今日のまゆーら

  ビロードのうさぎ

2009年07月18日

私の勤務先の学童保育教室が、耐震工事のために夏休み中だけ隣の幼稚園で開くことになり、昨日は引っ越しだった。それで、今日になっても筋肉痛のへろへろ…。

「今日の工作は何?」
と、みきちゃんに聞かれたけど、今日の芝さんは電池切れ。

「今日は折り紙にしよう。
あっ、それとも、ずっと絵本の日。」

えー、という顔をしたみきちゃんだったが、自分で面白い絵本を探し出して読み始めた。

最初に読んだのは、いわいとしおの『100かいだてのいえ』。
自分でも細かいところをチェックしながら夢中で読み、それから「芝さん読んで。」

コウモリの家のトイレは天井に逆さまについている、とか、二人で楽しんでから、次に私が「これ、聞いてくれる?」と、出したのが、マージェリー・W・ビアンコの『ビロードのうさぎ』。

坊やに愛されたぬいぐるみのウサギが、子ども部屋の魔法で、最後に本物のウサギになるお話で、ちょっぴり胸が詰まる。

結構長いお話だが、みきちゃんも真剣に見入っていた。

この本いいなぁ、と思える本に出会った時は、よし、今日の文庫はこれだけでO・Kと思えてしまう。
そんな一冊だ。

その後、昔作った紙芝居の数々を引っ張り出す機会があった。
ゴミだらけの袋から出てきた、懐かしい手製の紙芝居。

1ねん1くみ○○、と書かれた名前は、今では34歳になっているハズの女の子。

そう言えば最近、紙芝居を文庫でやったことはないなぁ。
ひとつをやってみたら、みきちゃんが「私もやる」と、上演。

「こんなの作りたい」とのリクエストもされてしまった。
一回や二回で出来るものじゃないから、じっくりそのうち、作ってみようね。

傍らでは、座布団に寝かされたさやちゃんが、ころりころりと寝返りをしている!

最近、寝返りを始めて目離しがならないとのこと。
何しろ、うつ伏せになるものの、元へは戻れないのだ。

苦しくなってウアウア言い出すので、あわてて仰向けに直すのだけど、すぐまたコロリ…。
起き上がりこぼしの逆バージョンだ。

ところで、前回のこのページに書いた、紀北子どもの本連絡会の工作の会は盛況で、申し込みの方を途中でお断りしたものの、結局定員の倍ほどになったとか。

どなたか、このブログを見て行かれた方も参加できなかったとか。ごめんなさい。
次回9月12日は隣の広い部屋に変更したとのことです。
誰の結婚式の予定もないので、私が講師に行きます(笑)

次の文庫の日は、8月1日です。
お母さん方が流しソーメンをするので、来てね、とご招待された。
「芝さん、下流は危ないから、上流ですくってね」とたえちゃんに言われたが、そんな、コワい。
  (芝 直子)