「ママ、ママ、おなかがいたいよ」 2023年8月19日 

今日のまゆーら 2023/08/20



 

今日は久しぶりのお習字の日で、予定ではあお君の100冊のお祝い。
何しろ100冊になったお友だちが誕生したのは、10年ぶりだものだから、
この際、お習字に来られた皆様の前でプレゼントを渡すことになったのだ。

そんなに大したプレゼントではないのだけれど、せっかくだから、
皆様にもお祝いしてもらえたらうれしい。

お習字が一段落して呼びに来てくれるのを文庫で待ってたら、
前回に続いて、はるかちゃんとあきら君が来てくれた。
あれ、今日は東京に帰っちゃう日だと思っていた。

どうやら先日の台風の余波で、移動の予定が明日になったらしい。
嬉しいハプニングで、久しぶりにママのせっちゃんにもお会いした。
写真ははるかちゃんと、折り紙の傘を作っているところ。
今日も見えると分かっていたら、何か準備しとくんだったけど、
折り紙とゼムクリップで、かわいい傘ができて良かったわ。

 

 

 

 

 

 

 

3人でいっぱい散らかして楽しく遊んでいるところへ
和子さんが呼びに来てくれて、本堂に移動。
大人の方がいっぱいいる前で、あお君に100冊のお祝いを渡す。
皆さん、暖かく拍手してくださった。

それから和子さんに言われて準備していたお話を一つ、聞いてもらう。
お話ってどんなのか、初めて聞いてくださる方々がほとんどで、大緊張。
お話のろうそくも灯して、5分ほどの『円明はんの三宝柑』を語らせてもらう。
語り終わったら、前列の方が面白かったと言ってくださって、安心したが、
ほぼ押し売りだな。

ママ、ママおなかがいたいよ

 

 

 

 

 

 

 

早々に文庫に撤収して、また子どもたちと本を読む。
『ママ、ママ、おなかがいたいよ』を見つけて読んだけれど、
レミイ・シャーリップ とバートン・サプリー作のこの本、
女の子のおなかから、次々に飲み込んでいたものが出てくる。
それがほぼ影絵になっていて、影絵は小さい子にはわかりにくかったかも。
選択ミスだわ。

出産予定日を目前にしたあお君のママと、せっちゃんが、
初対面ながら絵本のアドバイスなどで盛り上がっていて、
そういえばお二人とも、昔、文庫に通ってたくさん本を読み、
今はお子さん連れで来てくださっている、という共通点。
すごいなあ、文庫半世紀の歴史を感じてしまうわ。
きっと次にお二人が文庫で会う時には、あお君の妹が一緒だな。

せっちゃんは、あきら君の出産で里帰りされた時から、
はるかちゃんの本を借りてくれていたわけで、
ちゃんとノートに付けていたら、100冊に近いのでは。
メモに付けてくれているのを、今度じっくり数えてみよう。

次の文庫の日は、9月2日です。
(芝 直子)

「大ピンチずかん」 2023年8月5日

今日のまゆーら 2023/08/15



夏休みも真っただ中になって、今日は東京から待望のお客様。

春休み以来の、はるかちゃんとあきら君だ。

文庫に来るのをとても楽しみにしてくれていたとかで、

うれし涙が出ちゃうよ。

まゆーら文庫 今日のまゆーら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ママが今日帰省の予定だとかで、二人はおばあちゃんが連れてきてくれた。

たった4か月ほどの間に、すっかり大きくなっている。

 

さっそくカードゲームやトランプをして、お絵かきと工作。

小さいタオルハンカチで作る、かわいいクマちゃんができた。

目は、文庫にあった素敵なボタンだ。

 

それから二人にお話を聞いてもらう。

『だれがいちばん兄さんか』っていう、ちょっぴりクイズみたいなお話だ。

仲良く暮らす4匹の動物たちが、その中でだれがいちばん兄さんか、

決めようよ、と言い出して…。

 

僕が小さい頃、この大きな木は、僕の背の高さだった、とゾウ。

僕が小さい頃、この木は僕の体と同じ大きさだった、とサル。

ウサギは、自分よりずっと小さかったと言い、最後にハトが、

私が種をくわえてきたんだと言う。

 

さすがにはるかちゃんは、「わかった!」と言って、

あきらくんは、体の大きさで、ゾウが兄さんだと思う、とのこと。

うんうん、だれが兄さんだろうねぇ。

 

帰りには、二人とも絵本を何冊も借りてくれた。

はるかちゃんが探したのは、鈴木ノリタケ作の『大ピンチずかん』。

なんでも、春休みに来た時に、他の子が借りていくのを見て、

いいなと思っていたとのことだ。

本棚にあって良かった。

大ピンチずかん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とにかく面白い本だものね。

マサカそんな…というようなピンチが次々に出てきて、

牛乳をひっくり返したり、自転車の将棋倒しに出会ったり、

心当たりがありすぎる。

小学校低学年なら、ドンピシャ、ハマると思うので、楽しんでね。

 

さて、和子さんからお野菜を一杯いただいて、帰ります。

 

次の文庫の日は、8月19日です。

(芝 直子)

「わたしおてつだいねこ」 2023年7月29日 

今日のまゆーら



さあ夏休み。

ひょっとしたら夏休み限定の、帰省のお子さんがいらっしゃるかと密かに期待。

でもどなたも見えなくて、一人で本を読んでたら、

元かいがら文庫の、栄田さんがお見えになった。

 

以前借りてた本を返して、また別のを借りてくれる、

まゆーらにはありがたい、本を目当てのお客様だ。

暑い中を、ありがとうございます。

 

おはなしの会の大先輩、栄田さんに、和歌山の昔話をひとつ聞いてもらって、

色々お話のアドバイスもいただく。

聞いてもらったのは、紀三井寺の和尚様を主人公にした、

『円明はんと三宝柑』という不思議なお話。

 

江戸時代に紀三井寺におられた、有徳の和尚さんが、

徳島の火事を見つけて、紀三井寺から三宝柑を投げて消火したと…!

実はこのお話を覚えた時、お名前の読み方が、えんめいさんか、

えんみょうさんか分からなくて、紀三井寺に電話してお尋ねしたのだ。

 

結果、紀三井寺のご住職からの返信メールで、

お名前はえんめいさんが正しくて、そのほか、円明さんの伝承や、

今も徳をしのんで命日には法要が行われているとか、

ありがたいことに、いろんな情報を教えてくださった。

 

おかげで、お話をするにしても、背景とか情報が自分の中で膨らんで、

とても語りやすくなった気がする。

いつかまた、まゆーらでも聞いてください。

わたしおてつだいねこ

 

 

 

 

 

 

 

さて、タイトルの『わたしおてつだいねこ』・竹下文子作 は、

20年以上前から文庫にある本。

絵本ではないが、いわゆる幼年童話。

表紙には、可愛いエプロン姿の、やる気満々のネコ。

 

余りの忙しさに、つい「ネコの手も借りたい」と言ってしまったお母さんの前に

お手伝いをします、と現れたネコだ。

うん、今更だけど、ネコの手なんか絶対に役には立たないのよね。

まだ、「孫の手」の方がマシ…というのは、我が家の実体験だ。

 

でもこのかわいい表紙を見ていると、ひょっとして役に立ってくれるかもと、

危ない期待をしてしまう。

結果はぜひ本を読んでみてください。

 

次の文庫の日は、8月5日です。

(芝 直子)

盂蘭盆会ご自宅でご参拝のお願い

雲城山正教寺 お知らせ


本日8月15日9時から盂蘭盆会の予定でしたが、台風直撃のため、お寺へはお参りせず自宅でのご参拝をお願い致します。

お寺では寺院関係者だけでお勤めいたします。

どなた様も気をつけてお過ごし下さい。