「くまのパディントン」 2022年6月18日 

今日のまゆーら 2022/06/21



梅雨入りしたせいか、朝から小雨が降ったり止んだり。

文庫にお客はなくて、静かに時が過ぎる。

お習字の日だけど、そっちも静かだ。

あお君は来なかったらしい。

 

自分が持ってきた読みかけの本を読んでしまい、棚から抜き出した

イギリス児童小説の名作、マイケル・ボンド作の『くまのパディントン』を読む。

文庫にあるのはユネスコ宝くじ文庫でもらった物だ。

くまのパディントン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パディントン駅で拾われた、おかしなクマのパディントンの物語。

一生懸命になればなるほど、大騒ぎを巻き起こすパディントンのおかしさと、

振り回されながらもまるごとパディントンを包み込んで、

家族の一員として扱ってくれるブラウンさん一家が素敵で、

読んでいてうれしくなってしまう。

 

静かな文庫で読んでいると、時を忘れる。

文庫には最初の巻しかないけれど、確か10冊くらい出ていたはずだ。

訳者の松岡享子さんが亡くなられたので、後はどうなるのかしら。

時間までに読み終われなかったので、借りて帰ろう。

何回読んでも楽しい本だ。

 

にぎやかな文庫も歓迎だけれど、静かな文庫もゆっくり読書できていいな。

和子さんに『団子長者』のお話を一つ聞いてもらって、今日はおしまい。

 

次の文庫の日は、7月2日です。

(芝 直子)

上田大愚先生のおとなの書道講座ご案内  22.6.18 

雲城山正教寺 お知らせ 2022/06/18

ご好評いただいている上田大愚先生のおとなの書道講座

今月も開催されます。コロナ対策もしっかりしてお待ちしています。

お気軽にご参加ください。

 

今月は6月18日(土曜日)です。今月も無事開催致しますので、

皆様どうぞお気を付けておこしください。

テーマは「はがきに書くお礼状」

どうぞお楽しみに♪

次回の予定は7月16日(土)の予定です。

令和4年 おとんなの書道講座4月~年間予定

 

 

 

「ムジナ探偵局」 2022年6月4日 

今日のまゆーら 2022/06/07



冬野のあたりでは、田植えの真っ盛り。

土曜日とあって、競うようにあちこちの水田で田植え機が活躍中だ。

水の満ちた田んぼが、みるみる早苗の緑に変わっていく様子は、美しい。

 

今日のお客の栄田さんは、自転車で来る途中、そんな風景を堪能されたとか。

この季節って、ほんとに日本の原風景みたいな景色が見られてうれしくなる。

文庫の周りが水田だらけ、ってことかなあ。

 

子どものお客がいない文庫に来てくださった栄田さんは、

花祭りの日に息子さんと一緒に来てくれた方。

その時に息子さんが借りた本を返しに来てくださったのだ。

 

そういえば、本好きさんらしく、文庫に入るなり、パッと本を抜き出していた。

『ムジナ探偵局』のシリーズがあったのを目ざとく見つけて、

まだ読んでいない3冊を借りてくれたのだ。

ムジナ探偵局

 

 

 

 

 

 

 

 

富安陽子作、おかべりか絵の『ムジナ探偵局』シリーズは、私も大好き。

もともと富安陽子さんのお話にハマっているし、おかべさんのイラストも好きだ。

文庫にあるのは4巻までだけど、続きも図書館で読んでみたくなった。

 

おはなしの会・語りの森の大先輩でもある栄田さんと、

誰もいない文庫で、昔話やその世界について、話が弾む。

貴重な時間を過ごさせてもらった。

 

後で顔を出してくれた和子さんに、『話ずきな殿さま』のお話を一つ

聞いてもらって、後はうちの糠漬けの愚痴をしゃべってるうちに、時間になった。

 

また田んぼを見ながら帰ろう。

 

次の文庫の日は、6月18日です。

(芝 直子)

「とうふさんがね・・」 2022年5月21日

今日のまゆーら 2022/06/04



今日はにぎやかな文庫の日。

久しぶりに始まったお習字の方でにぎやかな所へ、珍しいお客様が来てくれた。

それに、ママとおばあちゅんがお習字なので、あお君がひょっこりと。

 

あお君に会うのは5か月ぶりかしらん。

4歳になったとのことで、おしゃべりも達者になって見違えた。

芝さんのことは忘れてないそうで、一安心だ。

 

もっと久しぶりなのは、3年ぶりに顔を出してくれたゆきや君だ。

確かこの前は小学校を卒業してすぐに来てくれたから、

まだ小学生っぽかったのに、なんともう高校1年生になったのだとか。

ビックリしてしまうやん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

顔だちもスッとして、イケメンのお兄さんになっていた。

ゆきや君ママのみいちゃんも一緒に来てくれたので、昔話に花が咲く。

相変わらずの息子命のままで、変わらなさに大笑いしてしまったけれど、

楽しくていいなあ。

 

あお君は、知らない大きなお兄さんにびっくりしたのか、

しばらくドールハウスで遊んでいたが、人差し指と親指をくっつけて、

ちょっとだけ、のジェスチャーをして、「ママの所に行く」と出て行った。

 

ちょっとだけ、のポーズが可愛い。

でも戻ってこなかったぞ。まあ、そうだと思ったけど。

 

今日のタイトルの絵本は、ゆきや君が本棚から見つけ出して、

大好きだったと教えてくれた本。

とよたかずひこ作の『とうふさんがね・・』だ。

とうふさんがね・・

 

 

 

 

 

 

『たまごさんがね・・』とか、『なっとうさんがね・・』などと同じシリーズの絵本で、

最後が「しんぱいごむよう!!」というセリフで、解決していく。

 

小さい豆腐たちが刻んだネギを体に乗せて、まな板から滑り台みたいに

みそ汁のお鍋に飛び込んでいく。

大きすぎる豆腐の「おっちゃん」は、みそ汁の鍋に入れない。

でも心配ご無用、おっちゃんは隣で冷ややっこ。

 

その、「おっちゃんはとなりでひややっこ、が好きで、ずっと言っていた」と

ゆきや君が懐かしがってくれた。

良かった良かった。また3年後と言わず、ぜひ遊びに来てください。

 

最近文庫にお客さんが来たら、もれなく芝さんがお話を押し売りするねん、と

お話なんて聞いたことが無いというゆきや君親子に、

『やぎとライオン』と『ちいちゃいちいちゃい』を聞いてもらう。

 

そしたら、「後で芝さんに、ちいちゃいちいちゃいって何回出てきたか、

聞かれるのかと思った」とみいちゃんが言う。

途中まで数えていたそうだ。

聞きません!

 

次の文庫の日は、6月4日です。

(芝 直子)