みんなに訪れる「人生の仕舞い」を少し見せてくれる、映画『四万十~いのちの仕舞い~』のご案内
2018年07月01日 今話題のドキュメンタリー映画『四万十~いのちの仕舞い~』
和歌山での先週末観客動員が3位!
この種の映画でこんな人気になるんですね
副住職も見てきましたがお勧めです
貴志川町で看取りに力を入れておられる内科医の坂口健太郎先生といのちの講演家岩崎順子さんのトークショーがあり
プロデューサーの藤原さんもいらっしゃったので
パンフレットにサインをもらえてラッキーでした
映画を見た後の挨拶やトークショーは
さらに理解を深めてくれるのでいいなぁと感じました
明日7月1日は映画が1100円で見れる日だそうです
舞台挨拶に溝渕監督が再び登場
「いのちの大切さ」って言葉でいうのは簡単ですが
実際、人がどんなふうに亡くなってゆくのか
身近に経験できない方は結構おられるのではないでしょうか
病気や老衰など原因はいろいろですが
人は時が来たら旅立つ準備を始めます
けれどプロセスを共有していなかったり受け入れられない身内は
その準備を無理やり止めてしまい
気の毒な苦しみを与えてしまうこともあるんだそうです
どこで決断するのかは難しい問題ですし
人それぞれです
この映画の小笠原先生のような方が
身近にいればいいでしょうが
そんなにうまくは行かないでしょう
愛情やまだまだ若いなど
やむを得ないこともあるでしょう
自分がその場面に出くわした時に冷静に対応できるなんて
ありえません
それでいいと思います
けれども
このような映画は
第三者の目線で客観的に
ご本人やご家族の苦悩や理解を見せてもらえるし
疑似体験もさせてもらえます
自然に亡くなるということについて考える機会になります
大事なおじいちゃんやおばあちゃん
可愛がっていたペット
いろんな機会が本当はあるはずなんだけど・・
出来ればみたくない、見せたくない、縁起が悪いなど
へんな気配りや潔癖さもあるし
家族葬の流行も手伝って
誰にでも訪れるそのプロセスに
立ち会わせてもらえる機会は少なくなりましたね
だからこそ、このようなドキュメンタリーが
これから大切になってゆくんだろうと思います
イオンシネマ和歌山では7/5まで上映です
https://www.inochi-shimanto.com/