今日のまゆーら

  「天狗童子」 2023年4月15日 

2023年04月16日



今日はお習字の日で、あお君が遊びに来てくれた。

最近ポケモンにハマっているらしく、せっせとポケモンのお絵かき。

色々教えてくれるが、なかなか難しい。

 

ても、待てよ、確かポケモンの塗り絵がどっかにあったはず。

探したら、10年以上前に私が作った、ポケモンの塗り絵が大量に出てきて、

あお君も大喜びしてくれた。

 

当時働いていた学童保育の子どもたち用に、せっせと作ったものだ。

まだ需要があって良かったわ。

ポケモンの大ブームの後は、妖怪ウォッチに取って代わられて、

誰もポケモンに興味がなくなったのかと思っていた。

写真はポケモンの名前を言いながら、夢中で塗り絵をするあお君。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

塗り絵をしながら、お見えになった栄田さんと一緒に私のお話を聞いてくれた。

和歌山弁こてこての、紀州の殿さんの昔話。

殿さまの命を救った男が、障子の穴から見えるほどの土地を所望する話。

 

栄田さんは、息子さんにと、佐藤さとるの『天狗童子』を探しに来てくれたのだ。

前に読んで面白かったから、息子さんにも手渡してみようと思ったとのこと。

天狗童子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

九郎丸というカラス天狗の成長と、人とのつながり、歴史上の出来事などが

絡まり合って、読み応えのある児童文学のファンタジーだ。

途中で急にスピードが変わるところが、唯一気になるけれど、

私も大好きな本。

 

栄田さんが帰られてから、お習字帰りのママと、おばあちゃんもいらしたので、

『紀州の殿さん-障子の穴-』を追加公演(?!)

こてこての和歌山弁は、おばあちゃんには馴染みだったかも。

この前小さい男の子に、このお話をした時、言葉がわかるか心配で、

「わかる?」とたずねたら、「日本語に似てるからわかる」と言われた。

そうか、和歌山弁は日本語じゃないかもね。

まゆーら文庫 昭和60年ごろ

 

 

 

 

 

 

 

もう一枚の写真は、なんと昭和60年(1985年)のまゆーら文庫。

紀北子どもの本連絡会の新聞『紀の子』に、文庫最盛期の頃の写真を

載せることになって、アルバムから探したものだ。

文庫はもうすぐ半世紀になります。

 

次の文庫の日は、5月6日です。

ゴールデンウイーク真っ只中だけど、開いてます。

 

(芝 直子)