から気になっていたのだ。
はるちゃんに「なんでレタスを転がしているのか分かる?」と聞いたが、
「??? 要らないのかなあ」
帰りに今日ご住職が収穫したばかりのジャガイモのおすそ分けにあずかり、
和子さんのお言葉に甘えてたくさん紙袋に入れていただいてから、
ふと思い出して、レタスの訳を聞いてみた。
「なぜこんな所にレタスを置いてるのかと思って…。 何かのエサ?」
そう聞いたら和子さんが笑って、「ナメクジがついてるねぇ」と言いつつ、
なんと花壇の中に足を入れて、レタスの一つをグイと引く。
折れて転がるレタスと、外葉についたいくつものナメクジ!!
「…植えてたんだ!!」
周りに雑草も何も無いから、植わっているとは気付かなかった。
ご住職の菜園だったらしいのに、失礼な事を聞いてしまった。
「これもどうぞ」と和子さんに頂いてしまい、申し訳ない事をした。
因みにいくつも付いていたナメクジさんを、うちの玄関で払い落したら、
コツン、と音がして転がったではないか。
ナメクジではなくてカタツムリの塊だったらしい。
慌ててつまみあげて、玄関の植木鉢にそうっとリリースして、
家に入ってから思い出した絵本がある。
ジル・ムントン作の『レタスをたべたのはだれ?』。
ド派手な仕掛け絵本で、レタスを食べてしまった犯人捜しに
ページをめくるといろんな生き物が飛び出してくるのだ。
仕掛けがすご過ぎて、あちこち傷んだ本を持っている。
ヘビでもハチでもカエルでもなくて、ギラギラの足跡をつけた犯人は?!
でも、今回に限って言えば、レタスを食べたのは私です…。
次の文庫の日は、6月6日です。
(芝 直子)