「からすのそばやさん」 2021年7月31日 

今日のまゆーら 2021/08/02



「芝さん、えらいこっちゃで!」と、和子さん。

お電話で、「今日まゆーら文庫、開いてますか」という

お問い合わせがあったそうだ。

確かにそれは大ごとだ。

 

いつか誰かが来たいと思った時のために、と、まゆーらを開けているけれど、

実際のところ、文庫の時間に、文庫目当てでお客さんが来てくれたのは、

去年の12月が最後だったのだ。

わお、それは大変と、トランプや折り紙の用意をして、お迎えの準備。

 

お電話をしてまで、来てくださったのは、お母さんと3歳のあお君。

お母さんはずっと昔にまゆーらに来てくれていた方だった。

確か3きょうだいで…と、お話していてみんなのお名前も思い出した。

 

トイレトレーニング中のあお君は、海南の図書館に行くのが好きで、

今日も行ったけど、着いたら眠ってしまっていて、帰ってきたのだとか。

そしたら目が覚めてから、「図書館は?」とぐずられて、

お母さんがまゆーらを思い出してくれたらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あお君がドールハウスで遊んでいるところへ、なんと2組目のお客さん。

マスクでわからなくて失礼したが、お里帰り中のせっちゃんが、

はるかちゃんを連れてきてくれたのだ。

 

以前会ったときは赤ちゃんだったはるかちゃんが、幼稚園の年長さん!

そりゃあ分からんわ、小学生みたいに背が高いし。

背が高いのはお母さんの遺伝だな、と、

背の高さで、マスク越しにせっちゃんだと気づいた言い訳。

 

積み木やドールハウスで楽しく遊んで、絵本もしっかり見て行ってくれた。

『鬼滅の刃』や『るろうに剣心』が好きだというあお君の、

最近のテーマは、剣の出てくる絵本らしい。

とっさに思いつかない。無い気がするなあ、ごめん。

 

はるかちゃんは『からすのそばやさん』を借りてくれた。

かこさとしさんが名作『からすのパンやさん』シリーズから40年後に

新しく出した本だ。

からすのそばやさん

 

 

 

 

 

 

 

 

『からすのパンやさん』に出てきた、りんごちゃん、れもんちゃんなどの

4きょうだいが大人になって、修行してそば屋さんを始める。

見開き一杯のパンの絵が素敵だった前作のように、この本でも

おいしそうな麺料理などがこれでもかと出てくる。

 

かこさとしさんは3年ほど前に亡くなられたが、なくなる少し前まで

たくさん新しい絵本を作られた。

 

さて、せっかく来てくれたお客さんなので、昔話を聞いてもらうことにした。

カーテンだけ閉めて、ろうそくを灯して、初めは『ねこの名前』。

はるかちゃんがしっかり聞いてくれて、「ねこの名前が、ねこって、へん」と

喜んでくれた。

ついでに、和歌山にも昔話はあります、と、お母さん方に『扇ノ芝のたぬき』。

 

ちなみに使ったろうそくは、夏をイメージして砂や貝殻を入れた手作りのもの。

中に見えるピンクの貝は、昔和子さんにもらった桜貝だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子どもさんが来てくれる文庫の日は、本当に楽しかった!

また来てね。

 

次の文庫の日は、8月7日です。

(芝 直子)

「たんたのたんてい」 2021年7月17日 

今日のまゆーら 2021/07/22



 

 

前回のこのページで、次の文庫の時には梅雨明けしてるといいな、と

書いたら、なんと本当に今日が梅雨明け発表。

それにしては毎日急に雨が降ってきて、慌てて洗濯物を入れているけれど。

 

境内でもセミの声が聞こえて、その中をお習字教室の方々が通られる。

始まる前に、早くいらした方が文庫をのぞいて行ってくれたそうだ。

子どもは来ないけど、大人のお客様があったという事だな。

 

そういえば和子さん情報によると、来月のお習字の会は、

お孫さんと一緒にお習字をしようという企画だとか。

そしたらだれか子どもさんがのぞきに来てくれるかしらん。

 

今日も文庫でたくさん本を読んだ。

面白かったのは『たんたのたんてい』。

中川李枝子作・・山脇百合子絵の、幼年童話の名作で、文庫には2冊もある。

たんたのたんてい

 

 

 

 

 

 

 

しばらく読んでなかったら、お話を忘れていて、楽しく読んだ。

お父さんの新聞を取りに出た、たんたが、新聞の代わりに次々に

おかしなものを見つけて、虫メガネ片手に新聞を追いかけて探偵をする。

そうか、こんなに登場人物が多かったっけ。

 

昔うちの子どもに読んだ時とは、また違う発見もあった。

絵本って、昔読んだ時の情景や、その時の空気まで思い起こさせてくれる。

本当に不思議にツールだと思わずにはいられない。

 

さあ、今日は和子さんがエネルギー切れでお疲れのようだったので、

おはなしはせずに帰る。

 

この頃お話の時に使うろうそくを手作りしていて、

夏らしく貝殻を閉じ込めた海のようなろうそくを作ってみた。

それをともして、今パソコン作業。

おはなしに使うろうそくがないわけではなく、うちに埃だらけになった

古い箱入りのろうそくがたくさんあったので、再利用です。

 

次の文庫の日は、7月31日です。

(芝 直子)

上田大愚先生のおとなの書道講座ご案内 21.7.17 手紙を書こう

雲城山正教寺 お知らせ 2021/07/06

ご好評いただいている上田大愚先生のおとなの書道講座

今月は7月17日(土曜日)に開催されます。

 

テーマは「手紙を書こう」

スマホでちょいちょいっと

ラインやメールを、送ったりして

随分手紙も文字すらも書かなくなってきました

デジタルやペーバレスの対極の世界

硯で墨をすり、筆で手紙を書いてみましょう

心休まる素敵な時間、過ごしませんか?

ご参加お待ちしています♪

 

そして。8月は夏休み特別企画。

近々発表しますのでお楽しみに!

 

第21回おとなの書道講座

 

 

 

 

 

PDFはこちらのリンクから

 

 

「空をとぶ小人たち」 2021年7月3日 

今日のまゆーら 2021/07/04



今日文庫で読んでいた本は、『空をとぶ小人たち』。

メアリー・ノートン作の、岩波少年文庫の1冊だ。

別の本を探していたのだけれど、これが目について、読みふけってしまった。

空をとぶ小人たち

 

 

 

 

 

 

 

 

ジブリのアニメ、『借りぐらしのアリエッティ』の元になったシリーズだ。

人目に触れないことを第一にして生きている、不思議な小人たち。

屋敷の床下、壁の中などで、人間そっくりの生活をしている小人たちが、

この本ではなんと、空を飛んでしまうのだ。

 

もちろん面白半分で飛ぶはずもなく、見世物用に捕まってしまった屋根裏から、

一冬かけて、手作りの気球で脱出する話だ。

 

読み始めたらぐんぐん引き込まれて、一気に読んでしまった。

この本でも、好奇心旺盛なアリエッティは健在で、

気球の作り方をお父さんにレクチャーする。

 

どんなに理解のある人間相手でも、たとえ小人用の家具まで全部

整えてくれていても、人間に知られて生活することは自分たちの生き方ではない、

そう言う両親との意見の違いも描かれる。

 

久しぶりにファンタジーの世界にどっぷりはまって、文庫の時間はおしまい。

おまけに和子さんにおはなし一つ、聞いてもらって失礼する。

 

今日は福島県の昔話で、『ねこの名前』。

もらってきた子猫に、強そうな名前を付けようと考える、じい様とばあ様。

ばあ様の言いなりに、次々名前を考えていったら、最後には…。

 

ばあ様の尻に敷かれているらしいじい様、

でもねこに名前を言い聞かせるのはじい様の役目で、

いちいちにゃーぉんと返事をするねこも可愛くて、楽しいお話だ。

 

夏休みも目前。次の文庫の頃には梅雨が明けてるといいな。

 

次の文庫の日は、7月17日です。

(芝 直子)

「やあ、ねこくん!」 2021年6月19日 

今日のまゆーら 2021/06/21



今日は梅雨本番の雨の中、上田大愚氏の浄土三部経奉納法要。

午後からは併せて作品展も開かれていて、境内をお客様が次々と通られる。

 

文庫からその様子を見ていて、せっかくの作品展を拝見に行こうかと思いつつ、

来るときに濡らしてしまった靴のせいで、はだしになったので、遠慮する。

 

文庫で本を読んでいたら、珍しくはるちゃんが入ってきてくれた。

午前の法要から来ていたらしい。

絵を描いたり、スマホの写真を消したり、こんなおばさんの側で遊んでいた。

中学2年生ともなると、スマホの扱いも神速だ。

 

ついでに数年前に撮ったお兄ちゃんとの2ショットを見せてくれた。

まあ、お兄ちゃんとそっくりで、どう見てもコピペして合成したみたいで、

二人で大爆笑してしまった。

 

今はこんなにきれいな女の子になって、似てなくて良かったね、

と言えばいいのかどうか。お兄ちゃん、ごめん。

久しぶりにはるちゃんとたっぷりおしゃべりして、楽しかったです。

 

今日、私が借りて帰ったのは、エズラ・ジャック・キーツの『やあ、ねこくん!』

キーツの本を探していて、ああ、これもキーツだったかと再発見した。

やあねこくん!

 

 

 

 

 

 

 

キーツの絵本でおなじみの、少年たちの生き生きとしていること。

本当に子どもらしくて、ピーターも、この本のアーチーも、大好きだ。

 

この『やあ、ねこくん!』は、友だちとの待ち合わせ場所へ

アイスクリームをかじりながら歩くアーチーが、たまたま見かけたネコに

「やあ、ねこくん!」と声をかけたばかりに始まる大騒ぎ。

 

この絵本に出てくるネコが自然でいい。

最近ネコの出てくるお話にはまっていて、絵本もネコ…・

 

さて写真は作品展に来た子どもさんたち。

お父さん、お母さんが作品を鑑賞中、ちょっと文庫に来てくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初めはドールハウスや積み木を出して、静かに遊んでいたのに、

私がはるちゃん相手に『ネコの家に行った女の子』を語りだしたら、

どうも様子が違うと不安になったらしく、お姉ちゃんのお目目がウルウル。

 

ごめんね、怖いお話じゃないんだけれど、お母さんが恋しくなったのかも。

後で、泣かしてしまったと落ち込んでいたら、そんな事ないと思うで、と

はるちゃんが慰めてくれた。

せっかくのお客さんだったのに、申し訳ない。

 

次の文庫の日は、7月3日です。

(芝 直子)

仏説浄土三部経奉納慶讃法要と上田大愚書作展のご報告

雲城山正教寺 お知らせ 2021/06/20

日増しに暑くなり、いよいよ夏の到来を間近に感じる季節となってまいりました。

かねてよりご奉賛を募集しすすめてきました、仏説浄土三部経の奉納が

6月19日(土)無事終了しましたので、ご報告申し上げます。

上田大愚様はじめご奉賛、ご協力いただいた皆様、に深くお礼申し上げます。

また、皆様のお志が無事奉納の日を迎えましたこと

心からお祝い申し上げます。

コロナ禍でもございましたので、特にご尽力いただいた皆様、上田大愚様とご家族、お寺側として総代の皆様、寺族の皆様に本堂にご参列頂き、

多くの皆様にはオンラインにてご参列をいただいて法要が勤められました。

仏説浄土三部経の仏説無量寿経から四十八願文の部分を読経しました。

読経のあとは記念講演としていのちの講演家岩崎順子様にご講演頂きました。

奉納された浄土三部経が何代にもわたって伝えられてゆくことにちなみ、次の世代に語り継いでゆくべきものをキーワードのご講演でした。沖縄地上戦で懸命に看病にあたったひめゆり学徒の語り部の方のお話を中心に何を大切にして今を生きるのかということを教えて頂きました。そして、「ふるさと」の曲をBGMに亡くなった大切な人に思いをはせる時間を持ちました。心に染み入るご講演で、心の洗濯をしていただいたような気持になりました。

そして総合司会としてフリーアナウンサーのいわさきふきこさんが、厳かでありながら和やかに司会をしてくださりました。じつは講演の岩崎順子さんのお嬢さんです。親子で盛り上げて頂き感謝申し上げます。

法要のあとは、奉納された浄土三部経を一部広げて、皆様に御覧頂きました。

昨年9月からクラウドファンディングで奉賛の募集をさせていただきました。それから、約10か月。いろいろな方々のお力添えをいただいてようやく奉納の日を迎えることができました。

次号の正教寺寺報にて報告とお礼の特集をして皆様にお送りし報告の完了とさせていただく予定です。取り急ぎご報告申し上げます。

尚、せっかくの機会でしたので、上田大愚様の作品を展示し一般の方に御覧いただけるよう上田大愚書作展も併催いたしました。15年ぶりの個展ということで、二日間の会期中、観覧にいらっしゃる方がほとんど途切れることはありませんでした。下記サイトで展示作品の紹介をしていますので、ご興味のある方はぜひ御覧ください。

以下当日のスナップ写真を掲載し、ご報告とさせていただきます。









「ベル・リア ~戦火の中の犬~」 2021年6月5日 

今日のまゆーら 2021/06/06



 

梅雨らしく、降ったり止んだりの境内で、ご住職が菜っ葉の収穫中。

和子さんがその菜っ葉を半分くださったので、有難く頂戴した。

 

「きのう、ワクチン2回目したんよ」と、和子さん。

なんだか調子が悪そうだ。

私も今週、2回目のコロナワクチンをしてから、発熱してダウンした。

高熱でもないのに、体の節々がひどく痛んで、動けなかったのだ。

二人でそんな話で盛り上がってしまった。

 

休んでた方がいいよ、と和子さんにすすめて、文庫で本を読む。

前回の文庫の日から読んでいる、『ベル・リア ~戦火の中の犬~』だ。

シーラ・バンフォード作のとても古い本。

第2次大戦中のフランスで、旅芸人一座の犬だった黒いテリアが、

撤収中のイギリス兵に救われ、その兵士と共に撃沈され、

最後にはイギリスにで、余生を過ごすまでの話だ。

ベル・リア

 

 

 

 

 

 

 

 

厳しい戦争の現実と、その中を生きようとする人々の姿や、

犬と関わり、変わっていく様子など、読みだしたらどんどん引き込まれる。

ユネスコライブラリー100でもらった本の1冊なので、数が多くて

きちんと読んでなかったのかも。

 

改めて読むと、すごく心に迫るいい本だ。

それとも昔読んだ時とは感じ方が変わったのかもしれない。

そんなことってあるなあ。

年月を重ねるのも悪くない。

 

さて、少し楽になったらしい和子さんが戻ってきて、

自分でカーテンを引いて、お話のリクエスト。

有難いので、ろうそくをつけて聞いてもらった。

 

今日のお話はアイルランドの昔話で、『ネコの家に行った女の子』。

とても喜んでくださるので、お話をするのが楽しい。

次回は何を聞いてもらおう。

 

いただいた菜っ葉は、帰ってピーナツ和えにしました。

おいしかったです。ごちそうさま。

 

次の文庫の日は、6月19日です。

(芝 直子)

「はらぺこあおむし」 2021年5月29日 

今日のまゆーら 2021/06/03



第5土曜日の文庫の日。

文庫の時間にお客はなかったけれど、うれしいことに

別の日に子どもたちが来てくれたそうだ。

 

3、4人で元気に遊んでくれたとのことで、

前回よりもいっそうドールハウスの中が動いている。

うれしいなあ。どうせだったら土曜日の文庫の時間に来てくれたら、

一緒に遊んで、お話も聞いてもらうんだけれど。

 

今日のところは藤浪さん一人をお客様にして、

アイスランドの昔話『正直な若者とねこ』を聞いてもらった。

 

常々思うに、昔話の中に出てくるネコは、どうして悪役が多いんだろう。

化け猫だったり、弱い者いじめだったり、悪魔の手先だったり。

それで、賢くて役に立つネコのお話はないかと探して、

おはなしの先達たちに教えてもらった。

 

このお話はネコを知らない国で、ネズミをやっつけて役に立つ話。

それで、ネコを連れて行った正直な若者が、王様の跡継ぎになるのだ。

うん、めでたしめでたし。

 

ところで、先日エリック・カールさんの訃報を聞いて驚いた。

『はらぺこあおむし』の作者で、子どもたちにも知られた方だ。

文庫には他にも『パパ、お月さまとって!』や、『たんじょうびのふしぎなてがみ』、

『だんまりこおろぎ』などがあったはず。

 

 

 

 

 

 

 

はず、と言うのは『だんまりこおろぎ』は、鳴らなくなっているから。

あれは最後のページを開くと、コオロギの声が聞こえる仕掛け絵本だったのだ。

使いすぎてもう鳴らなくなってしまった。

 

『はらぺこあおむし』は、まだまだ文庫に健在だ。

独特な貼り絵と、穴あきのページ、リンゴやナシならまだいいが、

キャンデーやらチョコレートケーキを食べておなかが痛くて泣くあおむし。

最後はきれいなチョウチョになる。

 

 

文庫に来た子なら絶対に知っている絵本。

グッズも色々出ていて、大人にもなじみのある本だ。

 

素敵な絵本を書いてくれる作家の方が、どんどん亡くなる気がして、悲しい。

でも、その系譜を受け継いだ新しい才能に出会えるのを期待しよう。

 

次の文庫の日は、6月5日です。

(芝 直子)

写経表具の進捗ご報告その3 経立台が完成しました!

雲城山正教寺 お知らせ 2021/05/30


いよいよ5月も終わりですね。

いかがお過ごしでしょうか。
ご支援賜りまして
ありがとうございます。

6月19日の奉納法要に向けて
着々と準備を進めております。

昨日、経立台が完成しましたので
ご報告いたします。
たくさんのご奉賛と、
特別な表具のために
通常の巻物より太くなっています。

そのため、経立台も専用に
あつらえて頂きました。

立派なものが出来上がりましたので
ご報告いたします。

ありがとうございます。

また、法要時に併催いたします
上田大愚書作展の準備も
進んでいます。
その件については、また後日ご報告します。

コロナ禍で緊急事態宣言も延長されていますが
どうぞご自愛ください。

上田大愚さん紹介
https://syoukyouji.com/syoukyouji/library/

浄土三部経
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%84%E5%9C%9F%E4%B8%89%E9%83%A8%E7%B5%8C








「いまはむかしさかえるかえるのものがたり」 2021年5月15日 

今日のまゆーら 2021/05/17



今日は文庫で本探し。

『11ぴきのねこ』でおなじみの、馬場のぼるさんの本を探していた。

けっこうたくさんあって、片っ端から読んでいたら、

『いまはむかしさかえるかえるのものがたり』がない。

 

 

 

 

 

 

もっともこの本は、松岡享子文・馬場のぼる絵、で、

馬場さんは絵を描いているだけなのだが、あのひょうひょうとした絵が

言葉と一体になっていて、私にとっては馬場さんの本、だ。

 

語尾に「かえる」がつく言葉のオンパレードで、

ひっくりかえる、きかえる、いれかえる、さかえる、よみがえる…

もちろん主役は殿様カエル。

日本語でも韻を踏むことができるんだと、つくづく思う。

さてどこに行ったかな。台帳にはあるから、またゆっくり探そう。

 

それはそうと、うれしい出来事があった。

ドールハウスの中身が動いている。

子どもが来たのね、と和子さんに聞いたら、先日お客があったとのこと。

 

奇数土曜日の文庫の日には、もう長い事お客がないけれど、

間の日に遊びに来てくれた親子さんがいたそうだ。

ドールハウスで散々遊び、お父さんに絵本を読んでもらっていたとのことで、

それは良かった良かった。

和子さんと、文庫があってよかったね、と喜び合った。

 

あんまりうれしいから、ドールハウスの家具のグチャグチャを

片付けずにそのままにしておいた。なんかいいなあ。

 

さて今日も和子さんを捕まえて、ろうそくをつけてお話を聞いてもらう。

『ねずみのすもう』、新潟県のお話だ。

赤い褌を閉めて、相撲を取るねずみたちも、なんかいいなあ。

 

次の文庫の日は、5月29日です。

(芝 直子)