今日はお習字の日で、あお君が遊びに来てくれた。
最近ポケモンにハマっているらしく、せっせとポケモンのお絵かき。
色々教えてくれるが、なかなか難しい。
ても、待てよ、確かポケモンの塗り絵がどっかにあったはず。
探したら、10年以上前に私が作った、ポケモンの塗り絵が大量に出てきて、
あお君も大喜びしてくれた。
当時働いていた学童保育の子どもたち用に、せっせと作ったものだ。
まだ需要があって良かったわ。
ポケモンの大ブームの後は、妖怪ウォッチに取って代わられて、
誰もポケモンに興味がなくなったのかと思っていた。
写真はポケモンの名前を言いながら、夢中で塗り絵をするあお君。
塗り絵をしながら、お見えになった栄田さんと一緒に私のお話を聞いてくれた。
和歌山弁こてこての、紀州の殿さんの昔話。
殿さまの命を救った男が、障子の穴から見えるほどの土地を所望する話。
栄田さんは、息子さんにと、佐藤さとるの『天狗童子』を探しに来てくれたのだ。
前に読んで面白かったから、息子さんにも手渡してみようと思ったとのこと。
九郎丸というカラス天狗の成長と、人とのつながり、歴史上の出来事などが
絡まり合って、読み応えのある児童文学のファンタジーだ。
途中で急にスピードが変わるところが、唯一気になるけれど、
私も大好きな本。
栄田さんが帰られてから、お習字帰りのママと、おばあちゃんもいらしたので、
『紀州の殿さん-障子の穴-』を追加公演(?!)
こてこての和歌山弁は、おばあちゃんには馴染みだったかも。
この前小さい男の子に、このお話をした時、言葉がわかるか心配で、
「わかる?」とたずねたら、「日本語に似てるからわかる」と言われた。
そうか、和歌山弁は日本語じゃないかもね。
もう一枚の写真は、なんと昭和60年(1985年)のまゆーら文庫。
紀北子どもの本連絡会の新聞『紀の子』に、文庫最盛期の頃の写真を
載せることになって、アルバムから探したものだ。
文庫はもうすぐ半世紀になります。
次の文庫の日は、5月6日です。
ゴールデンウイーク真っ只中だけど、開いてます。
(芝 直子)