
「しっぽしっぽしっぽっぽ」 2020年5月16日
2020年05月17日
緊急事態宣言が解除になって、近くのパチンコ屋さんには
明日から再会、の電飾が光っていた。
大雨で文庫はひっそりだけれど、
これからはだんだん普通の日が戻るかな。
お客は2年生のひめのちゃんと、中学生になったはるちゃん。
はるちゃんがトランプなどのカードゲームの相手をしてくれた。
ツルッツルの新しいテーブルは、トランプが貼りついてめくりにくいらしい。
神経衰弱に興じる二人を、記憶力に一切自信がない私は横から見物。
最近夕べのご飯も思い出せないと言ったら、二人に笑われた。
トランプが一段落して、借りる本を選び始めたひめのちゃんの側で、
私も絵本を見る。
木曽秀夫作の『しっぽしっぽしっぽっぽ』を発見。
ずっと前に、本堂で読み聞かせに使った事があるなあ。
ページを開くと、本物のゴムでできたネズミの長ーいしっぽが現れて、
めくると色んな場面で長いしっぽが活躍する。
僕のしっぽが長かったら、あんな事やこんな事もできるのになあ…と
夢を膨らませるネズミだけれど、
やっぱりこのままがいいのかもしれないね。
2、3歳の小さい子にも大受けする絵本だ。
赤ちゃん絵本を卒業する頃にぴったりかもしれない。
そんな子が文庫にいないのは残念だわ。
雨が小降りになって、作った工作を手にひめのちゃんが駆けて帰って、
文庫も店じまい。
今度は境内で遊べるといいなあ。
次の文庫の日は、5月30日です。
(芝 直子)