前回の花祭りは、にぎやかにお参りくださってありがとうございました。
さて今日は、きっとお客様は無いかなあと思っていたら、
なんと半年ぶりに佐武さんがお見えになった。
城ホールで開いたまゆーら文庫の作品展においでになって以来、
しょっちゅうお土産付きで遊びに来てくださっていた方で、
シャボン玉、航空写真と地図、ドングリ、図鑑など、
「手ぶらで来てくださいね」と言っても、
いつも何かしら子どもたちが使えるものを持ってきてくださる。
博識な方で、知らない知識を教えていただくのも楽しかった。
それが半年もお見えにならなくて、お加減でも悪くしておられるのではと、
和子さんと何度も話していたものだ。
どうやらとてもお忙しかったらしくて、元気なお顔で安心した。
お元気で何より。

佐武さんが見えるまで、本棚から引っ張り出して読んでいたのが、
『キバラカと魔法の馬』、ずっと前にユネスコたからくじ文庫の中の1冊として
寄贈を受けた本だ。
アフリカの民話を集めた本で、精霊や悪魔、動物たちが人間と係るお話。
50年ほど前に冨山房から出版された本だが、
その後絶版になったのか、今では岩波少年文庫から出ているらしい。
挿絵は太田大八さんで、迫力満点で面白いし、
恩を仇で返した人間が、すっかり昔の貧しい境遇になるという、
日本の昔話『はなたれこぞうさま』そっくりなお話や、
承知の上でヘビの息子に嫁いだ花嫁が、実は夫はヘビではなく、
人間の若者に変わって、幸せになるとか、馴染みのある話ばかりだ。
語りには少々長いかも、と思いながら読んでいた。
さあ、次回はもうゴールデンウイークか。
祝日でなければ文庫は開いています。
次の文庫の日は、5月2日です。
(芝 直子)






